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2017年1月24日火曜日

国際宝飾展⁉

 昨日よりIJT(東京国際宝飾展)が始まったのでちょっと顔を出してみました。出足はあまり良くないという感想を述べている出展者も多く、私自身も同様の感じを受けました。

 特に海外からの友人の出展者はおおげさに言うと焦燥感すら感じました。それはこのIJTという事ではなく欧州などの不安定は彼らのビジネスを直撃しており、本来であればこの時期にイタリアで行われるヴィチェンツア・オロを選ぶのが当たり前というか常識なのですが、現状の欧州を考えたときに大きな期待はできないとやむなくIJTに参加をしたということです。

 宝飾展全体の印象的には世界の宝飾展に比べ相変わらずディスプレイがガサツというか詰め込んだ印象の良くないものでしたがこれも日本の業者の風習なのかなとも感じました。

 その中でも今回は欧州以外にも数社ではありますが米国の出展者が目立ちました。アーガイルの米国エージェントなども日本に出展をしてきていることは何を目指してと考えるとやはりIJTに来る中国の富裕層狙いなのかなとも感じました。

 もちろん以前に比べ中国人の姿も少なく感じ、また東南アジアの人々が若干ではあるけれど増えたような印象を得ました。これらは現状を表しているのだろうとフラフラとしておりましたところ順番に多くの人々に声をかけられました。旧知の人からそれほど知らない人まで十数人の方たちに声をかけられましたが正直すべての人を正確に覚えているわけではないのです。とりあえず、会釈はしておきましたが、これがこのような場所の面倒なところでもあります。

 今回はさらにスペースも少なくなりA会場、B会場と別れてはいるのですがB会場の至っては1/3程度しか使用をしておらず一時期は増えた新興企業が勢いをなくしてきた印象があります。

 雑然と積まれた商品群を見ていると商品をただの金儲けとしか考えていない業者が随分と増えた印象があり、一部の老舗の経営者が『こんな場所で一緒に出していることが情けない』と愚痴っておりましたが、この傾向がやがて宝石の価値を失わせていくのかもしれないなどと私自身も感じざるを得ませんでした。

http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

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