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2014年1月27日月曜日

青い原石!?

 先週、南アフリカのカリナン鉱山で29,6ctsのブルーダイヤモンドの原石が発見されたとのニュースが世界中を駆け巡りました。この原石の価値は数千万ドルともいわれ近頃の特殊ダイヤモンドのシンボル的に出現した訳です。

 昨今のオークション等で高値を付けている物は必ずしも近来採掘されたものとは限りません。しかし、この原石に関して言えばまさに採掘されたばかりのものです。カリナン鉱山に関しては英国王室のカリナンシリーズを始め多くの特殊なダイヤモンド採掘されています。

 近頃の相場で言えばこの種の物はほとんど1CT当たり二百万ドルを超えていますので仮に磨り上がりが20ctsだったとしたら総額四千万ドル(四十億円超)になる事になります。しかしこのダイヤモンドを手に入れる事は将来の財産増を意味しますのでその金額はもっと上の金額になるような気がします。

 さて、これらのダイヤモンドの多くは相場や基準がないものなので本来の宝石の王道を行っている訳ですが、一方で我々の身近にあるダイヤモンドはどうなるのかというと、やはり同じことが言えるのだと思います。

 確かに金額的にはそこまでの高額ではないのかもしれませんが、特殊性で唯一の存在という事で考えれば前述の特殊なダイヤモンドと同じよう価値を持った物は多く存在します。只、既存の4Cを前提にするとその特殊性は薄れてしまします。

 以前にも書きましたが、ダイヤモンドの中にハート型の内胞物やスペインのサグラダファミリヤのシルエットのようなものがあったりと特殊性も色々です。これらに共通しているのはお金があるから買える訳ではなくて一期一会の縁がなければ手に入らないという事です。金額はたまたま人間が決めているだけで特殊性に関してはそれほどの大きな差はないと考えています。

 其々にとってはどのダイヤモンドも青い原石なのだと思います。

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