前回ご紹介をした買付分のファンシーカラーダイヤモンドには数十種類の色が入
っていた事もあり、特にコレクターの方達には好評を博した気がします。
本来は白色透明なダイヤモンドが基本ではありますが、上級者には天然色の魅力
には格別の物があるようです。それは自然というより宇宙を構成している素粒子の
いたずらやその偶発性によってほとんど同じ色が存在しないという事だと思います。
幼き頃から白人の青い眼の色を見て、『彼らは本当に自分と同じ色に物が見えて
いるんだろうか?』と思っていた事を思い出しますが、人それぞれに同じ色に見えて
いても、感じる事やその度合いが違う事はカラーダイヤモンドを見る人々の目を見て
いれば解ります。
人は生きてきた過程や経験、またその祖先に当たる人々の経験を踏まえたDNAを
どの様に引き継いだのかによって天然色に対しての感じ方が違います。
つまり、色に対する反応というのは個性であり、それを投影してくれるのが天然の
色なのです。普段は色に対してそこまでも深く考える事は無く、何色が似合うとか、
何色が好きといった程度の事でしか色との付き合いというものはありませんが、実は
もっと深い意味があるのです。
あくまでも経験値という事を前提にしていますが(多くの占いという物もそんなとこ
だと思いますいが)、明るい色と深い色を選ぶ人は反比例をしているような気がしま
す。
明るい色は好む人は実は大人しく見えて、真はノー天気な人、また、深い色を好む
人は表面が明るく見えて、真は割とデリケートな人が多い様な気がします。
ダイヤモンドの色を選ぶ時の基準の見ているとマニヤックに選ぶ人は深く濃い色
を選び、パステルな色を選ぶ人の多くは一見大人しく見える女性が多いようです。
色というものは不思議なものでやはり皆に同じように見えていても捉え方は皆違う
事をダイヤモンドの色の好みを見ていて思います。
色は自分の個性や心情を現し、判断してくれる指標でもある訳です。自分がその時
その色がどう見えるかを測る事は第三者として自らを捉える良い方法だと思います。
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