欧米や海外を回って思う事はダイアモンドに対する考え方の我々日本人との違い
です。
海外ではダイアモンドを『ワッ!!きれい』と表現する事はあまりありません。どちらか
というと、財産性だったりメモリアル的な考え方をします。
最近の日本人もあまり『きれい!!』とは言いませんが、以前は0.3CTでもダイアモンド
が大きく感じたせいか『ワッ!?きれい!!』と表現をしていたと記憶しております。
日本人と欧米人の美しさや美に対する意識の違いは著書の『宝石がたからものに
なる時』にも書いていますがかなりの違いがあります。
日本人は景色や物体は勿論のこと苦悩や怒り、所作等といった外国人には理解が
出来ないようなものにも『美』を感じます。
桜にちり際や月の陰りにさえ美しさを感じます。外国人が「チッ、」と舌打ちをする様
な状況の中にも美しさを感じてきました。特に所作に関してはその動きの流れや仕草
に美しさを感じそれがマナーにも通じている訳です。
現代の日本人がそれに当てはまるかどうかは疑問ですが、本来の日本人にはその
ような感性が宿っているいるの日本古来の茶道や生花、武士道をみても間違いは
ありません。
現代の日本人がマナーやTPOを取り戻すには『美しさ』を理解する感性を培う必要が
あるのかもしれません。
ダイアモンドを理解するにはまず美しさを理解する原始的な感性が必要で本来の
ダイアモンドの価値は本来そんなところから始まっています。
日本人がダイアモンドを理解することにより、本来の日本人の美意識が取り戻す事
が出来るようにとこじつけ的に願う次第です。
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