宝石の価値というものをどう捉えるか?
多くの宝石販売員が直面し、悩んでいることではあると思いますが、現況での販売方法について真偽と言いますか、どの販売方法があたっているのかという事が一つあります。
過去にもシトリンがトパーズと呼ばれて販売していた物が、ある日突然にそれは間違いで本来のトパーズとシトリンは違うものですという事になったりと、その都度の業界の都合に合わせて販売をしていた為に、本来の価値とは異なるインフォメーションを消費者に届けていたりしてきました。
その上で明確ではなかった為に誤ったイメージを消費者に与え、消費者の疑念を生んできた事も事実です。以前のように物がなく景気の良い時であればどの様な方法で販売してもある程度の許容は出来たのかもしれませんが、現況に置いては致命的な事になりかねません。
ダイヤモンドの4Cにしても絶対的なものであるような印象を与えていた為に失われた物も随分あります。時と場所と人によってグレードに差異がある事を明確にしておけば問題のなかった鑑定会社のグレード問題はその典型です。
現代においても私が懸念しているのは真珠の「花珠」(華珠といったりもするらしい)であります。
本来の花珠はとは真珠の入札会の折に基準になるとっぴんで手を加えていない浜揚げ珠のものという事になっていたのですが、現代に置いては加工済みの手の加わった品質ではなく巻厚や色の種類等で其々の鑑別会社の独自基準で決めている物が多い、確かに品質の良い物が多いのかもしれないが消費者に誤解を与えるような拡大解釈は以前のダイヤモンドのグレード問題と同じ事が内在している。
花珠鑑定がついていない某真珠ブランドのMの方がよっぽど品質が良い物もあります。ダイヤモンドと同じ様に、物ではなくグレードの文字で販売していると大きなもな題になる事を指摘しておきます。
それでは本来の間違いのない価値とは何なのかといえば宝石の条件そのものです。希少性、美観性、耐久性、携帯性、換金性といった当り前の事を価値として説明(これに関してはちゃんと勉強しなければなりませんが)した上での付帯事項としてグレードやデザインを説明する事は否定をしませんが、小さくても品質の良い物とか、お似合いですよとか、お買い得ですよ等の意味不明な説明の仕方は当然、冒頭の販売員の悩みに繋がってくるのだと思います。
つまり、前述した花珠やグレードについては付帯事項であって価値ではないという事です。それを主に説明をしていたら当然、矛盾も出て来ますし、問題も内在し、信用の出来ない業界にもなります。宝石の不変の価値が説明されずに変化の激しい付帯事項を中心に説明に販売をしてきた事は、その都度の折には楽な販売をさせてもらいましたが、それは問題を拡散させていた事に他なりません。
半貴石や雑石に置いては条件や環境が変われば価値も変わる事は頭に入れておかなければなりませんし、目先の事をセールスポイントにする事は宝石に置いては不誠実である事を販売する側は頭に入れておかなければならないのでしょう。本質的価値を販売する事が消費者に対する誠意であり、販売側の理屈を通す事は消費者側の疑念を増すだけの事だけと考えます。
多くの宝石販売員が直面し、悩んでいることではあると思いますが、現況での販売方法について真偽と言いますか、どの販売方法があたっているのかという事が一つあります。
過去にもシトリンがトパーズと呼ばれて販売していた物が、ある日突然にそれは間違いで本来のトパーズとシトリンは違うものですという事になったりと、その都度の業界の都合に合わせて販売をしていた為に、本来の価値とは異なるインフォメーションを消費者に届けていたりしてきました。
その上で明確ではなかった為に誤ったイメージを消費者に与え、消費者の疑念を生んできた事も事実です。以前のように物がなく景気の良い時であればどの様な方法で販売してもある程度の許容は出来たのかもしれませんが、現況に置いては致命的な事になりかねません。
ダイヤモンドの4Cにしても絶対的なものであるような印象を与えていた為に失われた物も随分あります。時と場所と人によってグレードに差異がある事を明確にしておけば問題のなかった鑑定会社のグレード問題はその典型です。
現代においても私が懸念しているのは真珠の「花珠」(華珠といったりもするらしい)であります。
本来の花珠はとは真珠の入札会の折に基準になるとっぴんで手を加えていない浜揚げ珠のものという事になっていたのですが、現代に置いては加工済みの手の加わった品質ではなく巻厚や色の種類等で其々の鑑別会社の独自基準で決めている物が多い、確かに品質の良い物が多いのかもしれないが消費者に誤解を与えるような拡大解釈は以前のダイヤモンドのグレード問題と同じ事が内在している。
花珠鑑定がついていない某真珠ブランドのMの方がよっぽど品質が良い物もあります。ダイヤモンドと同じ様に、物ではなくグレードの文字で販売していると大きなもな題になる事を指摘しておきます。
それでは本来の間違いのない価値とは何なのかといえば宝石の条件そのものです。希少性、美観性、耐久性、携帯性、換金性といった当り前の事を価値として説明(これに関してはちゃんと勉強しなければなりませんが)した上での付帯事項としてグレードやデザインを説明する事は否定をしませんが、小さくても品質の良い物とか、お似合いですよとか、お買い得ですよ等の意味不明な説明の仕方は当然、冒頭の販売員の悩みに繋がってくるのだと思います。
つまり、前述した花珠やグレードについては付帯事項であって価値ではないという事です。それを主に説明をしていたら当然、矛盾も出て来ますし、問題も内在し、信用の出来ない業界にもなります。宝石の不変の価値が説明されずに変化の激しい付帯事項を中心に説明に販売をしてきた事は、その都度の折には楽な販売をさせてもらいましたが、それは問題を拡散させていた事に他なりません。
半貴石や雑石に置いては条件や環境が変われば価値も変わる事は頭に入れておかなければなりませんし、目先の事をセールスポイントにする事は宝石に置いては不誠実である事を販売する側は頭に入れておかなければならないのでしょう。本質的価値を販売する事が消費者に対する誠意であり、販売側の理屈を通す事は消費者側の疑念を増すだけの事だけと考えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿