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2020年10月1日木曜日

ダイアモンドの価格⁉

 ダイアモンドの価格がここ5年間下がり続けたいたことは以前にも書いていますがここにきて上昇をしている部分があります。

 先日 デ・ビアスとアルロサが1ct以下の原石の価格を下げるという事を発表したばかりですがこの辺が現在のダイアモンド価格の彩というかダイアモンドをもっと分析したうえでセグメントをする必要があるところでしょう。

 1ctから1.5ctのところのGカラーアップ SI1アップのところが米国で品不足とともに価格の上昇がみられます。これは今回のCOVID19の影響であると言われています。最近の傾向に見られることですが災害や大きな事件の時にはブライダルが売れる傾向にあります。

 実際に日本でも3月以降ブライダルが好調という事もありますが、これは勿論新型ウィルスの影響であり、 東日本大震災の時も同じような傾向がありました。更に言えば9・11貿易センターテロの時にも同じような現象が起きました。

 人々の心が不安定になるときにお互い寄り添おうとする心理が働き『絆』を深めておこうという事になるのかもしれません。

 ダイアモンドの価格の変動は更に大きなサイズのところにも表れています。これは金融がらみとなり資産性や投資といったダイアモンドの側面が現在の金融市場の動きと連動をしていることは明らかです。

 前述のそれではなぜに大手鉱山会社が原石の値下げを発表したかというとブライダル市場も多層化をしていてある一定の業界(IT関連等)はやはりバブルに近い状況にありますが一般の市場は極めて不況と言ってよい状況にあります。

 つまり、恵まれた若者層とそうではない若者層が極めて明確に存在し、その差がブライダル市場に出ているのだと思われます。

 現代のダイアモンドの価格は決して画一化されておらず、以前の様なシンジケートが価格をコントロールしていた時代とは異としており、ある意味市場原理により価格が決まってきますので健全であるともいえるわけです。その意味では一般的な1ct以下のサイズに関しては経済状況に極めて影響をされるという事でしょう。

 つまり、ブライダル市場、情緒市場、財産市場、投資市場とダイアモンドはどの部分での取り組みをするかでマーケット価格をみなければならなくなったと言えるのです。

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