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2020年3月30日月曜日

危険な助成金⁉

 コロナウィルスの景気対策として、低所得者家庭に10万円なり20万円なりの補助金を出そうとしているが本当に大丈夫なのか?

 一見して耳当たりが良いのですが、実質的には景気対策ではなく一時的な生活保護でもあるわけです。つまり、景気対策にはならずただの生活費の補填になる訳です。景気対策となれば言葉悪ければ『無駄遣い』をしてもらわなければ景気の刺激にはならないわけです。

 一番の懸念はスタグフレーションを起こさないかという懸念です。つまり、お金をどんどん配りながらも品不足によるインフレという事になるのではないかという事です。

 アベノミクスは以前から書いているように身体に麻薬を打ち続けているような経済政策であり、更には観光立国を目指していたわけで、その後遺症ともいえるインバウンド減少による景気後退です。

 アベノミクス自体は金持ちにお金を集めることにより、底辺までにお金が回るようになるだろういう政策ですが、これはすでに誤りである答えが出ています。さらに今回は底辺に直接お金を撒こうという政策ですからアベノミクスの正反対を底辺に行おうという事ですから、お金じゃぶじゃぶ品不足状態になる訳です。

 その品不足は観光立国を目指す反面国内生産を抑え、中国等の海外生産に移行をし、更にはそこでの海外投資からのリターンを求めるという政策ですから、金持ちに集まったお金は海外投資に行き、更にはその利益は国民に還元されることはありませんでした。

 つまり、資産家に行ったお金は海外へ、そして少数の資産家にそのリターンは来るのですが、今回のようなウィルス事変が起きると海外投資で行っていた物資の供給は止まり、更には海外投資の利益は戻らず、もっと言えば大衆にお金を撒くことによりインフレが起こり、恐慌へと向かう事になるのです。

 安倍政権の政策というのは整合性の実証を行ってはいないのかととさえ思います。過去のデフレ対策としてインフレ圧力を強めている最中に単純な市場への現金投入はアメリカでも行われようとしています。しかし、我が国は事情が違うのです。

 ダムでの水量調整をするつもりが、いきなり豪雨が来てダムが決壊をし、必要以上の水量が下流に流れ洪水状態になるのに等しいのです。そうなると取り返しがつかない状況になります。

 ここはあくまで金融対策で行うべきであり、現金の放出をするべきではないと思うのです。

 中小企業の余剰金は一か月です。無利子無担保ではなく無返済にして対応をするべきなのです。社会経験の少ない政治家と、経済学者はもっと市場と現実を見る履きなのではないかと考えます。

 懸念に終わればよいのですが・・・。

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