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2017年5月22日月曜日

格差⁉

 大相撲の懸賞金が史上最高となり、あの若貴時代を超えたという事ですからすごいことです。またソフトバンクグループが利益をトヨタに次いで一兆円越えという事でいかにも景気が良いという感じがします。

 景気動向もあのバブルの時代を超えて景気上昇継続が史上最高という事で景気の良いことです。皆さんの感じはどうなんでしょうか?

 一方で貧困率が先進国30か国の中で4番目という事ですが、これも16%という事で6人に一人が貧困に陥っていることになります。世界銀行の定義では貧困相当線は1日1.25ドルという事ですから今にレートで年間52万円くらいという事になりますが日本では122万円相当という事です。それにしても1日330円くらいです。

 つまり、6人に一人くらいが年間122万円以下で生活をしているという事になります。生活保護家庭4人家族で一番高い東京が生活扶助金が年間320万円を上回りますからどういう政治を日本はしているのだろうと考えざるを得ません。

 先進国で一番貧困率の高いメキシコで18%の貧困率ですが物価を考えてみてください。そして、生活をする環境を考えたときにこのままでよいのだろうかと思います。しかし、格差という名のもとに皆はそれを納得しているような機運がありますが、格差はいつの時代にもあったわけで、問題はその率とその差が問題です。

 日本の一般社会においてこれほどの率でこれほどの差がついたことがあったのだろうかと思います、つまり、以前の格差は圧倒的に金持ちが少なく貧困庶民の率が高く、殆どの人が貧乏であれば皆はあまり気にすることはなかったのでしょう。現代は決して少なくないとはいえ6人に一人の割合です。

 ただ中間層においてもその隠れ貧困層が内在していることが問題です。つまり現在は以前と違い金持ちと貧困とその中間との率が違うだけではなくそれぞれの所得に関しても以前とは中身が違うのです。

 つまり、百均やファストファッション、安売り店がその辺を支えているだけで実際には決して皆楽な生活はしてはいないのでしょう。ただこれらの販売形態がより貧困層を生み出している事実も忘れてはいけません。これらの商品に飛びつくあまり、皆の仕事や収入が奪われていることも事実です。

 宝石業界でも多くの催事屋さんたちは安売りで決して裕福ではない相手に安売りをしています。つまり、宝石が富裕層を無視しているというか相手にされていない状況を創りだし、そのことに気が付いていないという状況もあります。

 鶏が先か卵が先かの論議になりますが、これがデフレスパイラルの恐ろしいところでしょう。今これらのマーケットで稼いでいる人々はやがて自らが崩れていく入り口にいることも忘れてはいけないのでしょう。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

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