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2020年3月15日日曜日

後手、先手⁉

 新型ウィルスの騒ぎは収まりそうもない勢いですが、休校、イベント中止や延期と経済的にもかなりのダメージが予想されますが、そんな中どのように対処し、先んじるかということを考えると今回の安倍政権の対応は有事に強いとアピールをしていた政権とも思えないもろさでした。

 後手の最大の失敗は中国からの渡航制限です。ひと月も前に中国、韓国からの全面渡航制限をかけていたならば北海道の騒ぎはもっと小さなものとなっていたでしょう。習近平の来日、韓国の反発を考慮に入れたのだとしたら国民を考える宰相としては最低という評価をせざるを得ない。

 その渡航制限にしてもあくまでも要請であるという拘束力のないものであり、他国に比べても実効性に疑問を感じます。

 休校にしてもその後その両親の経済的ダメージを抑えるために5000億円からの補正予算を組むという一見素早い動きに見えますが、本当であれば休校をせずにそれぞれの自治体には保健所があるわけですから登校、下校時をはじめ授業中にも保健所員を配置し、平常を続ける為に消毒、マスク、検温等の手法をとるべきだったと思っています。

 なぜなら街中には多くの中高生が暇を持て余し、食べ歩きをはじめそこいら中でたむろをしている状況です。むしろ拡散の媒体になりうる可能性があるのです。前述の処置をとっていたならば税金をそこまで投入する必要もなく親御さんたちも含めてウィルスに注意しながらでも平常を保つことができ経済的にも最低限の落ち込みで抑えることができたと思っています。勿論補正予算も前述のような規模も必要ではなかったでしょう。

 内閣の不祥事が続いたこともあり、慌てふためいた結果かもしれませんが,政治的な致命傷を招くような後手後手の手法でした。

 今後の東京五輪ですが、おそらく中止ということになるのかもしれませんので、先手を打つだけの発想を持ってほしいとおもっています。それはズバリ二年後の北京冬季五輪と同年開催を提案するという発想もありではないかと思います。それであれば中止ではありませんから経済的落ち込みも最低限で抑えることもできますが一番の難関という米国のTVネットワークもトランプ大統領の発想の延期という内容を考えれば協力を得ることもできるでしょう。

 更には中国を巻き込むことにより中国マネーを有効に使うこともできるし、中国も多分に喜ぶ内容でもあると思います。情緒的に否定的な人もいるかもしれませんが、両大国を巻き込むことにより更なる成果も考える事もできるのではないかと考えるわけです。もしそこまでのことを考える事ができたならば賞賛をすることもできると思いますが、多分に期待できないでしょう。

 日本の政治家や役人というものは責任をもって先手を打つという文化があまりにも無いように考えます。ウィルスは思考で広がるわけではありません、それ故に先手、先手が必要になるんです。
イベントに関しても放射能ではありませんからマスク、消毒、検温などの最善の処理をし、経済的落ち込みを最低限にするような処理も必要だと思います。

 ウィルスで経済までも重症にしてはいけないのです。
https://ameblo.jp/diamonrow/
 

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