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2017年2月2日木曜日

値引き合戦⁉

 今はどこの業界関わらず値引き値引きのオンパレードで見ていても嫌気がさすことがあります。街中のブティックやファストファッションやスーパー靴屋さん等々上げたらきりがありません。

 値引きという事はイコールその価格の価値がないという事で考えるとな値引きイコール意味がない販売方法という事になります。勿論極論といわれればその通りです。ただし、それは間違いではないという事でもありますので、例外もありますよという事で極論という事になるのですが・・。

 例えば実用雑貨や消耗品にかぎっていえば大量生産が可能ですから価格が破壊されることもあるでしょうし、競争にもなり市場も存在します。つまり、極論反対側の例外です。価値があるにもかかわらず価格競争になる物です。

 価格とは本来供給側と需要側の価値の一致をしましますが、値引きが多く行われるという事は冒頭の価値を感じてもらえない。つまり、価値がないという事です。ただし、これらは需要側が明らかな価値基準を持っていることが前提です。

 それでは嗜好性のあるものはどうかという事で考えると、勿論需要者側に多少の価値判断は持っています。しかし、それは十分ではないでしょう。だからこそ説明と知識を深めた価値基準を持ってもらう努力が必要なあるわけです。ただし間違ったインフォメーションを送ると後から痛い目にあうことになります。

 例えばよく見かける風景ですが
『これ、お幾らになるの?』
これは普通価格が付いていないものに対する質問ですが宝飾業界ではすでに価格が付いているものに対しての質問であることが多いのです。これはお客様としても勇気のある質問だと思います。場合によっては品のないお客だと販売者に思われるからです。しかし、業界側がこのような教育というか印象を与えてきたためにお客様も非常識に感じてはいないよう印象があります。

 数年前、初めて展示会なる物に参加をしたときにこの場面に出会いびっくりしたことがあります。
私は『そちらのプライスになっています』と普通にお答えしたわけですが
『それがいくらにできるのかという事を聞いているんですよ』

というお答で、その意味は(私は気に入っているけれど価格が予算より高めか、心意気によっては買うよ)という事だと解釈をしました。

『それではお求めいただくという事で少しではありますが引かせていただきます』というと
『買うかどうかはその価格によるわよ』というお答で唖然としてしまいました。

 買うことを決めてもいないで値引き要求とはこのお客さんは何を考えているんだろうとその時は思いました。つまり、付いている価格に関してはまるで信用をされていない会場なんだと感じ、ここでは販売側と購入側の信頼関係というものが構築をされていないことが前提で販売をされていると感じました。

 しかし、その後参加をするようになると集客を多くあるので必ずしもお客様がこの販売店を信用していないわけではないのだと感じるようになり、それからというものは一人一人のお客様にダイヤモンドの話やジュエリーの話を丁寧に説明をするようになりましたが、業界全体の問題であることに気が付くにはあまり時間がかかりませんでした。

 問題点として販売者のプロが少ないために作り話や戯言的な説明が多い。また、値引きさえすればお客様が買うと思い込んでいることや、売ってしまえばよいというその場限りの考え方が横行している等々の問題があるので、その辺はそれらの人の人間性という事もあるので改善は難しいのだろうと思います。

 ただし、街中でやっている値引き合戦とは意味が違うということだけでも自覚をしてもらいたいものです。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

 

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