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2020年2月28日金曜日

ニッポン閉鎖⁉

 安倍首相が全国学校閉鎖要請を出し、波紋が大きくなっているようですが考え方として間違ってはいないと思いますが、方法論としてはどうなのだろうと考えます。つまり、ウィルス封じという事が結論であれば当然ともいえるですが、感染の出ていない自治体の事や結論への運び方として性急ではないだろうかと考えます。

 一つにはもっと早い段階での結論から準備期間をもっての要請なら理解が出来るのですが、いきなり準備期間2日間での実施というのは如何なものかという事です。

 勿論、問題点として挙げられている学校での授業の運び方やこれから一カ月間子供が家にいることになった親御さんの困惑は理解もできますが、一番大事なことはウィルスの封じ込めです。それが出来なければ些末な悩みだったと後で思う事にもなるでしょう。『木を見て森を見ず』になってはいけないのです。

 学校での2週間に及ぶ休校の授業の問題は職員たちから懸念や不安の声が聞こえますが、普段からそれ程精密な授業をやっていたのですかとも言いたいし、一か月間の休みにしても家庭の事情を懸念する親御さんに対しては夏休みだって一カ月間あるではないですかと言いたくもなります。

 勿論もう少し早い段階で要請を出し、準備期間として一週間ほどあればもっとよかったと思います。しかし、さらに言えば全国一律というのは考え物ですし、要請から2日間というのも文化国家としての運営としては如何なものかとも思います。

 ただし、一週間でアッという間に増え続けた北海道の鈴木知事の英断は若いに関わらず大したものです。多分道庁内の古い輩からは反対もあったと思います。珍しく政治にスピード感を感じました。多分安倍さんもそれに触発されたのでしょう。大阪の吉村知事にしても若さゆえの政治観という物を失わないでほしいものです。

 現実には日本国内の問題ではありますが、中国の日本逆封じを始め、このままいくと日本から海外への渡航も難しくなり、日本自体がクルージング船状態になります。ある意味日本自体からの閉鎖は意味もあることです。現在の足元だけではなくこの先のオリンッピックを始め、日本経済や国情をないがしろにするような状況だけは国民として避けてもらいたいと思っています。

 ニッポン閉鎖は本当にあるかもしれません。
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2020年2月25日火曜日

武漢ウィルス⁉

 あえての武漢ウィルスと呼びますが、情報社会というものは便利であり、時にはフェイクニュースを流したりと功罪織り交ぜてあるものですがその判断にはロジックがあるか整合性があるかを自分自身の知識と経験により判断するしかありません。

 今回、私の知人の友人が米国から武漢への派遣研究者としており、そこからの情報という事で普段であれば又聞き情報を流すことはないのですが、昨今の状況の中で少しでも害なく役に立つかもしれないという事であえて書かせてもらいます。

 それは現地の状況の中で一見風邪の症状と似ているかもしれないが違いというのは鼻水が出ないという事です。更に言えば今回の武漢ウィルスは耐熱性が低く極めて熱には弱いようだという事です。これらは湿度、熱さに弱いというウィルスの条件に当てはまっているという事でなるほどと思うものです。

 これらの低温、乾燥がウイルスにとって好条件と考えると現在人口密度や人口を考えた時に東京より高い北海道の感染率は合点がいきます。更には雪祭りを始め、その前の大量の中国人観光客の来道は正にあってしかるべきともいえるでしょう。

 先週北海道にいたのですが、北海道の人々の大らかな性格もあるのでしょう。東京に比べてマスクの着用率の低さにはびっくりしました。そういった条件も重なっているのでしょう。

 さて、ここからですが、前述の研究者のアドバイスとして喉などの付着するウィルスには熱めの飲み物が効果的だという事です。つまり、初期段階のウィルスは目などの粘膜は別にして多くは咽喉からの侵入が考えられます。その上で耐熱性の低い武漢ウィルスにはその熱めの飲み物を常時携帯し、外出ごとに飲むことを勧めています。これらは私自身の知識やメディア等で報道しているウィルスの知識にも該当するという事で効果的ではないのかと私自身も思うので書かせてもらいました。

 勿論熱湯という事ではありませんが、55度前後で死滅するという事なのでそこまでの熱さでなくても、白湯程度であれば十分に効果があるのではないかと思います。更に日本茶であればさらに良いと思います。武漢へ派遣されている研究者は勿論スペシャリストであるので軽々なことを言えないので知人にという事でしたが各情報を照らし合わせると有効な手段の一つではあると思うので紹介をさせてもらいます。
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2020年2月21日金曜日

グロン・ダイアモンド⁉

 言葉を変えながらでもある一定の業者は人造ダイアモンドの販売を試みています。まずはお手並みという事ではありますが、彼らの販売方法で一つ気に入らないことはある意味天然ダイアモンドの否定であります。

 『紛争ダイアモンドの否定』と『環境破壊への反意』という事をうたい文句にしていますが、実際には国連の決議の『キンバリープロセス』に基づき、我が国は勿論の事、殆どの国では表面上輸入をすることはでいません。しかし、実際には多くの産出国の目論見により自国の原産地証明を出していますのでその論拠も曖昧です。

 ただ、ハリウッド映画のディカプリオ主演『ブラッド・ダイアモンド』の影響もあり、数十年前の実態を如何にも現代の事のように表現をしていることも有りますが、実際にはそれほど乱暴なことではなく、テロなどの兌換通貨としての役割の方が大きいかもしれません。

 今後さらに人造ダイアモンドの台頭によりどちら天然ダイアモンドの価値がその役割を更にこなす事になるのではないかという心配の方が大きくなります。細かく書くことは出来ませんが現代において送金システムがデジタル化すればするほど裏社会への貢献度が大きくなるのが天然ダイアモンドです。

 また、環境破壊については地球を掘ってはいますが、何なら埋めればよい程度の破壊です。他の資源開発に比べ破壊と言えるレベルではないことは容易に理解が出来ます。ましてや人造ダイアモンドは半導体としての役割を担っている物であって地球の進歩に必要なものであることは否定しませんが、その為に使用する電力等の石化エネルギー等の自然破壊に関しても忘れてはいけません。単純に人造ダイアモンドを売るために天然ダイアモンドを悪者にする本音も見極めねばなりません。

 実際には宝石に対しての浅はかな知識でのプロモーションでしかないように見えるのは宝石であるダイアモンドの意味を理解していないからでしょう。つまり、神代の時代から自然が創りだした価値観や情緒という物を兼ね備えているから宝石というものは価値があるわけです。また、天然のダイアモンドがあるからこそ人造ダイアモンドがコバンザメ商法が出来るわけですから、その天然を否定し、更には天然のダイアモンドと勘違いさせるようなネーミングを用いることは業者の浅知恵を感じます。米国では既に『グロン・ダイアモンド』なる名前で販売をしています。

 しかし、試算では2030年代には残念ながら天然の3%前後の価格になることが推測をされています。何故ならばそうでなければせっかく開発したのに他の光学や工学技術には何の役にも立たなくなるからです。量産し、半導体としての役割が本来の役割であり、決していい加減ななんちゃってジュエラーが食繋いでいくようなレベルにはならないのです。結果的には『誰もが何時でも手に入る』ようなものが宝石としての席に着くことは出来ないのです。
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2020年2月14日金曜日

チャイナリスク⁉

 コロナウィルスの勢いが止まりません。しかし、インフルエンザほどの致死率ではないことも頭に入れて正しく恐れる必要があります。実は現在米国のインフルエンザの死者が12000人を超え、中国のコロナウィルスの死者の10倍もの死者数となっています。

 中国方面ばかり注目せずに反対側も見たほうが良いかもしれません。

 週末を含め全国で多くの宝飾展が行われるので必然的に大勢の人が集まります。主催者がどれくらい配慮をしてもしきれるものでもないでしょう。我々の仕事はどうしてもお客様にお触れた品物を手にする機会も多くなってきます。せめて除菌用のアルコールを必要以上に用意をしておく必要があるのでしょう。

 中国を発祥とした疫病というか感染病は後を絶ちません。それは中国の食文化に端を発していることが多く、SARS,MARS ,から始まり鳥インフルエンザ、豚コレラと後を絶ちません。そして必ず当初は人間には感染をしませんというアナウンスがあり、その後まもなくして人間の感染が確認されましたというニュースが流れます。

 結果日本は今回のような騒ぎや、経済的ダメージが起きます。多くの中国人観光客に委ねられた日本経済は常にリスクと背中合わせです。

 今回の騒ぎでは多くの日本のメーカーが部品の調達もできずに工場も休業状態になり、さらには今後の経済への影響は計り知れません。

 米国内のインフルエンザの死者の多くは貧困層です。健康保険を手に入れる事が出来なかった人々の悲惨な状況がそこにあります。実は日本でも他人事ではありません。

 チャイナリスクと私はあえてアベノミクスリスクを上げておきます。格差を創ってしまった要因は勿論安倍政権の失敗であり、更には観光立国を目指した結果が今回の騒ぎの大きな要因になっています。10年後にはもしかしたら戦後最悪の宰相として歴史に残っているかもしれません。

 経済においても感染病においても観光においてもチャイナリスクは多岐に及ぶのです。それを助長した政策としてアベノミクスであり、安倍政権の政策があるのです。もう少し未来を見る必要が今の日本にはあるのだと思っています。これを機会に内需の拡大を考え付くだけの度量が今の政治家にあることを望みます。トランプ大統領は必ずしも間違ってはいないのです。
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2020年2月10日月曜日

サスティナブル⁉

 『人工ダイアモンドは正にサスティナブルである』。そこいら中の大地を掘り起こし地球の環境を壊している天然に比べて如何にエコであろうかという事を説いている人々がいます。

 サスティナブルとはSustain(持続する)とAble(~できる)との造語でもあり、持続可能なという意味です。2018年頃からファッション業界で使われ始めた言葉です。石油業界に次いで環境破壊に影響を与えていると言われる服飾業界の中で『エコで再生可能なファッション』をという取り組みですが実際には廃棄の量を含めて年々増え始めているのが実態です。

 ただ、実際にりサイクルする事が出来るかどうかを意識して購入する人々もインテリジェンスの層に増えてきたのも事実ですが、ある意味宝飾業界はその先端を行っているともいえるのではないでしょうか。

 前述のスローガンは人造ダイアモンドを売るためにこの今流行りの言葉に乗っているのでしょうが、前提として天然のダイアモンドは再生可能であり、環境破壊の部分があるにしても他業種からすると決して大規模とは言えないとおもいます。

 前提として天然のダイアモンドに乗っかる形での生産ですから何をかいわんやです。更に人造ダイアモンドを製造するにあたっては間接的にどれ位の環境を破壊しているかという事も考えなければなりません。高温高圧機の動力も含め、過去には使われていなかったエネルギーです。

 エネルギーイコール自然破壊は最も大規模に行われているものです。やがてダイアモンドの採掘は行われなくなるでしょう。その時にこそ再生可能な天然ダイアモンドは経済的にも情緒的価値としても意味を成してくるでしょう。

 サスティナブルとは一見格好の良い言葉として使われている現在ですが、一人の人間が現実として5年なり、10年使おうとする洋服を買おうとしたら殆どのファストファッションのメーカーは無くなるでしょう。更にそれらの洋服は決して安価なものにはならないでしょう。

 ファッションとして流行り言葉を使う事はその知識や責任が伴います。使う事やその趣旨を決して否定をするものではありませんが、言動が伴うだけの意識を持たなければなりません。

 グレタさんの環境活動ではありませんが彼女の環境活動を助けるためにどれくらいの人々が飛行機や車で移動をしているか。何もしなければ確かにエコですが、人間生存活動というものは決して環境に良いものではありません。それが自然の周期というものでもあります。最低限の破壊で済ませるには数百年ほど前の生活に戻さなければならないでしょう。

 そんなことは不可能です。しかし、そのことは必ず考えなければならない課題でもあります。その上で人造ダイアモンドがサスティナブルであるなんて発言はしてほしくはないし、あまりにも軽率な発言だと思うのです。売らんがためのコピーとして決して使ってほしくはない言葉です。
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2020年2月4日火曜日

新型コロナウィルスの影響⁉

 武漢で始まったコロナウィルスの勢いは世界を駆け巡っているような印象です。勿論実態としても湖北省から始まり、南下を続け、いよいよ香港へという状況になり、3月初旬予定の香港ジュエリーショーも直面をする課題として宝飾業界に影を落とし始めました。

 情報ではすでにイタリアの出展業者が出展を中止にし、更には他のヨーロッパ諸国も見合わせる状況になり始めました。しかし、日本の業者の場合はそうもいかない状況にあります。

 日本から出展している業者の殆どが香港での売り上げを主体としているところも多く、中には売り上げ100%が香港ショーでの売り上げというところもあります。つまり、ここ10年日本の市場は思わしくなく、香港頼みとなってきていたのです。

 多くのヨーロッパ諸国を始めアジアの国は香港ショーなどの出展はプラスアルファのポジションとしてきたのに比べ日本のそのバランスはあまりにも危険と以前から考えてはいました。

 多くの海外の国々はジュエリーの文化がちゃんと根付き華やかとは言えなくても伝統、文化の中で宝飾の文化が根差していたので、内需という意味ではある意味安定をしています。しかし、日本はというとバブル後の30年間というものは業界、鑑定機関等含めて宝飾特に宝石に関してはその地位や意味を崩壊させることにより売り上げを忍んできた部分があります。

 勿論、誰のせいという事ではなく、時代や文化がそうさせたという意味では私自身にも責任の一端はあると思っております。しかし、扱う人間の対応次第では何千年も継続をしてきた業態ですから販売に姿勢なり、鑑定という中立第三者を気取る姿勢なりが正されれば、勿論これからも続く業界だと思っています。

 この新型コロナウィルス旋風という危機をきっかけに日本の業界にとっては内需を見直し継続性のある未来に繋げるビジネスとして進化をする良い機会と考えては如何なものでしょうか。

2020年2月3日月曜日

天然と人工⁉

 人造ダイアモンドが騒がれて久しくなりますが、天然と人工という言葉はすごく不思議な言葉ですが、人工と言われてイメージの良いものとイメージの悪いものが有ると思っています。

 明らかに人間しか生み出せないもの例えば人工衛星などがそうですが、人間の進化でオリジナルとして人間が創り上げたもの、更に自然に再生の出来ないもの、例えば人工関節なり義肢だったりに関しては称賛のイメージがあります。しかし、自然界にすでに存在し、それの価値なりイメージの乗っかってしまった人工に関してはある意味贋作的な負のイメージがあります。

 しかし、その『なんちゃって物』で良いという風潮が多く出てきていることも事実です。その例になるものの一つが人造ダイアモンドでしょう。なぜわざわざ『ダイアモンド』という呼称を付けるのかという事を考えるとわざわざ消費者を欺くことを前提とし、それが開示されるようになると人造と頭につけて責められないようにするというのが多くの場合の手法です。

 例えば人造ダイアモンドに関しては1970年代にはすでに日本のメーカー等も工業用という事を前提に製造をしておりました。しかし、それが1980年代になると旧ソビエト等が宝飾用のダイアモンドを製造し、世界に放出していました。(製造をしていた事実はありますが、当時看破技術がなかったのでその実態はtかめていません)

 良心的なメーカーなどは既に1990年代には開示をしており、ネット上でも取り扱い店の公表をしておりました。しかし、GIA(米国宝石学会)においては2003年に初めて確認をされたと発表を行っていますが、実際には看破方法が見つかったという方が正しいでしょう。それまでに発行をしたグレーディングレポートの責任を逃れるための方便ともいえるのです。

 それはさておき、天然であるがゆえに人間には敬うという性があるのも事実です。例えば天然マグロなど魚介類に関してもそれは言えます。つまり精神的満足感がそこにはあるのでしょう。一方で美味しければ養殖だってかまわないという合理性というのもあります。

 ただし、情緒や精神性を価値としているものに関しては如何なものかと言えば答えは多くの人々はNOと言うのではないでしょうか。つまり、生産性や実利性の無いものは本物であるが故に価値なり意味があるわけです。

 人造ダイアモンドはジュエリーの材料になったとしてもダイアモンドにはなれないのです。『カニカマは蟹にはなれないのです。』

 それゆえ、精神的な産物であるブライダルリングは天然であるがゆえに意味があるのです。
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