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2012年5月24日木曜日

ダイヤモンドと人間関係。

 ダイヤモンドのグレードの基準の話をしている時に、数十年前になりますがフローレス(無疵)ということで販売したダイヤモンドに内胞物があったと購入者からクレームがあった事を思い出しました。

 何でも顕微鏡を買ったのでダイヤモンドをセットして見てみたということでしたが。その倍率が100倍ということでした。こちらも最初は驚きその話にはあきれた事を覚えています。何にでも基準は有りますから説明をする事により大事にはいたりませんでしたがカルチャーショックでした。


 ダイヤモンドのグレードは通常10倍のルーペでジャッジをしますが、時々勘違いをして20倍とか50倍の顕微鏡で内胞物を探す人がいますがそれは明らかな間違いですね。

 基本的には10倍のルーペであっても熟練したグレーダーがジャッジメントする為のものであって決してダイヤモンドの美しさを見る為の物ではありません。またグレーダーによってもそのジャッジに違いは出るものであり、ご自身の目が一番大事なのです。

 人間関係もある程度の間がある事が大事なことで近づき過ぎる事は必ずしも良くはない事もありますよね。つまり、海も遠くで水平線を見ている限りはまっすぐですが近くに行くと波が経っているものですよね。

 ダイヤモンドは肉眼で愛しみ、自らの心の充実感を満たすものであって決して粗探しをしたり不愉快の思いをするものでもないという事です。

 毎回のように書きますが、ダイヤモンドの選び方は肉眼での美観を兼ね備えていたならばできるだけ大きなサイズの方が良いというのはその意味も踏まえてのことで、品質が良いに越したことはありませんが、基本は大きさと肉眼での美しさです。

 精神的には美しさであり、経済的には大きさが基本です。そして、その予算との兼ね合いです。それは人それぞれによっても違います。人によって視力に違いもありますから美しさも多少違ってくるでしょう。

 ダイヤモンドに接する感じが人間関係によく似ているとは思いませんか?

 人間は人のまと書きますがダイヤモンドの語源の一つに侵してはならないものという意味もあります。適度な自身にとって居心地の良い距離が人間関係を潤滑にしてくれるのでしょうね。

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