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2019年12月21日土曜日

世界の基準⁉

 世界の幸福度ランキングの常連は北欧ですが、多くの国は物価も高く資源もありません。バイトの職種によっては時給3~5万円というのもざらです。勿論サラリーも高いわけですが、資源のない国としては当たり前のことです。

 一方、殆ど北欧と似たような条件の日本、むしろ日本の方が条件が良いかもしれません。しかし、幸福度は世界の中盤であることを考えると何が違うのか?という事を考えます。

 日本は資源がない訳ですが、貿易という事を考えると北欧から比べるとかなり地理的条件は良いと考えられます。更にはバブルの頃は高収入ではありましたが物価も世界一住みにくいと言われる位に高かったのです。しかし、皆楽しそうで浮足立っていました。幸福度も今よりは高かったような気がします。しかし、今の日本は格差という事もありますが決してサラリーは高くはありません。

 確かにその頃の外国人や観光客にとっては不都合で訪れにくい国だったでしょうし、住みにくい国だったと思います。しかし、当時の日本人はエネルギッシュで幸せそうでもありました。

 幸福度の高い北欧においても観光客になると世界ランキング上位どころかほとんどが下位に低迷しています。幸福度ナンバーワンのフィンランドに関しては直近で世界の70番台にいます。

 つまり、幸福度を求めると物価が高く観光客が訪れにくいという事はある意味仕方のない事であり、特に日本の場合は内需を高めようとすると物価は当然上がっていきますが、皆に仕事が分配され、幸福度も上がるという事も十分に考えられます。

 そして、観光客世界ナンバーワンのフランスは治安が乱れ、失業率が高くなり移民問題も恒常的なものになっていることも見逃せません。

 先日の世界経済フォーラムでも発表をされた男女格差世界121位というイスラム圏や同じアジアの中国や韓国よりも下位という日本ですが、基準が女性の社会進出、および政治への進出という基準が最も大きく取り上げられています。

 日本において女性の幸福度という物も計ってほしいものです。日本女性の場合他の国に比べて政治に進出を考えるより個々の生活を重んじる傾向があるという事と社会進出においても母子家庭を始め、生活の為に社会に出ているという女性も多くいます。本来であれば家庭生活を充実させていたいという意思とは別にであってもそれが女性の社会進出の地位を上げているというデーターになることに不自然さを感じます。

 そろそろグローバリズムという物をもっと理解をしても良いのではないかと感じます。決して世界が同じ基準で測ってはいけないという事をです。文化や習慣が違うもの同士を世界ランキングにして何の意味があるのでしょう。

 貧困率など実質的な事を上げ、世界に知らしめることには意味があると思いますが考え方の違う事例をランキングすることは誤解を招きます。政治家においても自分たちの都合の良い時は海外の例を挙げ、税金等が如何に日本は低いかという事を説明する事がありますが、都合の悪い議員の給料や待遇に関しては触れようとさえしません。しかし、これも所詮は比べる基準が違います。

 それぞれのローカリズム(地域性)という物をもっと理解をしなければならない時代だとつくづく感じます。https://ameblo.jp/diamonrow

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