ページビューの合計

2018年8月31日金曜日

ダイアモンドの大事な事⁉

 ダイアモンドは美しいこと、希少性は前提として、価値として大事なこととして耐久性があると考えます。それは単に宝石という事を考える時に、ある意味象徴として考えるべきものだと思っています。

 それでは宝石と何ぞやという事になりますが、言うまでもなく実質的価値と精神的価値があります。実質的価値については今までも何度か書いていますが精神的価値については色々と考え方がありますがここではダイアモンドについて述べてみたいと思います。

 ダイアモンドの大事なこととして突出した耐久性があげられます。勿論外的な特殊な衝撃は別にしてですが。

 お客様をお相手する仕事をしていると場所柄もありますが、多くの過去の逸品が持ち込まれます。『祖父や父の代に欧州で購入したものですが修理は可能ですか?』といったようなものですが、見るとびっくりするような造りや品質の高さがそこには存在します。

 特にダイアモンドジュエリーに関しては持ち込まれる機会も多いのですが、一番に感じることは持ち込まれる方たちの家柄なのではないかと思います。一見にも育ちの良さや上品さが伝わってくるような方達が多いのです。

 つまり、代々受け継がれてきた宝石が持ち込まれるわけですが、いかにもそれを大事にし、守っているといった様子が窺われるわけです。

 これらのお話を聞くにつれ、ご購入をしてきた人々の大半が男性であり、海外で購入をされたという事です。それではなぜに男性なのかというと明治、大正、昭和初期となると渡航する人々の大半が男性であり、更には外交官や商社マンが多かったために欧米諸国特に欧州の文化に触れることにより、それらの物の大事さを実感したのではないかと思います。

 宝石はその家の歴史であり、物語であり、それを繋いでいくものだという事ですが、名家と言われる家柄はそのような背景があり、創られてきたのであろうと思うわけです。つまり、初代の男性の甲斐性がその歴史や家柄を創るといっても過言ではないような気がするわけです。

 現実に私が知る海外のそれなりの家には必ずと言ってよいほどに伝えられている家宝としての宝飾品、特にダイアモンドを保持されています。

 それは冒頭にも書きましたが宝石としての耐久性がそれを裏付けているのでしょう。

 現代にダイアモンドを購入する男性の殆どがそれを意識しているかどうかは解りませんが、甲斐性としての資格は明確にあるという事が言えるかもしれません。そこからその家の歴史が始めるといっても将来を考えると過言ではないかもしれません。

 そして、そのための耐久性なのです。
https://ameblo.jp/diamonrow
 

2018年8月29日水曜日

ちょっと引っ掛かる⁉

 先日TVを見ているとアジア大会出場予定だったバスケット選手4名の買春問題が話題になっていました。私自身馬鹿な連中だなくらいに思っていたのですが、その後すぐに帰国と同時に記者会見をし、謝罪をしておりました。

 その時からの違和感が。まず三井氏がバスケット協会の会長をしていたことを始め、女性である彼女が彼らのキャリアを潰したくないとその場でいっていた事、事件発覚後すぐに帰国をし、謝罪会見を行った事への評価。つまり、他の団体のこのところ不祥事を起こすたびにコンプライナンスや対応のまずさと比べてスピーディーであったことへのマスコミの評価が割と良い事。これらに対する違和感なのです。

 冒頭のTVの番組の中でも『日の丸を背負ったユニフォームを着ていたことが問題なんでしょう。』
と頓珍漢なコメントを述べていた漫才師の松本なにがしを始め、それぞれのコメントに違和感があったのです。

 まず、最初の感じた事は事件(あえて事件)を起こしたジャカルタにおいても買春は犯罪だという事です。さらにそこに果たして出頭をし、警察で事情聴取を終えてきたのかという問題です。もし、それを行っていなかったとしたらあまりにもインドネシアを馬鹿にした話だと感じます。というよりは本来であれば外交問題という事になります。

 ましてや、事件から数日後にはすでに彼らの救済手段を考えている協会側の姿勢にも疑問を感じます。それぞれが一時の火遊びとして間違いは誰にでもあるというような理解を示そうとしている
ような流れが引っ掛かります。

 多くのこの様な考えを日本人は持ちがちですが、未成年の凶悪犯罪においても同じようなロジックが働いているような気がします。あの神戸市で起きた酒鬼薔薇事件や女子高生コンクリート詰め殺人事件などもその後の彼らの行状はとても反省どころか改心をしているとも思えません。前者はその事件を題材にした著書を出してみたり、後者はやはり殺人未遂で再犯で捕まったりと、本当に未成年だからと言って若気の至りという考え方があっているのかとさえ考えます。

 最近のやたら変なヒューマニズムがいかにも正義のようなコメントが多くあることに疑問を抱くわけです。勿論それぞれに色々は事情があるにせよ何らかの線引きがあっても良いし、それが本来の人間社会の在り方ではないかと考えます。
https://ameblo.jp/diamonrow/entry-12401145041.html#_=_

2018年8月27日月曜日

物の見方⁉

 恒例の24時間番組が昨日終わり、目玉である芸人の『みやぞん』の番組史上初のトライアスロン形式のマラソンに賛否があるようです。

 特にタレントのデーブスペクター氏のコメントの『公開SMみたいな番組で文化的にも感情的にもい身が解らない。』といったツイートに意見が様々寄せられているようです。

 確か身体の事やそこで起きるかもしれないハプニングを考えると危険性も十分に考えられますが、どう考えるべきなんでしょうか?

 私も当初は意味が解らりませんでした。当初マラソンタレントみたいな間寛平やどちらかというと体力タレント的な人がさらに頑張っている様子を映し出しているような気もしましたが、その後は年配のタレントや女性タレント更には多少肥満タレント等が走るようになり結果そのことに皆が何かを感じるという手合いでした。

 そこまでする意味があるのだろうかという意味で理解が出来ませんでした。しかし、今回のスペクター氏のツイートを見て感じた事は、彼の母国である米国でも意味が解らない風習や法律が沢山あります。常識的に考えて国際的におかしなことであってもです。日本から見ればアメリカの銃規制は異常です。しかし、私も長くアメリカにいましたのでその背景は文化的にも理解はできます。

 つまり、正解がないことなのです。

 日本の番組を見ている人の多くが感動をし、実際に走っているタレントがそれを理解し、どんな動機であれ頑張っているのです。つまり、双方が理解し、それが正義であれば正義なのです。その割合が逆転し、更には法律や倫理にふれることになれば話は別です。

 物事の多くは善悪で分けられないようなことが多くあり、それはそれぞれのお国柄だったり、背景により変わってくることなのです。一番不愉快になるのが、自らの発想というよりスペクター氏のような意見にすぐ乗っかり自らの意見のように声を大にしている輩です。

 スペクター氏のように自分の育った環境を前提に最初に声を上げるという事は理解もし、『彼もまだ日本を理解していない部分もあるなあ』ということで済むのですが、それ以外の日本人に関してはただのへそ曲がりにしか思えません。

 そんなところから『どこか変だよ日本‼』という事になるのではないでしょうか?

 背景を理解していないヒューマニズムは間違った文化や最悪犯罪おも生む土台になるのではないでしょうか。モンスターペアレンツなどはその典型のような気がします。
https://ameblo.jp/diamonrow
 

2018年8月26日日曜日

大変な事⁉」

  障害者雇用促進法での定数問題は単純な問題ではないような気がします。役所は悪意のではなく人権に配慮し、障碍者手帳などの確認をできなかったために起きた事としています。いかにも不慮の出来事化のように記者会見をしても当事者ではないような様相です。

 しかし、一つや二つの省庁の問題ではなくほとんどです。

 よく言われることですが監督官庁がその法律を守っていないというだけの問題ではなく、これは民間企業であれば罰金か罰則の問題です。それでは役所に対する罰則はどうなるのかということになります。

 もし、役所の罰金ということになるとそれは役人たちがお金を集めて払うわけではないのです。つまり、それは税金で払われることになるのです。そして罰則としても国民サービスに弊害が起きる事です。

 それでは役人に対するペナルティーは何があるのかということになると実質何もないのです。

 もし、民間が何らかの税金や年金等の支払いの遅延が起きたらどのようになるのか?差し押さえをはじめあらゆるペナルティーがあるわけです。

 年金にしても無駄遣いや不明金が出てもなんらペナルティーもなく過ごすだけではなく、普通に努め、普通に退職金をもらい、普通に年金をもらうわけです。

 そんなことが森加計問題をはじめ税金の使い方に対しての無神経が出ているのでしょう。今現在の税金の使い方は民間であればすでにつぶれています。

 役人の国民に対する背任感覚を監視管理する国会議員はどうかというと安倍総理をはじめあのざまです。

 自らに厳しくなく国民に厳しい役人たちの意識に愛国心や憂国心がなければ公務員としてのアイデンティティはないといってもよいのかもじれません。それが現状の役人の不祥事続きなのではないでしょうか。

 冒頭の障害者雇用定数の問題は単なる行き違いではなく行く人の意識の問題のような気がしてなりません。同じようなことがまた必ず起きるのだと感じてしまいます。皆さんはどう思うのでしょうか?https://ameblo.jp/diamonrow

 

2018年8月21日火曜日

ダイアモンドの価格の推移⁉

 ダイアモンドの価格はその物で考えると勿論上がっていますが、他の物と比べると面白い、例えば約40年前を前提に比べるとサラリーマンの平均年収は約260万円ほどですが現在は約420万円とほぼ1.6倍です。金はトロイオンス約500ドルに対して現在は約1250ドルとほぼ2.5倍になります。仮に住宅ですと40年経つとその資産価値はほぼゼロになる訳です。

 資産として考えてダイアモンドを考えると5ctの平均は40年前は現レート約700万円ですが、現在は3、674万円となり、ほぼ5.2倍となります。勿論諸条件がありますから一概には言えませんがダイアモンドが十分に財産になり得るという前提にはなると思います。

 ダイアモンドもサイズによるのですが、ここであえて5ctというサイズを出したのは財産の前提である絶対量の有無からですが、その下のサイズである3ctにも同様なことが言えるのですがその価格変遷には多少のずれが起こります。

 小さなサイズに関してはどうしても経済環境が左右しますのでこの範囲ではありません。

 これらの数字は平均的な物ですから、これに付加価値的な物が付くと上にふれるのか下にぶれるという事はになりますが、対象として平均的な物であればそれほど大きな差はないと思います。

 ここで記したいことはダイアモンドは取り組み方次第で十分に、いや通常の株や投資物件よりもより安全で確実な投資物件になるという事です。勿論流通の問題が一番大きく障害になっていることは否めませんが、その流通があって市場であることは以前から書いている通りです。

 つまり、ここで言えることはやはり市場以前の輸入価格なりオークション価格なりの資産家による投資対象であると残念ながら位置付けなければならないでしょうが、その購買方法によっては小額から対象も可能ではあると思います。
https://ameblo.jp/diamonrow/entry-12399342521.html#_=_

2018年8月17日金曜日

ダイアモンドの未来⁉(その1)

 またまた、居合道の昇級金銭問題、群馬県のヘリの飛行計画のずさんさと、昨今の日本はどこかおかしいというより、モリカケ問題のうやむや化、文科省問題、日大、ボクシング等々上げたらきりがない。それぞれの大手企業の資料ねつ造など今の日本はどこかおかしいと思いませんか?

 なぜに自民党をそこまで支持する人が多いのかも疑問です。もしかしたら相当のお化け党員を始め数字のねつ造があるのではないかと疑いたくなるくらいに尋常ではありません。現在の日本の借金は1千444兆円ですが安倍政権になってどれくらい増えたのかほぼ300兆円です。これは更に米国等へ武器発注残高を加えるとアベノミクス効果などは無いに等しくて、さらに格差が広がったことを考えると支持をしている人々の心情は疑問だらけです。

 勿論支持者の中には加計理事長みたいなのが沢山いるのでしょうけれど。

 更にはメディアに関してもわずか日本の数%にも満たない大企業のボーナスを史上最高額と評し報道したりと、日本の平均とは程遠いデーターを報道することの意味は何処にあるのか、実際の日本の平均をしてリポートしてみなさいと言いたくなります。実際には史上最低の平均が出るかもしれません。

 本当におかしい日本と言えば地金相場がおかしいのです。以前から指摘しているようにプラチナ相場の下落です。ここ数カ月だけでも20%前後の下落ですが、今後を考えるとさらにそれは進むでしょう。

 金に関しては今後も一進一退しながら徐々に下落というのが私の予想ですが、それなりに根拠はあります。現代においてはデジタルマネー投資が当たり前ですが、最終的に現物の世界が残った時に何が残るのかというと金はあまりにも扱いが難しいと思います。それは登録制であることも有りますが、動かすという前提にした時に現代においては難しさがあります。

 さてと、ダイアモンドですが、取り扱いを含めて地金やほかのものに比べて容易ではありますが、多くの方が考えるのが換金方法と取扱いです。昨今の買取屋の現状からあまり高くは取ってくれないと思われがちですが実際にはシンガポールのように1ct以下の物でもちゃんとした相場が付きます。

 日本はまだまだその辺が後進国ですが近いうちにその辺は確立されてくるでしょう。デジタルに対して現物はダイアモンドというようになることはそんな遠くはない未来だと考えています。
https://ameblo.jp/diamonrow

2018年8月10日金曜日

ダイアモンドの価格が変だ⁉

 よくまぁ~出てくるなというくらいに巷の問題が出てきます。日大アメフト問題、レスリング、ボクシング、そしてまた日大チア問題とよく続くものですね。

 日大の田中理事長、山根元ボクシング連盟会長。田中、山根とくると『アンガールズ』しか頭に出てきません。そして、これらの問題の殆どが、沈静化してきている『森、加計問題』と重なります。

 権力の持つ人物を中心にそれに媚び諂う周りの忖度なる物で問題を起こし、本人は知らぬ存ぜぬと通してしまう構造は正に同じです。

 勿論どこにでもある問題が取りようにより気配りなのか、忖度なのか、余計なお世話なのかという事になります。そのほかにも文科省の問題、セクハラ、収賄等々日本の良いところを悪用することにより善行が悪行に解釈されるようになると、子供の教育に道徳を入れる事が出来なくなります。

 話は変わりますが、ダイヤモンドの価格の異変も感じるところがあります。これはラパポートレポートという世界的にもダイアモンドの価格指標として使われいることは知っている方も多いと思います。

 このリストはまだ価格の統制が出来にくかった時に出てきたものですが、一時的にはダイアモンドの価格の目安として少しは役に立った時代もあったのですが、現在ではその理屈は形だけのものになっています。

 つまり現実的な価格の目安になっているわけではなく、ただの表と化したのです。よく売買の場で
ラパの何%引きみたいな言葉が出てきますが、それは一律ではなく、ただ実際の価格をリストに合わせて言っているだけで価格はそれぞれのダイアモンドのものになっていますし、以前よりもその差が大きくなってきているだけではなくその辺のバランスがバラバラになっています。

 当たり前のことですが原石の価格は一律ではないし、工賃に関しても必ずしも一律ではないのでで当たり前と言っては当たり前です。これは多くの鉱山会社が存在を初めて事もありますが、供給側にあった価格コントロール力が市場へと移り変わり始めていることを示しているのではないかと感じています。

 ロジックのあるダイアモンドの価格に変化が出始めていることはテクノロジーの変化によるところも多いのですが、これが吉と出るのか凶と出るのかはここ一年くらいの間の問題になるのではないかと感じています。
https://ameblo.jp/diamonrow/entry-12396873548.html#_=_


 

2018年8月3日金曜日

人造ダイアモンド⁉

 人造ダイアモンド(CVD)が認識されてから久しいのですが、この度米国連邦取引委員会からの注意喚起として天然を含めてダイアモンドは『Diamonds』と表記するという前提で、更なるディスクローズが行われる事とし、今後はさらに『天然ダイアモンド』と『ダイアモンド』という定義づけを行うという発表がありました。

 これは何を示唆しているかというと人造ダイアモンドが市場に広がることは食い止めることは出来ないという事で、市場自体が人造ダイアモンドを受け入れている以上はダイアモンドはダイアモンドであり、ここには天然か否かの明確な公開が必要だという事を示唆している訳です。

 このこと自体は宝石商が受け入れるかどうかではなく最終消費者がこれを受け入れている部分が既にあるという事です。

 日本においてはなかなか難しい部分があるのかもしれませんが、アメリカでは既に多くの宝石商が扱っており、人造ダイアモンドメーカーは取扱店を自社のHP上で公開をしています。

 しかし、こと中国産においてはそんな親切な国ではありませんから暗黙の裡に国内に広がっていることも事実です。それ故に米国では早めに手を打ったという事でしょう。

 多くのアジア諸国では人造ダイアモンドが暗躍しており、大手のジュエリー製造メーカーにおいては中国産であれ、他のアジア諸国なりではその検査を行っていますが、小規模のメーカーにおいてはその限りではなく、更にはそのような製品は通販などに多く使われることも有ります。

 日本においても早めにその辺の定義づけを行い、天然の表記を義務付け、『ダイアモンド』はダイアモンドとして取り扱いを明確にする必要があるのではないかと思います。その上でその選択は消費者に任せ、その上での商売を宝飾店は行う事が混乱を未然に防ぐ方法ではないだろうかと思います。

 すでに多くの宝石店でのジュエリーのメレーダイアモンドの中から人造が発見をされています。早めの対策が望ましいのではないかと思います。
https://ameblo.jp/diamonrow

 

2018年8月2日木曜日

市場と販売のズレ⁉

 大手企業のボーナスが史上最高となるとメディアに流れていますが、多くの人々はその実感がないのではないでしょうか。

 特に宝飾業界の大半は話題に首を傾げているでしょう。勿論現代のそのマジックにうまく対応している宝石店もあります。しかし、多くの催事屋さんを始め、セールに頼っている宝飾店はそのニュースにさえ戸惑っていることでしょう。

 私の知る限りではありますが、多くの宝飾店は経験や知識の無さから過去の経験のみに頼りさらにそこに自分の都合を当てはめ、アリ地獄に落ちているわけです。

 例えば、ある展示会の企画でびっくりしたのですが、客単価25万円目指しなさいと言いながらその目玉商品が10万円と20万円の企画なのです。誰でもが解るロジックなのですが客単価より低い前提の企画商品を出す、これは前へ進めと言いながら後ろに誘導しているようなもので、担当者に言わせると売り漏れを防ぎたいからという言い訳をします。

 これらが良い例ですが現代の宝飾購入可能者の大半はアクセサリーの高級品(ブランド品等)か本物のジュエリーか本当に希少性の高い宝石なのです。

 しかし、ほとんどの小売店や百貨店の宝石売り場にはそのようなものはありません。殆どの品ぞろえが一般安売り商品か、どこにでもありそうなデザイン物の半貴石商品か、貴石の処理石を使用したデザイン物か、プロでも名前の解らないような半貴石をそれはないと思うような価格で販売しています。

 現状購入可能者の大半は自分の所有する宝飾品よりも劣る商品が陳列されている宝石売り場を覗く気にもなりません。つまり、宝飾品とはそこに驚きや感動がなければ購入意欲につながらないわけですから通常の展示会などはあえて時間を割きたいと思いません。

 ただ安く理解しがたいデザインの宝飾品は本物の一個の宝石の裸石には敵いません。されば感動を与えるようなデザインがあるかといえばそうでもありません。高額を払うようなデザインなどはやはり世界的にも著名な人の物でなければその意欲もわきません。

 現代、高額な所得のある若い女性はコンサバティブなデザインは好みませんが人造石でもデザイン的に優れたブランド品には驚くような金額を支払います。

 つまり、品質や造りを落としてまで努力をしている現業界は全く異なことを行っているような気がします。もっと世界的な視野を広げ内向きにならずに本来の宝飾業に向き合う必要があるのではないかと感じる今日この頃です。
https://ameblo.jp/diamonrow/entry-12395018109.html#_=_

2018年8月1日水曜日

ダイアモンドの値動き⁉

 昨今、高品質のダイアモンドの値下がりが話題になることも有り、ダイアモンドの価格の信ぴょう性が問われています。

 じつはこの問題は日本に販売方法おける懸念であり、欧米諸国でのそれほど驚くことではありません。つまり、グレード優先の販売方法は決して間違いとは言えませんが、グレード表示を前提とした販売方法に問題があったのです。

 本来欧米諸国ではグレード表示での販売方法はあまり行われていませんでした。自分の目利きで美しいものを仕入れ、宝石店の利益を乗せて顧客に販売をするという当たり前の方法が殆どでした。それは多くの宝石商がダイアモンドを説明できたからです。

 ところが日本ではあまりなじみのなかったダイアモンドの販売において販売員が説明しやすいようにグレード表記をする販売方法が考えられたのですが、これは未来永劫一定ではないという前提ではないし、場所や人によってもその見解が違ってくるというという前提でもありませんでした。

 現代の人で販売に関わり、そのように考えている人は殆どいないとは思いますが、そこにシンジケートの存在による価格伝説が重なり、日本人にとっては最も理解しやすく安易な方法が浸透しやすかったのでしょう。それが、日本のバブル時代を通過することによりそこから出来上がってきたシステムが世界に浸透したのです。

 しかし、欧米諸国は元々の文化がありますからあくまでもグレードを販売ツールの一つでしかないことは理解をしていましたが、日本の場合はそれが全てのような販売法歩となったのでしょう。

 冒頭の話に戻りますが、ダイアモンドの価格のベースとしては原石の価格があり、研磨後結果的に仕分けをされ、上のカテゴリーに入るもの、つまり利幅が大きくなるものが出てくるわけですから売れている時にはこれらの利幅が多いものは大きく貢献をしますが、売れていないときには利幅分だけの値下がりが起きるわけです。

 勿論、原石の価格がありますからコストを割ってでも売ろうとするマニュファクチャアはほとんどいませんから品質の中庸なところの価格が下がることは殆どありません。勿論そればすべての要因ではありませんが高品質のところの価格の下がる要因の大きなものであることは否めません。
https://ameblo.jp/diamonrow/entry-12394788950.html#_=_