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2018年4月13日金曜日

バランス感覚⁉

 バランス感覚というものは本来は身体に対しての表現ですが、一般的には考え方や行動に対してもよく使われる言葉でもあります。

 最近の事件や事故、政治問題を見ていても感じることはこのバランス感覚の無さです。最近にあった事件では19才の巡査が上司の巡査長を拳銃で殺害というのでも、警察が拳銃殺害を行う事はその一瞬の感情で生涯を棒に振るわけです。

 その時の感情とその後の結果を見たときにバランスが合う訳がありません。この事件に関わらず、レスリングの伊調選手問題の時の志学館の谷岡学長の感情発言問題、これに関しても感情での発言で本来の学長としての才覚が露呈をしてしまい、志学館の評判を著しく欠いてしまいました。

 相撲協会問題や安部総理の周りのあやしげな発言や行動にしても、どれをとっても、その時の感情や浅知恵が発端になり後々大きな問題にもなっています。

 勿論その様な大きな社会の問題だけではなく我々の周りにも起きる事でもあります。業界においてもその場の売り上げを追うがために結果多くの顧客を失うという事はままあります。

 展示会などでもその場の集客の為により安易な企画を行うために本来の宝飾の顧客層ではなくその企画の頒布品や粗品目当ての来場者が増えることになります。結果として本来のターゲットである顧客層が離れてしまい、本来売り上げを上げる目的のためはずが、ただ集客のための企画になり、更には売り上げも失うという結末を迎えます。行った事と結果のバランスが合いません。

 最初の行動や発言のリスクとメリットをバランスに掛ける意識の欠如が現代の問題や事故、事件を起こしやすくなっているような気がしてなりません。

 大相撲のに女人禁制問題にしてもしきたりの中には必ず条件というものが有ります。その条件をきちっとしておけば世間からなにを言われようと問題はないのです。更には世間も問題として取り上げることはないのです。

 もし、大相撲が神事という事ならばそれにのっとって行っていることを明確にすればよいだけです。他の宗教でもいくらでもあります。女性が公の場で肌を見せてはいけないというのが女性蔑視ならばイスラム教は成り立たないことになります。

 ちゃんとした理屈を大相撲関係者も理解し、場によって対応するでけの事を理解しなければいけません。女性市長にしても女性として挨拶をするのではなく市長としてのものですから、もしそれがだめなら最初から挨拶をなくするとか全てを土俵の下で行うとかを考え、その伝統の意味合いを理解してもらえば良いことです。

 やがて女性の総理大臣が誕生した時には公益法人でありながら総理大臣杯をやめるのか土俵の下で行うのかを今のうちに考えるだけのバランス感覚を持たなければなりません。

 行動、発言は後の結果も考えてするものであることを認識しなければならないのではないでしょうか。
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