先日、とある業界人に
『髙木さんの言っている事は4Cを否定している様に聞こえますが、実際にはそれらに基準がなかった事による弊害が大きかったので4Cというものが誕生したんではないですか?』
というご意見を頂きました。
勿論、私は4Cを否定している訳ではありません。4Cの役割や貢献は十分に理解をしているつもりですし、もともとは4C導入時に生きてきた人間ですからその事も十分に解っています。
只、当時は日本の国民性もあり一定の品質の中でダイヤモンドの取り扱いは行われていましたし、それから外れるようなものは輸入もされていませんでした。つまり、4Cの中で説明ができる物だけが取り扱われていましたし、供給者がグレーディングを行っていましたのでクレームを恐れ、より厳密にグレードが行われていました。
ところがグレーダ―を持たない輸入者達が取り扱うようになると『第三者がグレーディングをする事がより公正であるという風潮が起き、鑑別会社なる物が雨後のタケノコのように誕生を始めました。その事により一番あってはならない中立な立場の競争が始まり、グレーディングの不公正さが顕著になってきました。
知っている方達も多いと思いますが鑑定会社の不始末が相次ぎ、スキャンダルになり業界の信用は失墜しました。勿論それを利用した輩も多くそれが価格競争という、その場限りの販売方法が横行し、さらに業界への不信感を募らせてしまったのです。
4Cは公正に運用されている限りは目安として便利なものですし、経験の少ない販売者には必要なものです。しかし、現在は結果的に多くのファンシーカラーやファンシーカットを含めた、多様化した価値のダイヤモンドが市場には出回っており、4Cグレーディングはダイヤモンドの価値を表す目安の一つにすぎず、ましてそれ自体が完全ではない事は皆が解っている事です。
4Cを一つのカテゴリーとして考えるのならそれ以外の物はネイチャーダイヤモンドとしてそれなりの市場の構築がされるべきと考えているという事です。つまり4Cも一つのダイヤモンドを表現する方法でそれ以外も現実にはオークション等で既に評価を得ている事を話しているだけなのです。
つまり、4Cは販売側の便利ツールという事であるのできちっとした4Cグレードという物の説明が出来ない限りは(前提は一定ではないという事の)それに主を置くよりもブランドのように名前やメンテナンス、サービス等に価値を置くようにするのも一つではないかと考えます。但し、お客様の価値観にもよりますのでより多角化をした販売方法が必要だと思います。
今回輸入した中でYellow -Green Evenの2CTで面白い物をみつけました。ある一般のお客様がダイヤモンドの中にサグラダ・ファミリヤが見えると表現しておりました。それがこれです。
『髙木さんの言っている事は4Cを否定している様に聞こえますが、実際にはそれらに基準がなかった事による弊害が大きかったので4Cというものが誕生したんではないですか?』
というご意見を頂きました。
勿論、私は4Cを否定している訳ではありません。4Cの役割や貢献は十分に理解をしているつもりですし、もともとは4C導入時に生きてきた人間ですからその事も十分に解っています。
只、当時は日本の国民性もあり一定の品質の中でダイヤモンドの取り扱いは行われていましたし、それから外れるようなものは輸入もされていませんでした。つまり、4Cの中で説明ができる物だけが取り扱われていましたし、供給者がグレーディングを行っていましたのでクレームを恐れ、より厳密にグレードが行われていました。
ところがグレーダ―を持たない輸入者達が取り扱うようになると『第三者がグレーディングをする事がより公正であるという風潮が起き、鑑別会社なる物が雨後のタケノコのように誕生を始めました。その事により一番あってはならない中立な立場の競争が始まり、グレーディングの不公正さが顕著になってきました。
知っている方達も多いと思いますが鑑定会社の不始末が相次ぎ、スキャンダルになり業界の信用は失墜しました。勿論それを利用した輩も多くそれが価格競争という、その場限りの販売方法が横行し、さらに業界への不信感を募らせてしまったのです。
4Cは公正に運用されている限りは目安として便利なものですし、経験の少ない販売者には必要なものです。しかし、現在は結果的に多くのファンシーカラーやファンシーカットを含めた、多様化した価値のダイヤモンドが市場には出回っており、4Cグレーディングはダイヤモンドの価値を表す目安の一つにすぎず、ましてそれ自体が完全ではない事は皆が解っている事です。
4Cを一つのカテゴリーとして考えるのならそれ以外の物はネイチャーダイヤモンドとしてそれなりの市場の構築がされるべきと考えているという事です。つまり4Cも一つのダイヤモンドを表現する方法でそれ以外も現実にはオークション等で既に評価を得ている事を話しているだけなのです。
つまり、4Cは販売側の便利ツールという事であるのできちっとした4Cグレードという物の説明が出来ない限りは(前提は一定ではないという事の)それに主を置くよりもブランドのように名前やメンテナンス、サービス等に価値を置くようにするのも一つではないかと考えます。但し、お客様の価値観にもよりますのでより多角化をした販売方法が必要だと思います。
今回輸入した中でYellow -Green Evenの2CTで面白い物をみつけました。ある一般のお客様がダイヤモンドの中にサグラダ・ファミリヤが見えると表現しておりました。それがこれです。
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