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2020年2月21日金曜日

グロン・ダイアモンド⁉

 言葉を変えながらでもある一定の業者は人造ダイアモンドの販売を試みています。まずはお手並みという事ではありますが、彼らの販売方法で一つ気に入らないことはある意味天然ダイアモンドの否定であります。

 『紛争ダイアモンドの否定』と『環境破壊への反意』という事をうたい文句にしていますが、実際には国連の決議の『キンバリープロセス』に基づき、我が国は勿論の事、殆どの国では表面上輸入をすることはでいません。しかし、実際には多くの産出国の目論見により自国の原産地証明を出していますのでその論拠も曖昧です。

 ただ、ハリウッド映画のディカプリオ主演『ブラッド・ダイアモンド』の影響もあり、数十年前の実態を如何にも現代の事のように表現をしていることも有りますが、実際にはそれほど乱暴なことではなく、テロなどの兌換通貨としての役割の方が大きいかもしれません。

 今後さらに人造ダイアモンドの台頭によりどちら天然ダイアモンドの価値がその役割を更にこなす事になるのではないかという心配の方が大きくなります。細かく書くことは出来ませんが現代において送金システムがデジタル化すればするほど裏社会への貢献度が大きくなるのが天然ダイアモンドです。

 また、環境破壊については地球を掘ってはいますが、何なら埋めればよい程度の破壊です。他の資源開発に比べ破壊と言えるレベルではないことは容易に理解が出来ます。ましてや人造ダイアモンドは半導体としての役割を担っている物であって地球の進歩に必要なものであることは否定しませんが、その為に使用する電力等の石化エネルギー等の自然破壊に関しても忘れてはいけません。単純に人造ダイアモンドを売るために天然ダイアモンドを悪者にする本音も見極めねばなりません。

 実際には宝石に対しての浅はかな知識でのプロモーションでしかないように見えるのは宝石であるダイアモンドの意味を理解していないからでしょう。つまり、神代の時代から自然が創りだした価値観や情緒という物を兼ね備えているから宝石というものは価値があるわけです。また、天然のダイアモンドがあるからこそ人造ダイアモンドがコバンザメ商法が出来るわけですから、その天然を否定し、更には天然のダイアモンドと勘違いさせるようなネーミングを用いることは業者の浅知恵を感じます。米国では既に『グロン・ダイアモンド』なる名前で販売をしています。

 しかし、試算では2030年代には残念ながら天然の3%前後の価格になることが推測をされています。何故ならばそうでなければせっかく開発したのに他の光学や工学技術には何の役にも立たなくなるからです。量産し、半導体としての役割が本来の役割であり、決していい加減ななんちゃってジュエラーが食繋いでいくようなレベルにはならないのです。結果的には『誰もが何時でも手に入る』ようなものが宝石としての席に着くことは出来ないのです。
https://ameblo.jp/diamonrow

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