今回の買付で感じることはダイアモンド市場の変化ですが、特にGIA(米国宝石学会)の末路とも思えるような行状です。
以前にも書きましたが人工ダイアモンドにグレーディングレポートをつけるという自らを否定するような暴挙もそうですが、今回特にファンシーカラーダイアモンドの買付が中心ということもありましがそのレポートの醜さです。
十数年前と違い現在は多くのマニュファクチュアがファンシーカラーに参戦をしてきています。以前であればファンシーカラーを取り扱っているのはイスラエルでも数社だったのですが現在ではコマーシャルレベルのビジネスが難しくなっているということもありますが徐々に増え、今では数十社が取り扱いを始めています。
一番のひどさはGIAのカラー表記が一定ではないということです。コマーシャルを取り扱ってきた業者はそのカラー表記に従って価格をつけようとしますので値段がバラバラです。
彼らからすると4Cが如く価格をつけようとしますのでその基準でもあるカラー表記がいい加減ですから何をかいわんやです。
最初は私に反抗的な業者も多くいたのですが、以前からのマニュファクチュアに協力をしてもらい同じ表記のカラーグレードのものを数十点揃えてもらい、更には反抗的であった業者にも同じく持ち寄ってもらいました。
そこで起きたことですが同表記のカラーグレードを見た目の色で順番に並べてもらったのですが十段階以上に分けられました。当然皆は唖然とした様子で、更に私はその下のカラーグレードのものを数点忍ばせていたのですがランクの下のカラーが皆が分けたカラーグレードの上位にいたのです。
勿論人がジャッジをするものですから当然幅もあり、違いがあってよい訳ですが、さすがにこの結果に関しては皆が不安な顔をしておりました。数社から価格の見直しの依頼があり、一部お手伝いをさせてもらいましたが、基本的には価格は市場の消費者が決めるものであり、更には好みもあるのが色ですから一概に決めつけることもありません。
ただGIAのグレードを盲目的に信じ価格をつけることは気を付けたほうが良いということと、せめた他社の所有するものとの比較は定期的にしたほうが良いことを伝えました。
日本でも同じことがあります。ピンクであればなんでも「アーガイル」が良いとかもうすぐ閉山をするから貴重だとか訳の分からない理由での販売をしている業者をよく見かけます。これらの業者は間違いなくダイアモンドを理解していません。聞きかじりの知識だけで確認をすることもなく販売をしているのでしょう。
ただ一番の問題はGIAによるグレーディングの問題でしょう。世界で最も権威があるという迷信はやがてかつてのシンジケートがごとくとならなければよいのですが・・。
https://ameblo.jp/diamonrow/
以前にも書きましたが人工ダイアモンドにグレーディングレポートをつけるという自らを否定するような暴挙もそうですが、今回特にファンシーカラーダイアモンドの買付が中心ということもありましがそのレポートの醜さです。
十数年前と違い現在は多くのマニュファクチュアがファンシーカラーに参戦をしてきています。以前であればファンシーカラーを取り扱っているのはイスラエルでも数社だったのですが現在ではコマーシャルレベルのビジネスが難しくなっているということもありますが徐々に増え、今では数十社が取り扱いを始めています。
一番のひどさはGIAのカラー表記が一定ではないということです。コマーシャルを取り扱ってきた業者はそのカラー表記に従って価格をつけようとしますので値段がバラバラです。
彼らからすると4Cが如く価格をつけようとしますのでその基準でもあるカラー表記がいい加減ですから何をかいわんやです。
最初は私に反抗的な業者も多くいたのですが、以前からのマニュファクチュアに協力をしてもらい同じ表記のカラーグレードのものを数十点揃えてもらい、更には反抗的であった業者にも同じく持ち寄ってもらいました。
そこで起きたことですが同表記のカラーグレードを見た目の色で順番に並べてもらったのですが十段階以上に分けられました。当然皆は唖然とした様子で、更に私はその下のカラーグレードのものを数点忍ばせていたのですがランクの下のカラーが皆が分けたカラーグレードの上位にいたのです。
勿論人がジャッジをするものですから当然幅もあり、違いがあってよい訳ですが、さすがにこの結果に関しては皆が不安な顔をしておりました。数社から価格の見直しの依頼があり、一部お手伝いをさせてもらいましたが、基本的には価格は市場の消費者が決めるものであり、更には好みもあるのが色ですから一概に決めつけることもありません。
ただGIAのグレードを盲目的に信じ価格をつけることは気を付けたほうが良いということと、せめた他社の所有するものとの比較は定期的にしたほうが良いことを伝えました。
日本でも同じことがあります。ピンクであればなんでも「アーガイル」が良いとかもうすぐ閉山をするから貴重だとか訳の分からない理由での販売をしている業者をよく見かけます。これらの業者は間違いなくダイアモンドを理解していません。聞きかじりの知識だけで確認をすることもなく販売をしているのでしょう。
ただ一番の問題はGIAによるグレーディングの問題でしょう。世界で最も権威があるという迷信はやがてかつてのシンジケートがごとくとならなければよいのですが・・。
https://ameblo.jp/diamonrow/
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