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2012年6月28日木曜日

ダイヤモンドと縁!?

 先日のホンコンのジュエリーショーの続きになりますが、ハイジュエリーのディビジョンにおいてニューヨークからのブースにDカラーIFとDカラーVVSと表示をしたセンターが5カラット程のペアシェイプで一周したネックレスが飾ってあり、その傍らにTIPEⅡと表示がなされていました。

そのショーケースを除きこんでいると中からスタッフらしき人物が
『そのネックレスに興味はありますか?』
と尋ねてきました。

『ネックレスそのものよりそのTIPEⅡの表示に興味があるね。』
と答えると同時に
『本当にセンター以外もTIPEⅡなの?』
と聞くと

『勿論、そうですよ。凄いでしょう。』
とやや自慢げに答えてくれました。

何回かブログでも紹介しましたがTIPEⅡの希少性は特定の興味を持って集めないとそんなに簡単に集まるものではありません。今回のネックに関してもトータル80個ほどの量ですからセンターのダイヤモンドはそうだとしても他の物はどうかなあ?と疑問を持ちながら話を聞いていました。

そんなやり取りの傍らに
『HI!! KAZ.』
と声をかけられ、そちらの方を振り向いてみると以前ニューヨークによくいっていたころの友人でした。

『今は此処の会社とも取引をしていて挨拶にきたんだ』
とのこと

『そのセンターストーンは私が売ったもので、キミも見た事がある石だよ』
と友人

『エッツ、あの時の石?』
と小生

『It's a small world !!』

まさか、気になって見入っていたダイヤモンドが、多分7,8年前になると思いますがニューヨーク
で買付の際に気になっていたものとは・・・。
当時、日本の市場はバブルも終わり景気後退の中にいたので買付はあきらめたものでしたが、時を超え製品となりそれなりの金額になり再び自分前に現れるとは。

今回の事には関わらず今までも同じような経験を何度もしています。やはり気になるダイヤモンドは何かの縁で自分の前に再び現れる事や関わる事は決して偶然ではなく、起きうる事と考えています。

ダイヤモンドもやはり相性があり、例えばハートシェイプに関しても形に好きずきがある様に、光り方や気になり方が違うものです。これは消費者とかプロとかは関係がありません。

人の好みは意識が対象物に行きやすく、出会いが起きやすい事はあります。勿論ダイヤモンドに限った事ではないでしょうけれどその偶然はダイヤモンドのように数の少ない物やある一定の範囲に限られるものは余計に起きやすくなります。それは解っているのですが何故かダイヤモンドのように普通に同じように見える物にその偶然が起きるとそこには『縁』を感じる訳です。

『縁』というものは目に見えない何か特別なもので括られているのでしょうけれど、無機質なダイヤモンドと有機質な人間にもその特別なものがあり、それを繋げていくことにも特別な思いを感じます。

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