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2019年2月14日木曜日

人造ダイアモンドの未来⁉

 昨夜TVを見ていると中国での人造ダイアモンド生産の様子を放映していました。広大な敷地に大型のダイアモンド製作機をずらりと並べ、いかにも見てくれといった様子でした。

 機械は旧ソビエト製の改良型の物で機械そのものを驚くほどの事ではありませんでしたが、その量には目を見張るものが有りました。

 昨年来人造ダイアモンドについて問い合わせが多いという事もありますが、昨今のTV各局での人造ダイアモンドの特集の多さには驚かされます。その背景を考えるとやはり天然のダイアモンドへの崇拝があるのかなとも感じます。

 昨夜の番組でも述べられていましたが今後のダイアモンドへの不安と先行きを疑問視するような内容を多く述べられているような印象を受けました。つまり、今後の人造ダイアモンドへの対処とか扱いに対して何ら述べられることなく終了したのです。

 何故TVは特集をするのか?それはダイアモンドの偉大さがあるがゆえにセンセーショナルな内容になるだろうという、現在のコンテンツの少なさがこのような番組を作らせるのであろうと考えます。

人造ダイアモンドは数十年前から日本でもアメリカでもオランダでも造っておりました。更には昨今中国でもインドでも大量に造られていますがここへきての特集です。更には人造ダイアモンドの看破方法や取扱いについてある意味確立しつつあることは述べられていません。

 いつもこの類の放送はそうですが不安をあおり話題にさせることを念頭に置いていますので安心させるようなことはまず述べられません。

 人造ダイアモンドの歴史はそれほど古くないといっても50年はあります。当初は勿論工業用であったり、ガラス切用であったのですが技術が進み1990年代には宝飾用のダイアモンドのレベルまで達したのです。つまり、その歴史はすでに30年近くなります。今に大騒ぎをしていることに違和感を覚えますし、それほど大きな出来事とも考えません。それ故にここへきての話題は中国が生産に関わってきたことが大きいのでしょう。

 中国人には真贋の価値の意味を理解しないことは昨今の盗作、コピー問題を考えれば理解がしやすいのですが、人造であってもいかにも天然のダイアモンドがごとく販売することに抵抗がありません。それが一番の問題でしょう。

 しかし、現状においては市場がその判断をするでしょう。天然を選ぶのか人造を選ぶのかは消費者次第です。ただし、人造は人造として、天然は天然としてきちっと分けて販売をすることが大事であり、その方法に関してはほぼ確立されていると言って良いでしょう。

 その上でその商品を取り扱う人間をどう判断するかはその人それぞれでもあると考えます。私自身は人造として販売するにしてもそれを取り扱う人間を宝飾業としてはないだろうし、それを扱う人間に中国人と同じような精神性を見ることになるでしょう。
https://ameblo.jp/diamonrow

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