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2019年3月15日金曜日

人造ダイアモンド元年⁉

 今朝TVで『合成ダイアモンド元年』というタイトルでオンエアがありました。私はあえて合成ではなく人造という言葉を用いているのですが、それは本物に似せる為に作られた異成分の物を以前は合成と表現をしており、今話題そのものは明らかに天然ではないものの本物です。

 その人造のダイアモンドについてのレポートではあったのですが『元年』という表現もいささか首をかしげるわけですが、現在この件を話題にしたがっている人々(扱おうと思っている人も含めて)の知識不足であることからセンセーショナルに扱われています。

 以前なら述べているように人造ダイアモンドに関しては米国を筆頭に二十数年の歴史を持ちネット上でもディスクローズされてきていたことで、日本でもすでに2010年にはGIAにより国際宝飾展を始めあらゆるところで公表をされていることです。

 ただ興味のない人や勉強不足の宝石店等が多かったことは事実です。更に番組の中で京都の老舗宝石店が取り扱いを始めたという事でレポートがあったのですが、その中でそこの社長と名乗る人が『我々でも間違えることがある』という表現をしておりましたが、そのような無用な発言が消費者に不信感を招くのです。本当にこの店で扱っていて大丈夫なのだろうかとさえ感じました。

 実際には真贋を判別することは国内大手の鑑定会社であればほぼ100%に近い確率で可能です。それ故に今後は真贋に関しては一流鑑定会社の鑑別書を必要とするでしょう。勿論グレードに関しては別問題ですが・・・。

 その中でも女性は自分で買うのなら人造でも良いが貰うなら天然に限るという本音を漏らしていましたが、この先宝石の販売員が知識をつけていくとまた違った形位になるのであろうと思っています。何故なら元々宝石というのは心も問題であり価値観です。さらにそこに加わったのが換金性という宝石の条件が出てくるわけですから、その両方を保有しない人造石に関してはどちらも得ることのできない単なるアクセサリーとなるのでそこに果たして高額を本当に支払うのでしょうか?

 前回にも書きましたが世界的にはすでに価格の下落は始まっています。しかし、スワロスキー等のアクセサリーブランドはガラスでさえあそこまでのプロモーションで高額販売をしておりますので人造ダイアモンドのブランド販売に関してはそれなりの成功を収めるでしょうが、その力のないところは行く末に困難が待っていることは否めないでしょう。
https://ameblo.jp/diamonrow

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