いよいよ春の爆弾低気圧も去り桜を愛でる季節になってきました。
通勤途中の川沿いにも沢山の桜が芽吹き始めています。桜は日本人にとって素晴らしい心の豊かさを与えてくれるものであり、日本人の気質の源となるような部分が多くあります。
ワシントンの桜は有名で、勿論日本からの贈り物である事も多くの人が理解をしております。最近のCNNでそのワシントンの桜の満開の様子を映し出しておりました。それを見ていてちょっと驚いた場面がありました。
『ワシントンの桜は満開の時も美しいけど花びらが散る時も美しいわ!?』
と地元の女性であろう人がインタビューに答えておりました。
私の驚きとは以前のアメリカ人との反応の違いでした。というのは以前の欧米人全体に言える事ですが花びらの満開を美しく愛でる事は勿論ですが、桜の散り際を美しいと表現することは皆無であったように思います。散った花をガッカリし、その事に対して舌うちさえしていたような気がします。
日本人の気質には桜の散り際の美しさに精神的な潔さを感じたり、美学を求めたりするところがあり、花弁が散る際の美しさの理解こそが日本人気質そのものだと感じて来ました。
百年という歳月がワシントンの住人達の気質を練り変えたのかもしれません。人間の周りにある普遍的な自然環境がそこの人々の気質を形成する事とを改めて感じた次第です。
ダイヤモンドの中にサクラカットというのがあります、以前アントワープで開発され当時の景気の良かった日本市場用に用意されたもので、フェイスアップにしてテーブル面からルーペで覘くとパビリオンの影がサクラ型に見えるというものです。
ダイヤモンドがもう少し日本人の周りに早くから存在すればもっとダイヤモンドを理解してくれるのであろうかと考える事もあり、日本人にとってのサクラはダイヤモンドにも匹敵するのかもしれないと思う事は大げさなのでしょうか?
理屈ではなく感性で理解をする物があっての心の豊かさである事を考えると双方に共通したものを感じます。心の豊かさに関しては次回に・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿