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2012年5月8日火曜日

ダイヤモンドの生成型。

 前回に続きダイヤモンドのタイプですがタイプⅠ,ⅡのほかにP型E型というものがあります。これは何処でどういった条件で生成されたかといった違いを表わすものです。勿論、それが価格に反映するとかといったものではありませんが結果的に違いの原点かもしれません。

 P型とはカンラン岩(ペリドタイト)を含んだダイヤモンドで、もう一つのE型は変成岩を含んだE型(エンクロジャイロ)になりますが、これは前述のタイプⅠ、Ⅱの元素ミックスに対して含有物の違いです。

 P型は一般的に地表から深いところで高温で生成されたもので、E型は比較的地表から近いところでそれほどの高温ではなく生成されたものという事になります。どちらも深度140キロ以上で温度も1000度以上である事には変わりはありませんが・・・。

 私見ではありますがP型は割と古い時代に生成され、E型は新しい時代に生成された物とではないかと考えております。というのはE型に関しては海生物やエンクロジャイロから変質した炭素が元になり生成されており、P型に関しては地下マントルの中で原始地球時代に存在した炭素から生成されていると思われているからです。

 これらの材料を考えてタイプの違いや、グレードにたどり着く根拠となるのかもしれませんが今のところそこまでの追及はしておりません。しかし、ダイヤモンドの希少性の根拠や価値を考えて頂くには良い材料でもあるかもしれません。

 人類の誕生以前から存在し、あらゆる歴史に関与してきた現在の姿にこそ価値があることは間違いがありません。なぜなら、神と同じで人類がその価値の認めなければ、その意味はないのです。

 ダイヤモンドをエンジョイしてください。

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