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2026年7月25日土曜日

その意味は!?

 宝飾業界に長く身を置くととかく気になることも多く、先日も某所の展示会に参加をさせて頂く機会がありました。

 何が気になったかというと、この展示会で何をやりたいんだろうという事です。勿論販売の為という事は理解をするのですが、販売というのは結果論でその為にプロセスなりコンセプトを示す場所でなければと思うのです。

 例えばそこにライフスタイルの提案があるとか、これをテーマに商品を集積させているとか、あえて言うなら文化の提案をしながら一歩上の品質に誘う事の機会の集積所みたいなところが展示会であると思うのですが、その部分が全くと言って見えませんでした。

 管理職の諸君を見ていても全く、その風体というか品格を成していない感じがして、その指示は決して明確ではなく、どこか人任せ的な感となっていました。

 これはダイアモンドの販売に携わる々にも言えるのですが、販売時の知識の浅さというか、最近気になる若者の思考に似ている気がしています。

 最近の若者の傾向では良く何事もAIに尋ねるために表面的な回答しかしていない。つまり、自分自身の理解や経験ではないので問いに対して答えることは出来るのですが、なぜその答えになったのかを説明が出来ないという現象です。

 ダイアモンドの販売員も4Cの説明は出来るのですが、その4Cが何の意味を持つのかという事を理解していないので価格を決めるものだと理解をしている人が多いように思います。実際にダイアモンドの価格というものは原石の時点で決まり、あとは流通に乗ることにより価格が決まり、結果的にはそれぞれの価格差を説明するために4Cがあるわけです。

 もっと言うと4Cが同じでも価格の基軸といういうものは全てカットにあり『アイディアルカット』にあります。そこからどれ位、どの様な形でかけ離れているのかという事も大事です。何故そのカットにしたのかという事を明確にしなければなりません。つまり石目を重視するためにメイクを落とす。でなければ全て『エクセレントカット』にすればよいのです。これは仮にリカットされる場合にどれくらい効率が良いかという事も同じ『Good』『Fair』メイクでも価格差が出る訳です。石目が全ての根幹にあり、そこでダイアモンドの評価も変わります。

 メイクに関しては石目の効率を考えカッターが決まるのですが、その上でのカラーやクラリティーに関してもそれぞれの幅が存在し、必ずしも同カラーが同じ色とは限りません。また、クラリティ―に関しても同じことが言えます。

 実際経験上Dカラー以上のカラーも存在しますが、如何せんグレード表示にはDカラー以上は存在しません。しかし、原石時点での価格差はついてしまいます。

 つまり、前述に戻るのですが展示会を行っている意味が分からず、今まで行ってきたから行っているという印象がぬぐえなかったのです。何故行っているのかという事が抜けている気がしました。

 今後このような印象を持つことが多くなるのかもしれません。

昭和感ですかね。

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