小松左京の『日本沈没!!』はあまりにも有名な小説ですが、実はこの裏には色々な作者の想いがあったそうです。
実は東北沖地震は既に何人かの学者や知識人が予想をしていた事も知られていますが、小松左京もその一人であったという事です。
最近の話ですが、実は彼の作品の取材の中でその事実に出会い、その事を行政や政治家にも警告をしていたという事ですが、その事の多くの反応がその事についてことさら騒ぐべきではないというより、気にしつつも何もしないという結論に達したという事です。
後日、同じく取材の中で三つの選択を多くの人々に示し、答えを選択してもらったそうです。それは1.その日のために準備をする。2.海外への移住する。3.何もしない。という三択です。
答えの80%以上の人が3番の何にもしないということでした。これは日本人の特性なのかもしれない。何か大きな変化が起きる事や自分にリスクのありそうな事はとりあえずしない。それは自らのリスクがある程度起きる可能性があっても『何もしない』事を選択するのでしょう。
とりあえず自分には何も起きないだろうから自分から何かはしない。昨年の地震以来多くの情報がメディアを通して流れていますが、その為に何かをしている人は、少なくても私の周りにはいない。海外へ移住準備している人も大きな災害のための準備をしている人もあまり知りません。
日本ように島国で何かの変化に乏しい国民は自らや周りが変わらない事を望み、出来れば現状のままで生涯をすごす事を望みます。
この事は決して悪い意味だけではなく、日本の文化にとっては良い事もこの性質の中からは生まれていると思います。つまり、伝統や暖簾といったものの原点にはこのような変わらない価値観を大事にするといった事でもある訳です。
意味は多少違ってくるのかもしれませんが変わる事の価値と変わらない事の価値は双方とも大事な事ですから、アメリカのような移民の国は変わる為にかの地に集まり変わっていく事に価値を見出しアップルの様な会社が生まれてきたのだと思います。
変わらない価値を重要と考えても人間が形成する価値には変化が付きものですが、それを守ろうとする行為そのものにも価値があるのだとも言えます。
自然や人間の価値観の中で変わらぬ価値があるダイヤモンドは変わらぬ事の価値の原点ともいえるもので、人間の持つその感性もまたそういったものに育まれてきたのかも知れない。
地震や災害というものは自然や歴史の中で必ず伴うものである。人間がその事には向かう準備をしても大したようもなさないかもしれません。それよりも現状に生きその証を将来に残す事が大事なのかもしれません。災害はいつどこで会うやもしれません『備えあれば憂いなし』という言葉もありますがそれは想定の範囲の物の準備でしかありません。
あえて言いますと『変わらない事』も『変わる事』と同じくらい大事ですよ。ただしその選択は人それぞれですよね。つまり受け入れる事も準備をする事と同じくらいに大事です。
意識もそんなには簡単に変わらないという事です。
実は東北沖地震は既に何人かの学者や知識人が予想をしていた事も知られていますが、小松左京もその一人であったという事です。
最近の話ですが、実は彼の作品の取材の中でその事実に出会い、その事を行政や政治家にも警告をしていたという事ですが、その事の多くの反応がその事についてことさら騒ぐべきではないというより、気にしつつも何もしないという結論に達したという事です。
後日、同じく取材の中で三つの選択を多くの人々に示し、答えを選択してもらったそうです。それは1.その日のために準備をする。2.海外への移住する。3.何もしない。という三択です。
答えの80%以上の人が3番の何にもしないということでした。これは日本人の特性なのかもしれない。何か大きな変化が起きる事や自分にリスクのありそうな事はとりあえずしない。それは自らのリスクがある程度起きる可能性があっても『何もしない』事を選択するのでしょう。
とりあえず自分には何も起きないだろうから自分から何かはしない。昨年の地震以来多くの情報がメディアを通して流れていますが、その為に何かをしている人は、少なくても私の周りにはいない。海外へ移住準備している人も大きな災害のための準備をしている人もあまり知りません。
日本ように島国で何かの変化に乏しい国民は自らや周りが変わらない事を望み、出来れば現状のままで生涯をすごす事を望みます。
この事は決して悪い意味だけではなく、日本の文化にとっては良い事もこの性質の中からは生まれていると思います。つまり、伝統や暖簾といったものの原点にはこのような変わらない価値観を大事にするといった事でもある訳です。
意味は多少違ってくるのかもしれませんが変わる事の価値と変わらない事の価値は双方とも大事な事ですから、アメリカのような移民の国は変わる為にかの地に集まり変わっていく事に価値を見出しアップルの様な会社が生まれてきたのだと思います。
変わらない価値を重要と考えても人間が形成する価値には変化が付きものですが、それを守ろうとする行為そのものにも価値があるのだとも言えます。
自然や人間の価値観の中で変わらぬ価値があるダイヤモンドは変わらぬ事の価値の原点ともいえるもので、人間の持つその感性もまたそういったものに育まれてきたのかも知れない。
地震や災害というものは自然や歴史の中で必ず伴うものである。人間がその事には向かう準備をしても大したようもなさないかもしれません。それよりも現状に生きその証を将来に残す事が大事なのかもしれません。災害はいつどこで会うやもしれません『備えあれば憂いなし』という言葉もありますがそれは想定の範囲の物の準備でしかありません。
あえて言いますと『変わらない事』も『変わる事』と同じくらい大事ですよ。ただしその選択は人それぞれですよね。つまり受け入れる事も準備をする事と同じくらいに大事です。
意識もそんなには簡単に変わらないという事です。