新型ウィルス騒動もあり、株価は世界中で続落という状況になっていますが、これはある意味当たり前ということになります。
実体経済に対して9倍以上の金融市場となっているわけですから当然と言えば当然です。特に日本人の感覚として通貨はいつも同じ価値だと勘違いをしていますので大慌てという訳です。実際には存在をしないお金、つまり数字だけの世界である株の世界は情勢次第ではいくらでも価値が変わる訳であり、その際に通貨の価値も同じように変わるわけです。
物々交換を実体経済とすると片方の物が存在をしない場合その対価として通貨という質札みたいなものを物と交換に渡すわけです。つまり、極端な話として物の価値と通貨の価値は同等でなければなりません。ところが実態の物の9倍以上の通貨が存在をすることになる訳です。
これを誤魔化しているのが株であり、デリバティブ等の金融商品なわけですが。これはある意味正常な投資であれば問題がありません。例えば二匹の豚を飼っているが餌代がない時に来年生まれるであろう子ブタの一部を担保にお金を調達するという事であれば正常な経済活動の投資になる訳ですが、更に子豚が生まれなかった時に備えこれに保険を掛けるようになるとデリバティブという事になり、現在の金融世界はそれを繰り返し、リーマンショックの時のようなプライムローンを組みますがそれが過剰になると実際には豚二匹分の価値がその9倍ものお金が舞う事になる訳です。すべてが順調であれば問題はないのですが、最初の豚が病死をした場合に全てが飛んでしまうわけです。つまり金融崩壊です。
これを資産として考えるのかどうかは其々の問題ですがギャンブルであることには変わりはありません。それ故に金融不安が起きた時には現物資産で金へという考え方になる訳ですが、実際には金であれ先物取引が存在をし、実体以上の証券を発行していますので株ほどではないですがやはりリスクはあります。
しかし、ダイアモンドはどうかというと勿論先物もない現物資産でもあるわけですが、実際には相場を創るほどの量はありません(大粒)から、誰かが放出をして価格が崩壊をしたり、価値そのものがなくなることはありません。ただし、株や証券程どんどん印刷をできるものではありませんので運用するにしても運とお金が必要になります。
これからの考え方次第ではダイモンドの真価が問われますが、取り扱う側の真価も同時に問われることになるでしょう。因みにユダヤ人インド人。中国人がなぜにダイアモンドにこだわるのかを考えてみてください。
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