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2020年12月21日月曜日

ダイアモンドの資産運用⁉

 昨今のフィンテックを見るとわかるように現実の経済指数は殆どが実体経済とかけ離れています。つまり過去の運用データーはもはやそれこそ過去のものであり、先読みもできないような内容です。

 現実のフィンテックというものはデイ・トレーダーが横行しているように数分単位の 売買や大手ファンドなどのマネー・ゲームの様相を呈しています。

 これら新社会主義的な資産運用方法は短期的に膨大な資産を形成できる可能性もありますが、一方不安定な要素もあります。そして、何よりこれらの運用は社会を豊かにすることはありません。格差社会という面をより一層鮮明にするわけです。

 旧資本主義の世界では人や社会のインフラに投資をすることが主であり、それが社会を豊かにすることにもなっており、それらの手間暇が経済の源でもあったわけです。現代のIT世界ではその手間暇が要らないわけです。つまり根本的な実体経済を動かすことはないのです。

 一方,ダイアモンドの資産運用というものはその中間にあり、一般庶民の物でもなく新社会主義を本分としている人々の物でもありません。過去においては富裕層が個人として保有するものが殆どでありましたが、現代は多くの場合大粒のダイアモンドに関しては法人として保有し、運用をするという形態に変わりつつあり、長期を見越した法人の資産運用及び保全の一つとしての認識です。

 問題はよく言われることですが、手放すときにとても安価になるとか、ただ同然だったというよな不信感を持っている人々も多く、それは過去の販売方法にあり本来のダイアモンドの販売方法とは違っているという事もありますが、流通面も多くあります。

 大粒の資産用のダイアモンドを購入する方法としてダイアモンドのディーラーを通して購入する方法やネット、更には宝飾店、百貨店とといった方法がありますが、その購入方法により購入価格が変わります。それぞれのメリットデメリットがありますが、価格的なメリットだけを言うなら、ディラーかネットでしょう。但し、ディラーは高額品であり、ネットは先に決済をすることが必須となります。勿論、百貨店や宝飾店で購入するメリットもありますが資産性を考えると価格的にはリターンが遅くなるという事になるでしょう。

 今後の需要としての伸び率はますます増えるであろうと想像をしますが、それに値するダイアモンドを考えるとそれほどの量は出てはこないだろうとも考えます。

2020年12月16日水曜日

GoToトラブル⁉

 世の中の多くの人が同意をして頂けると思いますが、GoToキャンペーンの内容が偏っていることが気になって仕方がありません。つまり、観光業、飲食業への厚遇が果たしてどうなのかという事です。

 上記の業種に関わらず他業種であっても新型コロナにおける困窮は語りつくせません。それ故に飲食、旅行業界に人々がGoToキャンセルによる不平不満が出ている現状は何か勘違いをしているとしか考えられません。

 GoToキャンセルは飲食、旅行を禁止しているわけではありません。つまり、工夫をしながら行ってくださいという事です。他の業種は工夫をしながら業務を行っているわけです。特別扱いをされていることを前提にしていない恨み節はむしろ滑稽です。

 GoToキャンペーンを前提に予約をし、キャンセルをしていた人々は本来のお客様ではないのではないでしょうか? むしろ、今後の利益の先取りをし、この騒ぎが収まった頃には戻らない人が多いと思います。それ故に感染対策をキチッとして安心感を与えることにより集客をすることに頭を使う事でしょう。本当に行こうと思っている人々はキャンペーンが有っても無くても行くのだと思います。

他業種は困窮の中で努力し、知恵を出しています。

特に両業種を非難するつもりもありません。

勿論メディアの流し方もあるでしょう。

 ただ、理解をしていただきたいのは自分たちで判断をして、自分たちで行動をしなければむしろ厚遇されていたために後で苦しむことになるのではないかという懸念です。

 そういった意味では政府の中途半端な政策こそは将来の経済を破綻させることになるのかもしれません。

2020年12月5日土曜日

歩行器⁉

 不安定だからこそ活路があるというのが基本的な考え方として持ち始めて随分となるような気がします。

 その基本というのは肉体的にも精神的にも、もっと言うならビジネスにおいても社会生活の全てにおいていえることだと思ています。

 人類というものは2足歩行となってから長いが基本的には4本足の方が安定をしています。しかしながら何故に不安定な2本足になっただろうかと考えるとその方が便利であり、より情報を得ることができるからでしょう。

 つまり、進化、成長の前には不安定があり、そこを工夫と努力により進化成長を続けるのでしょう。現代でもそれは何についても言えることなのだと考えています。

 しかし、その過程において間違った手法をとると勘違いと間違いを犯してしまい、結局は進化も成長もしないという事になるのです。

 何故にこのような事を書いたかというと赤ちゃんが成長過程で歩行器なるものを使う事がありますが、この歩行器自体は実際には身障者の補助として考えたときには有効なものとなりますが、成長過程においても赤ちゃんにとっては必ずしも適しているとは言えないとされているのです。

 今回のGoToキャンぺーンも果たして社会の経済において歩行器として適していたのかというと答えは『NO』と言えるでしょう。一つにはコロナ後の経済政策の『益』を不十分な形で先取りをしてしまったという事、二つ目には本当の富裕層は割引で高価な宿泊施設は使おうとはしないでしょう。そこにはレッテルが貼られることとなり、更には残念ながらGoToトラベルを使った多くの人々は『普段ではこんな高いところへ来れないから。』と口をそろえて言っています。更に言えばこの後に打つ手はあるのかということです。つまり、この後の弊害の方が多いのです。

 我々宝飾業界にも同じようなことがありました。未熟な販売員のためのダイアモンドグレードという歩行器の弊害は本来の意味合いから外れ、グレードで価格を競うという間違いを犯し、結果的には現在の状況となったわけです。

 勿論、歩行器も使い方を間違わなければ非常に有効な手段だと思います。

 人は不安定な状態から知恵や訓練を経て思考的にも体力的にも安定を手に入れます。それが進化であり成長なわけです。そしてそれが正しい姿だと思っています。

 新型コロナ禍で不安定な社会の今だからこそ見えるものが有り、進化成長をするチャンスなのです。

 

2020年12月2日水曜日

資産としてのダイアモンド⁉

 最近、資産として のダイアモンド問い合わせを受ける機会が多くなっています。その背景には金融市場の現在の状況が大きく影響をしているように感じています。それは地金市場にも見られるように株式市場とリンクしている部分が見られるわけです。

 つまり、多くの資産家はお金の行き先といかに効率よくそのお金を動かすかを考えているわけで決して錬金術のレベルで考えているわけではなく、単純に言うとゲーム感覚でリスク回避を如何にするかという考え方のようにも見えます。

 投入している株式に対する資金を如何に動かすかという経過の中で利益確定資産として地金に資金を運び、また株式市場が盛況が見込まれるなら再度地金から離れ株式市場に資金を運ぶわけです。

 ここ数カ月はその動きが顕著で新型コロナ禍において株式市場が迷走しそうな様子であった8月には金は史上最高値を付け、株式市場は一時下落傾向にあたのですが、ワクチンの状況が見えてくると一挙に株高地金安傾向に動き始めました。最近では株高とともにプラチナが高騰し始めていることを注視しておかなければなりません。

 以上の様な資金の動きの中にダイアモンドが入り始めているわけですが、それはやはり利益確定の一部として価値が下がらないダイアモンドに一部をシフトしておこうという動きなのでしょう。金地金も先物があるように価格が一定ではありません。

 しかし、ダイアモンドは絶対数が少ないのですべての資産家に対応が出来るわけではありません。つまり、お金があるからといって効率の良いダイアモンドを手に入れる事が出来るわけではありません。そこで少しでも手に入りやすいダイアモンドを手に入れておこうという心理もあるのでしょう。

 法人が手の内にある資産家は特に企業の金融資産として保持しておこうとか、悪く言えば会社のお金でダイアモンドを買っておこうという考え方なのでしょう。現在の現代アートのブームもその類なのです。そうしておけば経理上のメリットもそれなりにあるわけです。

 結果としてダイアモンド価格は上昇傾向になり、資産として有効なものとなりうるわけです。(これらには最低条件のサイズと品sつはありますが)