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2012年1月6日金曜日

ダイアモンド三つの価値。

最近、ダイアモンドのお話しをする機会も増え、多くの方がダイアモンドに興味を
お持ちである事に改めてビックリします。

多くの方達がダイアモンドを知る機会は年齢が少し上の方であればメディアを通し
たダイアモンドインフォメーションの『婚約指輪は給料の三カ月分』といった広告宣伝
であろうし、もっと上の方であれば『金色夜叉』のダイアモンドに目がくらみといった
フレーズでしょう。

現代においてはブライダル雑誌等の特集かもしれませんが、とにかくダイアモンド
は綺麗で高い物といった印象だけでダイアモンドの名前を知らない人は皆無でしょう
けれど、その価値を聞かれて答える人はほとんどいないでしょう。

ダイアモンドほど知られていて、実態がベールに包まれている物は他にないかもし
れません。ここで簡単に述べてみますがダイアモンドには三つの価値があります。

一つは財産としての価値、二つ目は宝飾品の素材としての価値、最後がややこし
いのかもしれませんがあえて言えば、このブログで良く述べているような精神的価値
と大きく分けてこの三つの価値がある訳です。工業用を含めればもっと増えますが
あえてここではこの三つにしておきます。

最初の財産としての価値ですが、これは去年の初めに起きた『中東の春』を境に
顕著に表れていますが、卑下する訳ではありませんが中東のどの国の首長も自国
の通貨を信じている者はいないでしょう。万が一の脱出の際の事を考えると答えは
おのずから決まってきます。

金を何億も持ちだすことは出来ないでしょうし、車や絵画も無理だし不動産に至っ
ては何の役にも立ちません。その全てをクリアする事が出来るのはダイアモンドだけ
なのです。株や有価証券の安全性はだれも保証をしてくれません。

『それは大きい特殊なダイアモンドだけでしょう?』という声が聞こえそうですが、
そうではありません。どこまでを一般の人が手に届く範囲かという事を考えると車
の価格の範囲と考えると良いかもしれません。但し、車ほどお金はかかりません。

日本人に言わせると車は乗る事が出来ると言いそうですが、機能の価値と比べ
られると困りますが株券でもそのレベルで所有している人は沢山います。

此処で述べたいことはダイアモンドは株券のように紙くず同然になる事はないと
言う事です。国債や他の有価証券では皆さんが痛い目に会っていますがダイアモン
ドを長く取り扱う中でそのような話は聞いた事がありません。それはダイアモンドの
その部分にスポットが当たっていなかったからです。

因みに、USドルベースですがこの6年間でダイアモンドの価格は2ct、3ct、5ctを
とってみても約3倍の価格になっています。(良質の物を前提とします)

次に宝飾品の素材としての価値ですが、勿論、一つ目の価値を前提としてはいま
すが、美しくて耐久性に優れ恒常的に劣化品という事があります。この事について
は他の宝石の追随を許さないでしょう。

最後に三つ目の価値ですがこれは普段からこのブログで述べていますのであえて
触れませんが、婚約指輪等に関しても二つ目と三つ目の価値を前提とした意味合い
からの物ですがこれらはブライダルというジャンルの必需品的なポジションだと思い
ますが、そうであるならばもっとありきたりの物ではなく、熟慮し本当の宝石専門店に
相談し、自分達だけの婚約指輪を作成すべきだと考えます。

婚約指輪というのはパートナーとの絆を造り始める最初のシーンですから、そこに
思い出や記憶を留める演出があってしかるべき事と考えます。安易な安物を手にす
る事は何の保証もない中古車を買って旅に出るようなものだと思います。

ブランド店に行ってそこで思い出を創ることも良いでしょう、高級店の中の雰囲気で
求める事もまた思い出に残るでしょう。

私のお勧めはダイアモンドを裸石から選び、自分が出来ればお店に相談しながら
デザインをし、二人で作り上げる事が一番大事だと思います。つまりその時間も価値
なのですから、後でその時間が大きく役に立つ事があると信じています。

三つの価値以外の婚約指輪に多く文章を割きましたが日本人の場合ここから始ま
ると考えていますのでご容赦ください。もっと詳しく知りたい方は是非ご来店ください。

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