昨日、俳優の柴俊夫さんのチャリティーイベントに顔を出す際に、たまたまニューヨークから帰っていた柴さんの御友人を車でピックアップしていきました。
彼女の御主人は国連の方でお仕事をされている方で時々帰国をなさるそうです。数年前まで毎年のように仕事で訪れていたNYの話などで車中盛り上がり、NYのダイヤモンド街に時々足を運ぶというお話しをしていて
『沢山の黒い服を着たジュイッシュ方達が歩いていますよね』
と言う話の広がりからダイヤモンド買付の話題にもなりました。
もう、三十数年ダイヤモンドビジネスに携わり、いつも不思議なことは完璧と思った買付になる事は100%あり得ないという事です。
私自身の買付は裸眼でチェックをして、照りの強い物を再度ルーペで品質をチェックをするという順序で作業を進めますが、毎度チェックをしたダイヤモンドと価格のバランスやその時の市場価格とのバランス等々買付の決め手を見つけるまでの時間との闘いです。
妥協をしなければ買付は出来ないし、妥協をしていれば自分の思う良い物を提供できないと考える事の兼ね合いが何時も難しいのです。勿論、無理してまで妥協をする事は期待をしている消費者に対する裏切りにもなるし、そのしっぺ返しは必ずくることも経験の中から身についています。
勿論、価格を気にしないで完璧なものを買う事は簡単なことではない買付の中でも、そう難しい事ではありません。しかし、消費者にとっての購入意欲をそそる条件というのは様々ですから、品質なのか大きさなのか価格なのかがはっきりとしていない要素の中で最大公約数を見つけることはそう簡単なことではありません。
多くのバイヤーは大手のメーカーの注文の物を買付するという作業ですが、私の場合は直接のマーケットですから自分のアイディアの中で買付する物を決めていかなければなりません。その上で新たに提案する物を探していく訳です。
大きな流れを説明するとこういう事ですが、実際には一つ一つグレードのついていないものを自分の目でチェックをしていくという作業は色や内胞物のチェックだけではなくカットのバランスやジュエリーに製作された時の状況を想像しながらの作業は好きでなければ出来ないだろうなとも感じます。
結論から言うと人間と同じようにダイヤモンドには一つ一つ個性があります。人間に似合う衣類やヘアスタイルがあるようにダイヤモンドにも似合うジュエリーのデザインや留め方があります。それを瞬間的にイメージをする事が買付の一番のだいご味であり、楽しみなのです。
但し、女性客の多くはダイヤモンドの素材そのものに関心を寄せる事が多く、今まで裸石のままで提案される機会が少なかっただけで、女性の方がダイヤモンドの買付には向いているのだろうと私自身は思っています。
彼女の御主人は国連の方でお仕事をされている方で時々帰国をなさるそうです。数年前まで毎年のように仕事で訪れていたNYの話などで車中盛り上がり、NYのダイヤモンド街に時々足を運ぶというお話しをしていて
『沢山の黒い服を着たジュイッシュ方達が歩いていますよね』
と言う話の広がりからダイヤモンド買付の話題にもなりました。
もう、三十数年ダイヤモンドビジネスに携わり、いつも不思議なことは完璧と思った買付になる事は100%あり得ないという事です。
私自身の買付は裸眼でチェックをして、照りの強い物を再度ルーペで品質をチェックをするという順序で作業を進めますが、毎度チェックをしたダイヤモンドと価格のバランスやその時の市場価格とのバランス等々買付の決め手を見つけるまでの時間との闘いです。
妥協をしなければ買付は出来ないし、妥協をしていれば自分の思う良い物を提供できないと考える事の兼ね合いが何時も難しいのです。勿論、無理してまで妥協をする事は期待をしている消費者に対する裏切りにもなるし、そのしっぺ返しは必ずくることも経験の中から身についています。
勿論、価格を気にしないで完璧なものを買う事は簡単なことではない買付の中でも、そう難しい事ではありません。しかし、消費者にとっての購入意欲をそそる条件というのは様々ですから、品質なのか大きさなのか価格なのかがはっきりとしていない要素の中で最大公約数を見つけることはそう簡単なことではありません。
多くのバイヤーは大手のメーカーの注文の物を買付するという作業ですが、私の場合は直接のマーケットですから自分のアイディアの中で買付する物を決めていかなければなりません。その上で新たに提案する物を探していく訳です。
大きな流れを説明するとこういう事ですが、実際には一つ一つグレードのついていないものを自分の目でチェックをしていくという作業は色や内胞物のチェックだけではなくカットのバランスやジュエリーに製作された時の状況を想像しながらの作業は好きでなければ出来ないだろうなとも感じます。
結論から言うと人間と同じようにダイヤモンドには一つ一つ個性があります。人間に似合う衣類やヘアスタイルがあるようにダイヤモンドにも似合うジュエリーのデザインや留め方があります。それを瞬間的にイメージをする事が買付の一番のだいご味であり、楽しみなのです。
但し、女性客の多くはダイヤモンドの素材そのものに関心を寄せる事が多く、今まで裸石のままで提案される機会が少なかっただけで、女性の方がダイヤモンドの買付には向いているのだろうと私自身は思っています。
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