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2011年4月18日月曜日

ダイアモンドの誕生

普段、ダイアモンドの奇跡や自然の凄さを書いているうちに、ダイアモンドが何故奇跡
で自然がすごいのかという事をつい書きそびれていたかもしれない。

東日本地震については北米プレート等の移動や潜り込みであるという事は良く知られている
がダイアモンドの誕生にはこの話が無縁ではありません。

ダイアモンドが炭素によって出来あがっている事は御存じの方も多いでしょう。しかし、
その炭素が元々どこからやってきたものか。実は、新しいダイアモンド(と言っても1億年ほど
前ですが、生物起源説というのがあります。

元々、ダイアモンドは炭素が高温、高圧によって出来あがっている事は知られていますが
その炭素はどこから来たのか。原始生物が海底に積り、それがプレートの移動により地中
深く運び込まれたのではないかと言われている。

勿論、生物誕生の前からダイアモンドは生成され存在をしていたので一部の新しいダイアモンド
に限るという事になるとは思いますが・・・。

ダイアモンドを生成する条件としては5万気圧以上で1000度から1500度の高温が必要と
されていますが、その条件が地中150キロから250キロということになりますので如何に地中深く
地表が潜り込んでいっているかという事が想像できます。

つまり、それだけ地球の表面は移動を繰り返してきたという事になります。今回の地震に
関しては、その事を考えると何時か起きる事は想像が出来るという事になります。

それはさておき、炭素が単純に高温、高圧の条件がそろえばダイアモンドになるというもの
ではありません。炭素の結晶不純物を混ぜることなく、また、結晶構造が3次元的である事
も条件に含まれます。

マグマの中で成長した結晶が超音速に近いスピードで地表近くまで送り出されることも条件
になりますが、その際に結晶したダイアモンドがマグマの中で一回溶けたり、再結晶を繰り返し
たりという事でその結晶に特徴が出来たりもします。

ダイアモンドが何故結晶の形にゆがみが少ないかというと液状環境の中で成長するので他の
岩石のすき間で成長をするような形にはなりません。

つまり、ダイアモンドというものは混じりけのない炭素の集合体が液状のマグマの中で成長し、
なおかつマントルの中で固まりながら結晶し、熟成した後に音速に近いスピードで地表に押し
上げられて完成します。この事は地球全体の元素の割合からすると非常にまれなことである。

実に炭素の割合は1%にも満たない訳でその中でダイアモンドを構成する炭素はさらに少なく
その存在自体が奇跡なのです。

ダイアモンドの誕生は奇跡を繰り返しながら人間の目に触れるのですが、触れるだけで人間に
何らかの刺激を与えない限り認めてもらう事はありません。

奇跡の繰り返しと人類との融合がなければ存在自体が意味のないものになります。
しかし、それは必然の事実として人類にとって意味のある誕生だったのです。

その何かが解明されるとなぜ人に近くにダイアモンドがあり続けるのかが判明するでしょう。

ややこしい話になってすみません。

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