ページビューの合計

90,426

2017年1月5日木曜日

2017 プライミング⁉

 2017年を迎えて新たな気持ちでいる間もなく800回という節目の回になりました。長らくご購読いただいている方もいるでしょうけれど、飽きずに読み続けてくだされば幸いです。

 という事で振り返る部分もあるのですが、ちょっと以前に書いて事でもあるのですが、ここ数年ダイヤモンドのタイプいわゆるⅠ型、Ⅱ型についてマーケティングとして使用をされることも多くなっとて来ました。ただここにきてタイプⅡに関してはHPHT法の人造ダイヤモンドの看破要因としても注目をされています。

 ただ、このタイプⅡに関しては希少性の一つの証としても使用をされ、それなりの付加価値の効果も上げているようです。つまり、タイプⅡと聞けば希少性と連想する訳です。いわゆるプライミングです。

 次に出てくるものとして以前にも書きましたがP型(ペリドタイド)E型(エンクロジャイト)かもしれません。ダイヤモンドの希少性や何らかの価値を表すというより物語を表現してくれるものとして十分な価値があるとおもいます。

 P型はもともとの地球の生成時のマントル内の炭素が基になっていると考えられ、E型は地球がすでに出来上がり地殻変動の際海底に堆積していた物がプレート運動により地底深く沈み高温や高圧力が増してエンクロジャイトが形成される際に含まれていた有機質や炭素が形成したものといわれています。

 つまり、P型は地球形成時に宇宙のあらゆるところから集まった微惑星や隕石に含まれていた炭素や有機質が融合して形成されたものという事になりますから生成時が古いものということになります。それ故にP型のほうが若干深いところでさらには温度もいく分高い状態で結晶をしたと推察されます。

 P型のダイヤモンドはより古く、E型はより新しいと単純に考えると更なるダイヤモンドの楽しみが特にダイヤモンドを愛してやまない男性陣には増えるのではないでしょうか。

 ダイヤモンドに関してだけではありませんが宝石の付加価値は販売する人々の啓蒙活動によることは歴史が証明をしています。我々はあらゆる実態から付加価値を生み出していかなければなりません。

 プライミングによる啓蒙活動はこの2017年には不可避なものであることは言うまでもありません。
関節環境を与えることへの努力は惜しむ理由はないのです。つまり、Aという状況を与えることによりダイヤモンドを連想させ更には購買意欲までにも導く努力をしなければなりません。

 過去にはデ・ビアスなどはその活動を行いブライダルのダイヤモンドの需要を増やしたのです。
40年ほど前になりますが九州の今話題のとある市にある店舗が人口5万人足らずにもかかわらず毎月100本から120本のブライダルリングを販売しておりました。私自身そこに訪れるまではそんな地方のお店でなぜにそんなにも販売力があるのだろうと思っておりました。

 訪ねてみて驚きました。電信柱、バス停、駅とあらゆるところに看板が出ているのです。記憶は定かではないのですが『婚約が決まったらダイヤモンド指輪、その指輪は〇〇で・・。』 とあらゆる場所にあるのです。

 この町の市民は小さなころからこの看板を見て育ってきているのだそうです。今のように情報が多い時代ではありませんからこれらの看板が情報源だったのでしょう。刷り込まれることにより彼女ができるとほとんどの人がダイヤモンドの指輪の事を考えていたそうです。これぞまさしくプライミングでしょう。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp


 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿