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2016年3月23日水曜日

ダイヤモンドの報道!?

 先日報道をされた『ダイヤモンドの価格は下がっている‼』という記事に対しての質問が最近よくされることがあり、先週もセミナーの中で参加なさった方から質問をされました。

 多くの報道の場合新聞に関わらずTVであっても特集をする場合には既に環境が変わっている場合があります。昨年来都市鉱山として日本での買取りブームから出てくるダイヤモンドを海外のバイヤーが買いあさっている様な映像が流されることが多くありました。

 何時の時代の話だと思うほど情報が遅れています。2~3年前であればまだまだ理解が出来るのですが、今は既に終焉を迎えている事は業界の人間であれば解っています。どこからの情報でそのような取材をし、その取材に協力をしているところも宣伝になればと思ってやっているなと思えるような内容です。

 さて、『ダイヤモンドの価格は下がっている』という報道内容ですが、確かに以前ここでも述べた余殃に昨年一年を通して平均して、ダイヤモンドの価格は下がっています。しかし、原石の価格が下がったわけではなく、研磨済みダイヤモンドの価格が下がったという事です。さらに言えば全ての範囲で下がったわけではなく、1ct以下を中心にしたコマーシャルサイズでさらには市場として大きな0.2~0.5ctのところという意味でこれは経済状況が悪くなれば一番打撃を受けるところでありますから、ある意味では至極当然ともいえるでしょう。

 しかしです。昨年メディアはどれくらいオークション等で落札をされたダイヤモンドが史上最高額という内容を伝えたのでしょうか。勿論特殊なファンシーカラーだったり、大きなサイズであるかもしれませんが、内容を考えればセンセーショナルに報道をして、その事自体のニュースバリューがそんなに大きな物とは考えられません。

 安心してください。当たり前の理屈は今後も続くでしょうし、宝石条件の整ったダイヤモンドは下落しないことこれは断言をします。

 美しさ、希少性、耐久性、携帯性、換金性を兼ね備えたものはなんだって価値が下がる訳はないのです。もしそれらの物の価値が下がるとしたらお金やビジネスを何のために行うのかという事になってしまいます。

 その究極の位置にあるとも言って良いダイヤモンドの価値が下がることはないのです。もし、その条件が変わることが無ければということですが・・・。すべてのダイヤモンドに宝石としての価値がある訳ではありません。最近TVショッピング等で有名百貨店が大粒と称して0.4ctの決して良質とも宝石とも言えない様なダイヤモンドを販売しておりますが、これこそが宝石の信用を失墜し百貨店その物の信用を無くする常套手段なのでしょう。

 金融が怪しい現代においてダイヤモンドの規模がどれほど寄与するかはわかりませんが、少なくてもダイヤモンドの価格が下がっていくことは想像しにくいのではないかと思います。
http://ameblo.jp/diamonrow

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