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2013年8月20日火曜日

ダイヤモンドの価格とグレード!?

 よく質問される事でもありますが、ダイヤモンドのグレードと価格は一致しない事もありますか?という質問ですが、まず前提として価格を前提としてグレードが当てはめられていった事が、スタートではありますが、現在に置いては国際的なプライスリストがはびこってきた事もあり、信用性が高い上で、さらに国際的シェアを持っているグレーディングレポートを前提としてグレードを価格の決定要因にする場合が高品質、大型サイズの限っては増えてきています。

 しかし、あくまでも価格の裏付けとしての本質はそこには存在している訳で、決してグレードが先にありきで価格が決まっている訳ではありません。とくに中程度の品質に関してはとてもではないけれど基本となっているシステムの中では消化をしきれません。

 例えば、色に関しても以前はイエローを前提としたカラーのグレーディングでしたが、現在はブラウンに関しても色の濃淡によりカラーのグレーディングをしています。しかし、同じグレードであったとしてもイエロー系のUnder-Nカラーとブラウン系の同カラーではやはりブラウン系の方が価格としては下に見られる傾向にあります。勿論それもバイヤー次第ではありますが・・・。

  クラリティーに関しても同じような事が言えます。中程度のグレードのところにおいては、例えばSI-2クラスで言えば価格に2~3割の価格の差が出る事さえあります。つまり、ついているグレードにおいて価格が決まってくるというよりもバラツキのある中程度のグレードのところに関していえばバイヤーの感性によるところが大きくなってきます。

 故にという事になりますが、高品質でバラツキのない所のグレードに関しては信用の出来る機関の保証のような形でグレーディングレポートも必要ですが(勿論、絶対的保証ではありませんが)
それ以外のところではバイヤーの感性によるところが大きくなるので冒頭の質問に関しては流通も前提とすればグレードと価格が一致する事はほとんどないと言ってよいのではないでしょうか。

 店頭を比べて見てもグレードと価格が一緒のところはほとんどないと思います。(但し、ブランド等で社内的に一致をさせているところは別ですが)

 特に、ファンシ―カラー、ファンシーカットに関しては、色、形ともに絶対的に感性ですから比べる事自体も難しくなってきます。

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