昨日、ある方から
『ダイヤモンドが値下がりしているそうですね。』
との問いかけ
常々書いている様にダイヤモンドを一つの括りにすると見誤る事があります。ダイヤモンドはいくつかのカテゴリーで捉えなければなりません。
1.宝飾品やその他の装飾品の材料としてのダイヤモンド。
2.宝石その物としてのダイヤモンド。(財産性を含む)
3.工業、光学機器の部品としてのダイヤモンド。
といったカテゴリーのほかに1.2.を含めたエモーショナル・バリューといいますか心の部分で考えるダイヤモンドといったところもあります。
つまり、冒頭の質問の意図は、だから今後はダイヤモンドのビジネスは難しいのではないかということでしたが、1と3に関しては経済が悪くなれば需要も減るし、材料の進化によってはこれらの材料の重要性も失われてくるので値下がりの当然な部分もあります。
ただし、2に至る部分では世界のオークション市場を見ると決して値下がり傾向を示している訳ではありません。むしろ価格の更新をを行っています。
一般論として短絡的に捉えるとダイヤモンドが値下がりをしているといった言葉だけを考えるとあっていると言えるでしょう。しかし、一次的な物の見方というのは何時でもギャンブル的発想から生まれる物で、長期的に見ると決して値下がりのトレンドを示してはおりません。
小さなサイズになるほど値上がり率は決して高くはありません。それは素材の量や掘削技術の進歩がある為に手に入れる事が容易になるからです。
一部の例を上げるとメレーという小さな素材のダイヤモンドがありますがこれは40年ほど前とほとんど価格は変わりません。ただし、当時のレートは$1.00が300円前後であった事を考えると3倍強の価格にはなった事にはなりますが・・・・。
しかし、以前にも述べましたが2ct、3ct、5ctというところの上質品になりますと過去6年ほどで3倍ほどになりますが円相場もそう大きくは変わっていません。
近視眼的見る事が向いていものは一般的にギャンブル的要素が多く、株なども同様な事が言えると思いますが、デイトレード的に短期運用だけ見て大きな利益を上げる人は非常に少なく、ウォーレンバフェット氏のように長期的な視野に立ち、株を扱う人は大きな利益を最終的には上げることになるのだと思います。
ダイヤモンドに関しては本来は歴史的に見ても長期的展望においてビジネスを行う事が理想なのですが、残念ながら今の日本に置いてそこまで視野に入れながらビジネスを行うのほんの一握りで、後はその場の金融的にダイヤモンドを扱っている人間がほとんどです。ですから、経済状況がわるくなれば換金のためにも安値で手放す事が起きるので当然値下がりのトレンドになります。
昨今の買い取りブームもそれに拍車をかけていると思いますが、市場から安く手に入れたダイヤモンドを換金してさらに業界に逆流させることにより正規のルートの輸入品より安く出回り、結果的にはな下がりのトレンドになるという事になりますが、それは需要に対して一致をしているかというとそうではありません。
現実には必要なものが必ずしも逆流品の中にはありませんから、実際には手に入りにくい物が多いというのも事実です。
逆に言えば、金融的に扱えるほどダイヤモンドのバリューがあるという事になります。また、エモーショナルバリューを考えて時に経済的側面よりも精神的側面が多くありますのでそれはそれとしてビジネスの一つの要素として成り立つので、むしろ、本来の姿の部分でありますから、今後ダイヤモンドがビジネスとして成り立たないという事は決してないと考えます。
もし、この部分が成り立たないとしたら多くのビジネスは成り立たないという事になるでしょう。
『ダイヤモンドが値下がりしているそうですね。』
との問いかけ
常々書いている様にダイヤモンドを一つの括りにすると見誤る事があります。ダイヤモンドはいくつかのカテゴリーで捉えなければなりません。
1.宝飾品やその他の装飾品の材料としてのダイヤモンド。
2.宝石その物としてのダイヤモンド。(財産性を含む)
3.工業、光学機器の部品としてのダイヤモンド。
といったカテゴリーのほかに1.2.を含めたエモーショナル・バリューといいますか心の部分で考えるダイヤモンドといったところもあります。
つまり、冒頭の質問の意図は、だから今後はダイヤモンドのビジネスは難しいのではないかということでしたが、1と3に関しては経済が悪くなれば需要も減るし、材料の進化によってはこれらの材料の重要性も失われてくるので値下がりの当然な部分もあります。
ただし、2に至る部分では世界のオークション市場を見ると決して値下がり傾向を示している訳ではありません。むしろ価格の更新をを行っています。
一般論として短絡的に捉えるとダイヤモンドが値下がりをしているといった言葉だけを考えるとあっていると言えるでしょう。しかし、一次的な物の見方というのは何時でもギャンブル的発想から生まれる物で、長期的に見ると決して値下がりのトレンドを示してはおりません。
小さなサイズになるほど値上がり率は決して高くはありません。それは素材の量や掘削技術の進歩がある為に手に入れる事が容易になるからです。
一部の例を上げるとメレーという小さな素材のダイヤモンドがありますがこれは40年ほど前とほとんど価格は変わりません。ただし、当時のレートは$1.00が300円前後であった事を考えると3倍強の価格にはなった事にはなりますが・・・・。
しかし、以前にも述べましたが2ct、3ct、5ctというところの上質品になりますと過去6年ほどで3倍ほどになりますが円相場もそう大きくは変わっていません。
近視眼的見る事が向いていものは一般的にギャンブル的要素が多く、株なども同様な事が言えると思いますが、デイトレード的に短期運用だけ見て大きな利益を上げる人は非常に少なく、ウォーレンバフェット氏のように長期的な視野に立ち、株を扱う人は大きな利益を最終的には上げることになるのだと思います。
ダイヤモンドに関しては本来は歴史的に見ても長期的展望においてビジネスを行う事が理想なのですが、残念ながら今の日本に置いてそこまで視野に入れながらビジネスを行うのほんの一握りで、後はその場の金融的にダイヤモンドを扱っている人間がほとんどです。ですから、経済状況がわるくなれば換金のためにも安値で手放す事が起きるので当然値下がりのトレンドになります。
昨今の買い取りブームもそれに拍車をかけていると思いますが、市場から安く手に入れたダイヤモンドを換金してさらに業界に逆流させることにより正規のルートの輸入品より安く出回り、結果的にはな下がりのトレンドになるという事になりますが、それは需要に対して一致をしているかというとそうではありません。
現実には必要なものが必ずしも逆流品の中にはありませんから、実際には手に入りにくい物が多いというのも事実です。
逆に言えば、金融的に扱えるほどダイヤモンドのバリューがあるという事になります。また、エモーショナルバリューを考えて時に経済的側面よりも精神的側面が多くありますのでそれはそれとしてビジネスの一つの要素として成り立つので、むしろ、本来の姿の部分でありますから、今後ダイヤモンドがビジネスとして成り立たないという事は決してないと考えます。
もし、この部分が成り立たないとしたら多くのビジネスは成り立たないという事になるでしょう。
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