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2026年6月29日月曜日

金のモメンタム!?

  金相場の躍進が止まり、そのモメンタムが陰り、それは半導体、AI株にもその予兆が出ているような気がしてきました。

 これらの現象はいずれ必ず起きてくる状況であることは歴史が証明をしています。産業革命や2000年代のITバブル崩壊にもある様にある一定の喫水線を超えたときに限界にぶつかるという事です。

 分かりやすく言うと豊作貧乏という現象が起きるという事です。つまり、過剰供給は必ずしも良いことではなく、結果的にはバランスよく適量にすべく廃棄も必要になるという事です。

 生産性が上がることにより、市場の容量を超えたものが出来ると価格の下落を生みます。本来は生産性を上げる技術は進化として称えられることではあるのですが、『過ぎたるは及ばざるがごとし』という事でバランスが必要です。

 AI、IT化が進むことにより弊害が起きることを想定しバランスを取らなければならないが、今の米国式スタートアップ起業や市場への供給はバランスというフィルターを通していないためにSNS上で起きている問題点を解決できないでいます。つまり、情報量やその弊害のバランスや精査が行われる前に利益ありきで進むために起き始めている現象です。それは物でも情報でも一緒だと考えています。

 一人の人が仮に10兆年の資産が出来たとしても、これが社会や市場に還元出来る訳ではありません。お金は経済の血液であるという言葉が懐かしく感じられますが循環しない血液は致命傷です。

 今、その現象が世の中を席巻している怖さがあります。必要でないものを作り出し、それが金融という化け物のエネルギーになっており、その掃き出し口になっていた金や株式に異常が出始めているという事かもしれません。

 実際の金価格は需給のバランスで決まらなければなりませんが、現状先物というふくらましにより相場が動いています。現物は増えませんが数字は膨らみ、その限界が来ると下降が始まります。つまり、実数に近づき始める動きを始めます。それが今でしょう。

 我々のダイアモンド業界においてもそうでした。デ・ビアス社がコントロールをしていた時点では需給のバランスが取れていましたが、自由市場に近くなり大量に採掘がはじまり過剰供給が始まると1ct以下の量産品は価格が下がり始めました。特に品質の調整が行われなくなると低品質の物が市場を席巻し、ダイアモンドの価値そのものを危うくし始めたのです。

 勿論、大粒の採掘量自体が増える訳ではありませんので、大粒に関しては大きな影響はありませんが、マスマーケットを対象にした小粒市場ではこの弊害が大きく表れたのです。

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