人生60年を一人の歴史としてそれを過ぎると、新しく歴史が始める事を意味して『還暦』。
振り返ってみると皆が同じに思うのだろうとおもいますが、短かった。
我が母親が間もなく90歳、先日の母の日に尋ねてみました。
『今までの人生の中で一番幸せだったなあ・・と思う時期は何時頃だった?』
『今だよ』
『今?』
『そうだよ。人生は良い事も悪い事も同じくらいにやってくる。でも今が幸せであれば
悪い事も忘れるし、いまが悪ければ良い事があったことも忘れる。』
『なるほどね』
と小生
『だから今が幸せだから人生幸せだったという事・・。』
よく省みて(あの頃は良かったなぁ)という事は皆心当たりがあると思います。それは
今が不幸なのではなく、今が幸せな上でさらに良かった過去を思い出しているだけ
なんだろうと思います。
老いて元気な母を見て『己の人生は己の気持ちの中にある』と感じざるを得ません。
周りからみると何も変化がなくても本人の心の中には喜怒哀楽があり、その制御が
人生の分かれ目になり、僅かな制御漏れを他人が判断し、右か左に誘導する。
心の変化は誰にでもあるが、その変化を評価するのも同じ人間であり、その評価の仕方
をまた他人が見ている。
人生というものは『絆』と『繋がり』で成り立っている。決して終わりはなく、限りもない。
その時の積み重ねが後で展望してみると人生なんだろうと思います。
そこに何かを残す努力が『絆』であり、『繋がり』であり、その延長線上に歴史があるのだ
と思います。沢山の現役の先輩達がいる中で人生を述べるのもおこがましいと思う。
だけどちょっとだけ浸りたい・・・。還暦を迎えた小生としては・・・。
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