以前も書いたことはありますが、宝石の展示会等で色石を『希少石』と銘打って販売をする輩が増えています。
『希少石』という言葉は本来皆が知っているけれどあまり目にしない宝石を指して言う言葉です。つまり、日本語での本来の意味としては一般の欲望に対して数が少ない、もしくは一般の認知はあるが見た事がないとか稀な物であって、誰の認知もなく、見たことも聞いたこともないものを希少というのは誤解を招くことにもなります。
つまり、誰も見たことも聞いたこともない鉱物を宝石という言葉を使って販売する事の危うさを感じることがあり、更には後のトラブルの元にもなります。『宝石』という言葉の本来の意味を理解をしているのであれば使用をしない言葉でもあります。
随分過去ではありますが、以前シトリンをトパーズという名で販売をしていて百貨店で大きな問題になったことがあります。しかし、当時の日本は宝石の知識も少なく、この種の宝石を総称して『トパーズ』と称してました。しかし、ある時に宝石学が広がり始めると実はトパーズというの別の種類の似た宝石であるという事が知られるようになり、その狭間で起きた騒動でした。
その後も『ブルートパーズ』という一見希少石ぽい名前の宝石が現れトパーズという名前は知っているがそれにブルーがついたのは見たことがないという事で随分と高値で取引が行われていました。しかし、その後処理石も増え、結構普及をしてくるとあっという間に一般化し、手ごろな石の代名詞のようにもなりました。
私自身もタイで色石を買い付けていた頃には『ブルー』と言えばサファイアだった時代に現地でグリーンのサファイアを見つけ、ブルーに比べ、相当安価だったこともあり、買い付けてみました。日本に持ってくると日本ではサファイアが高い石だという事もあり、ましてやグリーンのサファイアという事でもあり、非常に希少だという事で結構な価格で取引が行われました。
しかし、自身の名誉の為でもありませんが、私は決して希少な石だという事を言ったことも有りません。『いくらなら購入をしていただけますか?』と問い合わせ販売を行い、それなりの利益を上げた事を覚えています。その後、大量に日本に入ってくるようになるとあっという間に価格が下がりました。逆に今はあまり見ることもなくなり、市場性がなくなったという事でしょう。
つまり、新たに見つかったとか持ち出した鉱物を希少石と言って如何にも価値があるような販売はダメだという訳ではありませんが、評価の高い宝石というニュアンスで販売をする事への懸念です。
宝石の条件である換金性とは一般に認知をされている必要性があります。認知をされていないような宝石に価値が付くことは稀です。つまり、後でトラブルを引き起こす可能性があります。
本来の希少石とは広く認知をされているが見る機会の少ない『レッドダイアモナド』であったり、『ブルーダイアモンド』等の物を言うのであり、希少石という言葉の取り扱いには十分に注意をしたいものです。
https://ameblo.jp/diamonrow
『希少石』という言葉は本来皆が知っているけれどあまり目にしない宝石を指して言う言葉です。つまり、日本語での本来の意味としては一般の欲望に対して数が少ない、もしくは一般の認知はあるが見た事がないとか稀な物であって、誰の認知もなく、見たことも聞いたこともないものを希少というのは誤解を招くことにもなります。
つまり、誰も見たことも聞いたこともない鉱物を宝石という言葉を使って販売する事の危うさを感じることがあり、更には後のトラブルの元にもなります。『宝石』という言葉の本来の意味を理解をしているのであれば使用をしない言葉でもあります。
随分過去ではありますが、以前シトリンをトパーズという名で販売をしていて百貨店で大きな問題になったことがあります。しかし、当時の日本は宝石の知識も少なく、この種の宝石を総称して『トパーズ』と称してました。しかし、ある時に宝石学が広がり始めると実はトパーズというの別の種類の似た宝石であるという事が知られるようになり、その狭間で起きた騒動でした。
その後も『ブルートパーズ』という一見希少石ぽい名前の宝石が現れトパーズという名前は知っているがそれにブルーがついたのは見たことがないという事で随分と高値で取引が行われていました。しかし、その後処理石も増え、結構普及をしてくるとあっという間に一般化し、手ごろな石の代名詞のようにもなりました。
私自身もタイで色石を買い付けていた頃には『ブルー』と言えばサファイアだった時代に現地でグリーンのサファイアを見つけ、ブルーに比べ、相当安価だったこともあり、買い付けてみました。日本に持ってくると日本ではサファイアが高い石だという事もあり、ましてやグリーンのサファイアという事でもあり、非常に希少だという事で結構な価格で取引が行われました。
しかし、自身の名誉の為でもありませんが、私は決して希少な石だという事を言ったことも有りません。『いくらなら購入をしていただけますか?』と問い合わせ販売を行い、それなりの利益を上げた事を覚えています。その後、大量に日本に入ってくるようになるとあっという間に価格が下がりました。逆に今はあまり見ることもなくなり、市場性がなくなったという事でしょう。
つまり、新たに見つかったとか持ち出した鉱物を希少石と言って如何にも価値があるような販売はダメだという訳ではありませんが、評価の高い宝石というニュアンスで販売をする事への懸念です。
宝石の条件である換金性とは一般に認知をされている必要性があります。認知をされていないような宝石に価値が付くことは稀です。つまり、後でトラブルを引き起こす可能性があります。
本来の希少石とは広く認知をされているが見る機会の少ない『レッドダイアモナド』であったり、『ブルーダイアモンド』等の物を言うのであり、希少石という言葉の取り扱いには十分に注意をしたいものです。
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