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2012年2月12日日曜日

ダイヤモンドの存在。

今週末久々にイスラエルにわたる予定ですが、その際に複数の方からダイヤモンドの依頼がありました。
 本来のビジネスとは別に宝飾品というより長く所有するものとしての依頼です。手数料はいただきますが大きめのダイヤモンドを所有していたいという理由からです。

 今までも多く資産としてのダイヤモンドを語り続けてきましたがそのことを理解していただいた方たちからの依頼ですが、改めてダイヤモンドの存在を説明したいと思います。

 株価、不動産といった資産は過去臍高値の3万8千円から8千円にそして坪百万円の不動産は15万円に、これが日本の資産の現実です。わずか20年の間のことです。

 ダイヤモンドに関してはこの30年という期間で考えた場合価値が上がっていることは間違いがありません。ただし為替や販売形態の変遷は含みません。

 以前にも述べましたがダイヤモンドは貨幣の価値が下がると反比例し、また経済状況が悪くなると海外では価格は上がる傾向にあります。現在のサザビーやクリスティーのオークションで高値が更新されているのはそういう背景もあります。

 現在の日本では経済状況が悪い割には海外がもっと悪いために日本の貨幣価値が高くなっています。結果ダイヤモンドが買いやすい状況にあります。つまり、資産価値が下がりにくく世界的にダイヤモンドの価値が上がっている現状で日本では貨幣価値が上がっている為にダイヤモンドを買いやすい状況になっているわけです。

 つまり、日本での資産価値が有価証券なり不動産が下がりやすい状況にあるにもかかわらず、資産価値が下がりにくいダイヤモンドが円高の状況にあるために求めやすくなっているということです。

 もちろん、ダイヤモンドのサイズによりますが今後円安に向かっても日本での価格は上がりますし、
海外での経済状況が悪ければさらにドルベースでも価格が上がる傾向になります。

 ダイヤモンドの存在は情緒的価値、宝飾品の素材価値、資産としての価値といった多面的なものであることを理解して頂きたいと思います。

 販売時の心配する向きもありますが、現在の社会ではネットオークションをはじめあらゆる方法があることを理解して頂きたいと思います。

 重要なことはどういう形であれ、輸入価格に近い価格で手に入れることでしょう。あとは美しければグレードにかかわらず大きいサイズのものを手に入れることでしょう。決して何百万のものでなくて結構です。

 経験上、現在ほどダイヤモンドの価値と日本の状況が重なり合う絶好の状況はなかったように思います。

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