ダイヤモンドの選び方を良く聞かれる事がありますが、先日も婚約指輪を選びたいという知人が
この質問をしてきました。
選び方には条件もありますが、婚約指輪という条件のもとで私が良く言う事があります。
『一生、身につけておく事の出来るものを前提にした方が良いですよ』
つまり、ほとんどの方が小さくても品質の良い物をという事を考えますが、買い方としては間違っているとは言いませんが正解とは言えません。何故かというと多くの方達は年齢を経てくると必ずと言っていいほど婚約指輪をしなくなります。それは気恥ずかしさや照れからではありません。
小さな立て爪等のデザインものは結果的には年齢に合わなくなりしなくなり、するなら大きめの物という事になり新たにお求めになる事が多くなります。
それではという事になりますが、ダイヤモンドの選び方の基本は
『美しい事を条件に出来るだけ予算を無理しても大きな物を!?』
というと語弊があるかもしれませんが、大きなサイズの物を買っておけば60代になっても70代になっても着けている事が出来ます。また美しさというのは必ずし4Cグレードが一致するものではありません。
勿論予算もある事ですからその範囲という事にはなりますが、現在1ctのダイヤリングは50万円前後から綺麗なものがあります。勿論とっぴん物は何100万円としますが必ずしも最上級品である必要はありません。
一般の方が見て綺麗と思うダイヤモンドは先入観がなければ色でK.L.M.カラー、清澄度でSIクラスアップ、カットでグッドアップです。先入観を持たされた後ではFカラーアップが良いVSアップが良い、エクセレントカットが良いとなり結果的には0.2ct、0.3カラットといった小さなサイズに落ち着きますがそれはあくまで先入観です。
一度グレ-ド表示のないところでダイヤモンドを見てみてください。個性もありますがダイヤモンドは様々な表情があり。ダイヤモンド上級者の多くの人は若干色のある物を好みます。それは照りが美しく大きく見えるからです。
永くつける事と本当のダイヤモンドの価値と記念の指輪の価値を考えたら、そして経済的価値を
考えたらおのずから答えは出てきます。
1ctに拘るのはダイヤモンドを宝石と捉えるには希少性という言葉に何時も触れていますが、それが絶対条件になるのです。そして何故ダイヤモンドなのかという事に立ち戻ってみてください。
ダイヤモンドをただのファッションや儀礼的なものとはとらえないでほしいのです。
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