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2012年1月30日月曜日

三つの価値。

先週の土曜日にお二人のご婦人がご来店されました。
御一人は先日お求めになった商品のお引き取りでもうお一人はそのお友達という
間柄でした。

 御友人の方が
『今回お安くなっていたから買ったということでしたが、財産になる訳でもないしね』
 
 『別にそういう事ではなくて大きいダイヤが欲しかったのよ』
ともう一方の御婦人。

 このような会話は何度となく耳にし、目にしてきましたがこの答えは難しいと思っ
ています。
 
 ダイヤモンドは元々何の価値で見出されたのか?なにで価値を高めてきたのか?
その価値はどう変わってきたのか?そしてその条件はどうっだったのか?

 考えると結論は難しいかもしれない。しかし、間違いなく過去の歴史の中でも未来
に向かってもダイヤモンドの価値は存在するし、少なくても過去現在は存在しました。

 当初は硬くてきれいな石といった単純な価値から古代文化の中で価値を高められ
てきましたが、その耐久性の高さや希少性から宝飾品の材料としての価値が出てき、
さらにその希少性、携帯性から動産としての換金性も出てきました。

 時代の変化によってその価値観や貨幣価値などに違いが出てきているが、基本的
な価値というものは長い時間をかけて出来てきたものなので変わる事はないでしょう。

 大きく分けて心情的な価値、宝飾品としての価値、そして資産としての価値が現代
社会でははっきりしてきています。それは嗜好性な変化や新たな対象物が出てきた
事が大きくその差を際立たせています。

 例えばどれ位の金額を資産的とするかという事は人によって違いますから、単純に
換金できる事を資産的価値と捉えるなら現代のような街中の買取が多くなって来ると
資産価値があるという見方もできるでしょう。

 宝石の基本的な価値として希少性をあげるなら現代の1ct以下の物にその価値が
あるかというとこれは疑問ですが宝飾品の素材としての価値はある訳です。

 もし大きな金額を考えるなら3ct、4ct、5ct、10ct以上であれば明らかに資産的な
価値も出るでしょう。もしかしたら投資にもなるかもしれません。しかし、数限りある物
ですから誰もがそのチャンスにありつける訳ではありません。

 現代においての価値観の変化は明らかにダイヤモンドの価値の在り方をくっきりと
浮き彫りにしてきていることは事実です。過去には高級車等の価値観の対象になる
物が沢山あった訳ではないのでダイヤモンドのようなものがその象徴になっていた事
も事実です。

 もう一方で過去価値のあった色石など宝石が経済状況や技術の変化、新しい鉱山
の開発又は養殖技術の発展などにより、以前ほどの価値のなくなったことも事実です。
ダイヤモンドのように衛星探査により埋蔵量や採掘の限界がはっきりと捉えられてい
るものはそうはありません。

 ダイヤモンドの価値は宝石の5条件である美観性、希少性、耐久性、携帯性、
換金性の条件を満たす事により財産としての価値を持ち、どれか一つかけてもダイヤ
モンドイコール財産としての価値には満たないのです。他の宝石に関しても同じこと
が言えます。

 大きな価値としての資産、そして宝飾品の素材と相手の価値、情緒的価値つまり
心の財産として大きな三つの価値が現代のダイヤモンドの価値なのです。

2012年1月25日水曜日

頼りになる物。

つい先日、直下型を含めて関東にM7以上の地震が来る確率が4年以内に70%
以上との発表があり、実はその前から政府には報告されていたが取り上げられな
かったとか・・。

 地震というのは我が国には宿命的について回るのもであり自然に逆らう事は出来
ません。だからこそその時の為の対処が必要なのだと思いますね。

 災害時に一番何を優先するかという事は人によって違いがある事は理解できるの
ですが、その時を災害後の準備とは共通していると思います。

 昨年の東日本の地震の際にはいち早く被災地から他県や海外に非難をした方達
が多くいた様です。私の知り合いにも家族ごとカナダに移住を決めた方達もいます。

 つまり、被災後の問題解決には資産が必要である事は残念ながら明白です。
資産とは何を指すのかというと持ち運べるものや価値が場所によって変わらないも
という事です。

 今、何故か金融機関が多くの年配者に不動産を勧めていますが、私どものお客様
にも芝浦の高級マンションを相続対策として勧めていると聞いています。だとしたら
とんでもない話で、バブルの時の銀行の行動がフラッシュバックします。

 販売の難しい金融機関と同グループの不動産を勧め、まことしやかに年配者を
説得している銀行マンの姿が想像できます。勿論担当者がそこまで理解してやって
いるとは思いませんが銀行全体の策略の様な気がします。

 免震構造を施したビルは倒れないのは専門家も認めていますが、周りの液状化に
関しては別問題であることも指摘しています。つまり土台が出たままでそこに立って
いるビルがあることは間違いがありません。

 芝浦という埋立地に立てられたマンションを本当にお客様の事を考えて勧めている
のかという事が疑問です。金融機関は手数料が入れば目的を達成する訳ですから。

 被災した瞬間、ましてそれが東京であればほとんどの金融機関がマヒしている事で
しょうが、貯蓄が失われる訳ではないと思います。

 しかし、ここらで本当の財産について日本人も考えてもいいのではないでしょうか?
昨年の地震不動産の神話も崩れつつありますが、本来同じ大きさの土地が場所に
よって価格が変わったり、周りに建物が立ち同船が変わったりしただけで価値が変わ
不動産たるものに最も価値を見出す人種は日本人位なものでそれは島国という特殊
な事情のせいでしょう。

 外部からの侵略がないという歴史的な背景や攻めてきても勝手に相手が負けてしま
うような歴史や占領せれてもデモクラシーを前提とする敵だったりと、我が国はついて
いたので起きた現象でしょう。もし、元が攻めてきたときに神風が吹かなかったり、第
二次大戦後に占領した国がソ連だったりしたら今みたいな事はなかったでしょう。

 それはさておき外敵の事は別にしても地震大国である事をしばらくの間は真剣に
捉えてはいなかったのではないでしょうか・

 阪神淡路地震以降は少しは考えるようになったと言っても自分のところには来ない
と皆が考えてはいなかったでしょうか?

 日本ほど動産についてもっと考えなくてはいけない国はないのではないでしょうか?

 昨年のリビアやエジプトを中心に起きた『中東の春』以降、多くの支配者は持って
逃げる事の出来る資産としてダイヤモンドに注目をし、価格の値上がりが著しくなっ
ています。

 自らの国の貨幣や持って逃げる事の出来ない資産には興味を失っている様に見
得る位にダイアモンドに注目をしています。ダイヤモンドは値上がりだけではなく物
がない為に価格が落ちにくいという特徴もあり、現在はダイヤモンドそのものもなく
なっています。

 限りある自然ですから当然ですがもう一度宝石としてダイアヤモンドを見直してもら
得たらと考えています。勿論ある程度の大きさが前提になりますが・・・。

2012年1月23日月曜日

ストレスと悩み。

先日ご来店を頂いたお客様が

『何時も何時も買える訳ではないけどこうやってダイヤモンドを身に来るとストレスが
発散できるわ。』

とまじまじとダイアモンドを見つめる目がキラキラとしておりました。

ダイアモンドでストレスを発散できるという人は結構多い。

人生を振り返ると。・・というと少し大袈裟ですが・・。

ストレスと悩みは人生においてエンジンと燃料みたいなものでそこに希望という
ハンドルが付いていると考えるようになりました。

人間も動物もある程度のストレスがないと生きていけないそうですが、悩みという
節目がなければ成長することはできません。そして、希望を持つ事により、それに
向かって頑張れるのだと思います。

その中でストレスの発散方法がより良い人生を過ごす形になるのだと考えると

『ダイヤモンドを見ているとストレスを発散できるわ!!』

とい言葉を聞くとダイヤモンドがある人々にとっては安らぎであったり希望にもなる
のかなあ・・と思うと少しうれしくなってきます。

先日も、こちらは男性ですが出張にダイヤモンドをケースに入れて持ち歩いている
方がおり、その方も同じように時間をつぶすにはダイアモンドを眺めているのが一番
だという方がおりました。

ストレスというものは生きていく上で張り詰めたゴムみたいなものですが張り詰めた
ままでいると疲れてしまいますが緩め方によっては良い効果が出るような気がします。

ゆるめ方の上手な人が人生を上手く渡れる人でゆるめ方が苦手な人が苦しむ人
のような気がします。

ダイヤモンドが人生を送る意味でより良い役に立つのであればこんな良い事はない
と考えるのは私だけでしょうか?

2012年1月13日金曜日

ダイヤモンドの選び方。

ダイヤモンドは価格で選ぶと本来の価値が損なわれます。

どの様な買い方をしようとダイヤモンドというものは心の中での価値基準を無視す
ることはできません。なぜなら安く買う事を前提に選んだのなら他でもっと安く買える
のではないかと気になり、ブランドで選んでも後にやはりもう少し大きな物の方が
良かったのではないかと色々考えたりもするようです。

つまり、心の中は常に他と比較しながら物を選ぶと比較する事が基準になりますが
それはものによってという事だと考えます。ダイアモンドに関してはその物で幸せかど
うかが基準であり、自らの心のステージが目安になります。

勿論其々の経験や知識があってということにもなりますが、そのためにも一通りの
知識を身につけることも必要でしょう。しかし、それが比較する為の物であってはなり
ません。あくまでも自分に合ったものを選ぶためです。

価格というものは常に述べていますがダイアモンドのグレードというものを比較する
という事になりますが、その前提であるグレードは絶対的なものではありません。

ですから、絶対的でない物を基準にして選ぶことはお勧めできませんし、あとで同じ
様なグレードでもっと安い物が出てくるとがっかりする訳です。しかしあくまでも同じで
はない訳です。

また、ブランドで選ぶという事もありますが、本当にそのブランドの事を理解し、その
ブランド自体に愛着を持っているなら別ですがダイアモンドがほしくてブランドを前提
にしていても本来の目的にはなりません。なぜならダイアモンド自体がブランドその
物であり、その上でのブランドですから当然の値段は内容に関わらずお高くなります。

多くのベテラン既婚者の聞く声は若い時は小さくてもブランド物が良いと思っていた
けどある年齢になると大きいサイズの物がやはりほしいというものです。

PTA会や婚礼等の参加と機会が増えてくると身につける物への配慮が出てきます。
やはり年齢に合った大きさのダイヤモンドやそれなりの恰好が好まれてきますが、
多くの場合婚約指輪をする機会はほとんどないといいます。

その為ある程度の年齢になると再度ダイヤモンドを購入動機が出てくるのだと思い
ますが、本当にダイヤモンドが好きだという方も勿論います。

最初にある程度の大きさがあればずーっと身につける事や娘さん達に渡す事も考
えられる訳ですからその方が長い目で見れば安くも上がります。

つまり、最初にダイアモンドに向き合うのは婚約指輪という事になるでしょうからその
時点でこのようなダイアモンドの選び方をしていれば最も価値あるダイアモンドの買い
方になると思います。

ダイヤモンドはそれ自体がブランドですから安心して相談が出来るお店をまず探す
事が大事でしょう。それから予算と自分が本当に気に入った物を選びましょう。

2012年1月12日木曜日

4Cが意味するもの。

昨日、新年の福袋の最高価格の物が売れてその中の指輪には特殊なカットの
ダイアモンドが留められていました。

『このダイアモンドの品質はどれくらいですか?』

『カットについてはファンシーカットと言って特殊なものですが、色、内胞物について
GカラーでSI-1ですね』

『説明されても解らないんですけどね』
とお客様も苦笑い・・。

皆さんが知っている(といっても一部の興味ある方だけですけどね)4Cという表記
を念のために書くと

・Carat(重量)
・Color (色)
・Clarity(清澄度)
・Cut

以上のような内容ですが、皆さんが誤解しているのはこれら4Cで価格が決まると
思っている点です。

正確には皆さんの耳にする4Cとは同じように見えるダイアモンドの価格の違いを
説明する為の目安ということです。それも条件として比べるダイアモンドが同じような
時期の同じ鑑定機関複数人で確認をしたものという前提女権があります。

つまり、時期が違い、違う鑑定機関が発行したグレードで価格を比べても明確な
物にはなりません。また、各店舗やブランドによっても価格設定は違ってきます。

プロにおいては確かに価格を決める時に確認するジャンル分けではありますが
プロにおいては其々の基準を持っていますから、鑑定機関が判断するグレードとは
必ずしも一致しません。

価格においては販売方法、つまりブランドとして売るのか、どの地方で売るのか販
売方法によって価格差は出るものですが輸入価格に関しては国内の鑑定機関が
グレーディングする前に決まっていますから実質価格はその時点で既に決まっている
事になります。

皆さんが知っているグレードは裸石の時点で付けられますので、指輪等にセットし
た時点では有効ではない物や、グレードされてから一定の期間が過ぎたものは既に
グレードの適用外になっている事が多くあります。それは程度の期間でグレードの
見直しが行われるからです。

あくまでも販売時に価格差を説明する為の物ですからそれは何ら問題がないので
多くの販売店はこれらの事を説明していないのが残念ながら現状です。

本来の価値というのは今のグレーディングシステムが出来る前からあります。4C
のシステムが出来てから、まだ40年~50年しか経っていません。しかし、ダイアモンド
の価値はそのはるか前から認められていますから安心はしてください。

皆さんも目安として4Cをご理解いただき絶対的なものとは思わず、ご自分の目で
確かめられて、ご自分の感性とご予算でお求めになる事をお勧めします。

2012年1月6日金曜日

ダイアモンド三つの価値。

最近、ダイアモンドのお話しをする機会も増え、多くの方がダイアモンドに興味を
お持ちである事に改めてビックリします。

多くの方達がダイアモンドを知る機会は年齢が少し上の方であればメディアを通し
たダイアモンドインフォメーションの『婚約指輪は給料の三カ月分』といった広告宣伝
であろうし、もっと上の方であれば『金色夜叉』のダイアモンドに目がくらみといった
フレーズでしょう。

現代においてはブライダル雑誌等の特集かもしれませんが、とにかくダイアモンド
は綺麗で高い物といった印象だけでダイアモンドの名前を知らない人は皆無でしょう
けれど、その価値を聞かれて答える人はほとんどいないでしょう。

ダイアモンドほど知られていて、実態がベールに包まれている物は他にないかもし
れません。ここで簡単に述べてみますがダイアモンドには三つの価値があります。

一つは財産としての価値、二つ目は宝飾品の素材としての価値、最後がややこし
いのかもしれませんがあえて言えば、このブログで良く述べているような精神的価値
と大きく分けてこの三つの価値がある訳です。工業用を含めればもっと増えますが
あえてここではこの三つにしておきます。

最初の財産としての価値ですが、これは去年の初めに起きた『中東の春』を境に
顕著に表れていますが、卑下する訳ではありませんが中東のどの国の首長も自国
の通貨を信じている者はいないでしょう。万が一の脱出の際の事を考えると答えは
おのずから決まってきます。

金を何億も持ちだすことは出来ないでしょうし、車や絵画も無理だし不動産に至っ
ては何の役にも立ちません。その全てをクリアする事が出来るのはダイアモンドだけ
なのです。株や有価証券の安全性はだれも保証をしてくれません。

『それは大きい特殊なダイアモンドだけでしょう?』という声が聞こえそうですが、
そうではありません。どこまでを一般の人が手に届く範囲かという事を考えると車
の価格の範囲と考えると良いかもしれません。但し、車ほどお金はかかりません。

日本人に言わせると車は乗る事が出来ると言いそうですが、機能の価値と比べ
られると困りますが株券でもそのレベルで所有している人は沢山います。

此処で述べたいことはダイアモンドは株券のように紙くず同然になる事はないと
言う事です。国債や他の有価証券では皆さんが痛い目に会っていますがダイアモン
ドを長く取り扱う中でそのような話は聞いた事がありません。それはダイアモンドの
その部分にスポットが当たっていなかったからです。

因みに、USドルベースですがこの6年間でダイアモンドの価格は2ct、3ct、5ctを
とってみても約3倍の価格になっています。(良質の物を前提とします)

次に宝飾品の素材としての価値ですが、勿論、一つ目の価値を前提としてはいま
すが、美しくて耐久性に優れ恒常的に劣化品という事があります。この事について
は他の宝石の追随を許さないでしょう。

最後に三つ目の価値ですがこれは普段からこのブログで述べていますのであえて
触れませんが、婚約指輪等に関しても二つ目と三つ目の価値を前提とした意味合い
からの物ですがこれらはブライダルというジャンルの必需品的なポジションだと思い
ますが、そうであるならばもっとありきたりの物ではなく、熟慮し本当の宝石専門店に
相談し、自分達だけの婚約指輪を作成すべきだと考えます。

婚約指輪というのはパートナーとの絆を造り始める最初のシーンですから、そこに
思い出や記憶を留める演出があってしかるべき事と考えます。安易な安物を手にす
る事は何の保証もない中古車を買って旅に出るようなものだと思います。

ブランド店に行ってそこで思い出を創ることも良いでしょう、高級店の中の雰囲気で
求める事もまた思い出に残るでしょう。

私のお勧めはダイアモンドを裸石から選び、自分が出来ればお店に相談しながら
デザインをし、二人で作り上げる事が一番大事だと思います。つまりその時間も価値
なのですから、後でその時間が大きく役に立つ事があると信じています。

三つの価値以外の婚約指輪に多く文章を割きましたが日本人の場合ここから始ま
ると考えていますのでご容赦ください。もっと詳しく知りたい方は是非ご来店ください。

2012年1月4日水曜日

ダイアモン道

明けましておめでとうございます。
今年も一年ダイアモンドを通して色々と書いていきたいと思っています。

あくまでも私見を徒然なるままに書き記すだけですが・・。

正月、三ヶ日のTV放映の中で気になる番組がありました。BSですが侍スピリッツを
武士道を始めあらゆる武道をを通して海外に紹介し、放映したものでした。

番組の中でリポーターである外国人格闘家が彼の修業をしてきた空手と本来の原
点となる空手の違いを知っていくのですが、その中で何故鍛錬をして強くなる必要が
あるのかという問いかけに多くの鍛錬者は

『強くなり体を鍛錬し身体を武器にする事により、相手を傷つけず、相手から殴られ
ても我慢して耐えれる精神を鍛えるためです』

と答えておりました。

つまり、自分自身が強くあればいつでも勝てるという余裕が生まれ、結果として精神
的余裕が相手を攻撃しないという状況が生まれるという事ですね。

武士はなぜ鍛錬に励むかというと相手に刀を抜かさせない胆力と気力を身に
付けるためであって決して相手を傷つける為ではないという武士道に共通したもの
を感じます。それは術を鍛錬する事により道を究めるということでしょう。

精神的肉体的に何かを身につける事により、自信を持ち精神に余裕が持てる結果
むやみな争いを避け、また卑屈になる事はないという事でしょうか。

以前と言っても相当前ですが、上司に

『何故ダイアモンドを買うのですかね?』
と尋ねると

『ダイアモンドは単なる宝飾品を買うという事ではないよ。本物のそれなりのダイアモ
ンドを身につけるという事は持っている人の誇りなり、自信になるという事だよ。』

『自信ですか?』

『そうだよ。ダイアモンドをを持つ意味は色々あるけれど、一番には自信だよ。ボロ
着てても心は錦という言葉があるだろ。つまり、心の錦ではないけど目に見える錦
なんだよ。』

『つまり、自信を持てる物を持っていたら卑屈にならないという事ですか?』

『心の問題という事なんだけれど、相手の見る目という事もあるからね』

久しく思い出す事はありませんでしたが、この会話に近いものを前述の番組で感じ
ました。

ダイアモンドは確かに物ではありますが精神的な意味合いが多い事も事実ですか
ら、二つの話が『自信』というキーワードで繋がった訳です。

昨年の『絆』という言葉が出るたびにダイアモンドにまつわる話が出ておりましたが
精神的な意味合いも多いダイアモンドは既に『ダイアモン道』という事でしょうか。

新年一発目のダジャレかもしれませんが通ずるものはあると感じた三ヶ日でした。