ページビューの合計

2011年10月26日水曜日

繋がり。

 先日、TVを見ていたら『Cool Japan』というNHKのBS番組を見ていたら
『花嫁のれん』なる物を取材しておりました。

北陸の地方に残る習慣で娘が花嫁として家を出る時に実家が持たせる長めの
ノレンで嫁入り道具の一つだそうです。その地方では過疎化も進み人が少なくなって
きた商店街にぜひ人の足を向けさせようと商店街の奥様達が中心になり、その
『花嫁のれん』を年に一度、外の人たちにも見てもらおうとイベントとして町の各商店
に飾り始めました。

そのノレンを見に観光客がこの2,3年続々と集まり始め今では立派なイベントとし
て、観光資源として成り立っています。

番組の中で主催する主婦の一人が

「母や祖母の花嫁のれんを箪笥の奥から出して飾ってみて、改めて私達がこの地方
の文化なりを繋いでいくものとして『花嫁のれん』は大事にしていかなければと感じて
います。後世に残るものですから」

と言っていたのが印象的でした。

現代のように風景から環境まで変わる時代に様々なものを残して行く事は難しい
事なのかもしれません。しかし、せめて自分の家や家族のあり様だけはなんとか
残していきたいといったところから始まり、コミュニティーのあり様や地域の活性化に
繋がり、そしてその歴史や伝統を作り上げていく・・・。正に人間生活だと思います。

ダイアモンドは正に時代を超えて物語を伝えるメモリーカードですが、人の心の
ありよう次第で、それが一番大事だと思います。

歴史を伝えるダイアモンドは沢山あります。
そこまで歴史に貢献するものではなくてもせめて自分や家族の存在を伝えるダイア
モンドを一つくらい所有をしてみてはどうでしょうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿