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2014年3月11日火曜日

ダイヤモンドの値動き!?

 香港のショーも終わり。大方の結果から言えば好調だったという事です。

 特に情報で多いのは0.3~0.5ctのVS~SIクラスの重要であり、多くのサプライヤーの一致した情報でしたが、その多くはやはり中国のマーケットとの事です。

 以前は大きな石の需要が伝えられることが多かった中国市場ですが、現在はその下のマーケット需要が堅調のようです。これは景気の拡大が一般庶民にも及び始めている事を示しているのでしょう。

 さらにはここ半年ほどおとなしかった1ctの値動きが始まり出したという事です。今回のホンコンショーではインドからの業者が強気な価格設定を行ってきていたという事ですが、ひとえにラフの価格の情報とインド国内での人件費の上昇、そして今後の価格上昇を念頭に入れた設定だったのではと考えます。

 最近ではファンシーカットの需要が増してきている訳ですが、米国でのオーバル、ペアシェイプ、クッションカットの需要は目立つ物があります。これはヨーロッパでも同じような状況で特にオーバル、クッションの需要は際立っています。

 日本ではあまり需要のないクッションカットですが、欧米諸国では需要が増してきている事情は多くのカッターがプリンセスカットとは歩留まりがあまり変わらず、価格を上めに設定の出来るクッションカットを重要視しているせいで、さらに欧米諸国での以前からの認識されているクッションカットの方が販売が容易だという事もあるのでしょう。日本ではこれからかもしれませんが、人気は出ないかもしれません。

 3~5ctのところの価格の変動が現在時点であまり大きくないのは、実際の市場に現物が少なく取引があまり行われていないという事でしょう。今回の香港でも大きな石の動きは少なく、圧倒的にポインターであった事を考えると、今後は大きなサイズの動きが出てくる可能性はあるでしょう。

 勿論、過去の例をとってみても一時的に止まってもある期間で見るとやはり、価格の上昇率が高いのは大きなサイズです。現在は中国の庶民マーケットに向ける情熱が勝っているという事でしょうし、過去の日本のマーケットを考えると同じ道を歩んでいるようにも見えます。

 ベルギーにおいてもイスラエルにおいても今回のホンコンショーへ向けた力は相当大きな物であったようで、この間の両取引所は非常の大人しかったという情報も入ってきています。

 今後しばらくはポインター特に0.5ct前後(0.4ctを含む)の価格の上昇とショーテイジを起こしている3/4サイズの価格の上昇から目が離せないでしょう。

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