今年はサザビーにしてもクリスティーにしても歴史的に残るような結果を出しています。特にダイヤモンドに関しては1CT当たりの価格のレコードを更新し続けました。
最近では11月のジュネーブでのクリスティーのオークションでは14.82ct、VS-1、fancy vivid orangeのペアシェイプが約$240万/ct、つまりトータル$3554万(36億円)で落札されたり、同じくサザビーでは59.60ct、Internally Flawless、Fancy vivid Pink でタイプⅡのオーバルカットのものが約$140万/ct、トータル約$8320万(84億円)で決まったり、この夏には5.3ctのブルーダイヤモンドが約9億5千万で落札されたりと記録づくめな1年でした。
勿論その背景には経済状況があり、お金の行き場所としての様相が多くみられ、リーマン以降の金相場等にも見られるように金融商品への不信感も反映していると考えられます。つまり、お金の余っているところが沢山あり、それで手に入れたものがさらに値上がりし、さらに貯まるといった状況です。
それでは、一般的にダイヤモンドにもそれが言えるかというイコールでは必ずしもないと言っておきましょう。勿論値上がりしている部分と硬直状態が続いている部分があり、一般的な市場に供給される物はやはり経済状況の反映が多くありますので必ずしもという事になる訳です。
前回にも書きましたがダイヤモンドビジネスには色々な視点があるという一部ですが、本来に希少性が前提となる部分においては大きなダイヤモンドや珍しいダイヤモンドはこのような経済状況の時には価格が上がりやすいと言えますし、オークションという公な部分での価格設定がそれに拍車をかけています。
勿論、希少性が前提といっても他の絵画や芸術品と違って耐久性が前提にありますので、保管がしやすく、後年になってもそのままで存在が出来、さらに記録としての価格が存在しますからオークション等に掛かるダイヤモンドは価格が下がる可能性は極めて低い訳です。
但し、お金があるから手に入るというものではありません。そのダイヤモンドに出会う幸運があり、さらにその情報を提供してくれるルートがあるかどうかというのも大きな要因になります。オークションで取り上げられた時点では既に遅いという事もあります。余分な資金が必要になりますから。
前述したダイヤモンド等も最近発見されたものでは必ずしもありません。どこかに存在し、今が売りどころと考えたオーナーが出したものか、事情があり出展された物というふうに考えられます。
5.3ctのブルーダイヤモンドに関しても私が提示されていた金額は約一億円ほど下の価格でした。勿論そんな余裕も市場もありませんからそれを見るだけでしたが、日本に市場にいては買う事ができる人がいるであろうという事で問い合わせがあったものです。
なぜなら、今年は結構日本人が買った大物が多く、海外の業者達はそれをよく知っている訳です。それゆえのコンタクトだったんですがそこまでの力は私にはありませんでした。来年も日本人が手に入れる大物が出てくるような予感がします。
財産投資としての視点もダイヤモンドビジネスにおいては必要な事なのです。その事に関して特に今年は顕著な年と言えるのでしょう。今年のダイヤモンドは金融の象徴となったと言えるでしょう。
来年も多くのブログ更新ができるように頑張りたいと思います。今年一年の御購読ありがとうございました。
最近では11月のジュネーブでのクリスティーのオークションでは14.82ct、VS-1、fancy vivid orangeのペアシェイプが約$240万/ct、つまりトータル$3554万(36億円)で落札されたり、同じくサザビーでは59.60ct、Internally Flawless、Fancy vivid Pink でタイプⅡのオーバルカットのものが約$140万/ct、トータル約$8320万(84億円)で決まったり、この夏には5.3ctのブルーダイヤモンドが約9億5千万で落札されたりと記録づくめな1年でした。
勿論その背景には経済状況があり、お金の行き場所としての様相が多くみられ、リーマン以降の金相場等にも見られるように金融商品への不信感も反映していると考えられます。つまり、お金の余っているところが沢山あり、それで手に入れたものがさらに値上がりし、さらに貯まるといった状況です。
それでは、一般的にダイヤモンドにもそれが言えるかというイコールでは必ずしもないと言っておきましょう。勿論値上がりしている部分と硬直状態が続いている部分があり、一般的な市場に供給される物はやはり経済状況の反映が多くありますので必ずしもという事になる訳です。
前回にも書きましたがダイヤモンドビジネスには色々な視点があるという一部ですが、本来に希少性が前提となる部分においては大きなダイヤモンドや珍しいダイヤモンドはこのような経済状況の時には価格が上がりやすいと言えますし、オークションという公な部分での価格設定がそれに拍車をかけています。
勿論、希少性が前提といっても他の絵画や芸術品と違って耐久性が前提にありますので、保管がしやすく、後年になってもそのままで存在が出来、さらに記録としての価格が存在しますからオークション等に掛かるダイヤモンドは価格が下がる可能性は極めて低い訳です。
但し、お金があるから手に入るというものではありません。そのダイヤモンドに出会う幸運があり、さらにその情報を提供してくれるルートがあるかどうかというのも大きな要因になります。オークションで取り上げられた時点では既に遅いという事もあります。余分な資金が必要になりますから。
前述したダイヤモンド等も最近発見されたものでは必ずしもありません。どこかに存在し、今が売りどころと考えたオーナーが出したものか、事情があり出展された物というふうに考えられます。
5.3ctのブルーダイヤモンドに関しても私が提示されていた金額は約一億円ほど下の価格でした。勿論そんな余裕も市場もありませんからそれを見るだけでしたが、日本に市場にいては買う事ができる人がいるであろうという事で問い合わせがあったものです。
なぜなら、今年は結構日本人が買った大物が多く、海外の業者達はそれをよく知っている訳です。それゆえのコンタクトだったんですがそこまでの力は私にはありませんでした。来年も日本人が手に入れる大物が出てくるような予感がします。
財産投資としての視点もダイヤモンドビジネスにおいては必要な事なのです。その事に関して特に今年は顕著な年と言えるのでしょう。今年のダイヤモンドは金融の象徴となったと言えるでしょう。
来年も多くのブログ更新ができるように頑張りたいと思います。今年一年の御購読ありがとうございました。
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