資産運用の基本は長期、積み立て、分散となるわけですが、昨今の資産運用を見ていると資産運用とは名ばかりでギャンブルのようにも見えます。
落ち着いて考えてほしいことは過去の資産家というのは時間をかけ、多くの人を巻き込み、自分の資産を増やしていきました。それは仕事を発生させ、企業を興し、納税し、そして社会を形成した事の見返りとして資産家となっていった
しかし、昨今の資産家はハイリスク、ハイリターンの投資を好み、更にはそのリスクヘッジとしてファンドへの資産運用依頼というというある意味社会活動とは別の錬金術というものに興味を持っています。
ファンドは投資家の資金を集め、その知識を利用し、実体経済とは結び付くことの困難なマネーゲーム現象を起こし、記憶に新しいところでは『リーマン・ショック』の様な事象を起こしてしまいました。
その中身は更に巧みにはなったとはいえ、その内容において大差はありません。もっと言うなら今の一時的ともいえるブームに乗り遅れるなとばかり、似非投資家が群がり、更なる資金の集中という事になっています。
現状のウォール・ストリートの理屈がいつまで続くのかわかりませんが、アベノミクスの失敗のように現状でトリクルダウンという、資産家が潤えば庶民も潤うという現象は起きようがありません。投資家はお金を増やすべく更なるデリバティブとしてヴァーチャルな投資先を考えるので実体経済に結び付く投資にはあまり興味がなく短期で結果の出るハイリスク、ハイリターンの物への集中をします。
冒頭に書いた資産運用の、長期、積み立て、分散といった基本にはあまり興味がないようにも見えます。著名投資家である、ウォーレン・バフェット氏や故武田和平氏の基本は長期で投資先企業を見極まるという手法で多くの資産を築きました。結果的にはその間にも多くの就労を生み社会や民衆も潤う事となりました。
しかし、現状の金融の世界では一部の関わった人のみの資産が膨大に膨らむという現象しか起きません。つまり、社会に還元をするようにはなっていないのです。さらに言えば多くの個人投資家はその資産運用の犠牲となり、失うものを大としているのです。
資産用ダイアモンドというものは長期で保持するという事は当然ですが、資産の分散という優位性もあり、更にはその特殊な市場性という事もあり、価値への積み立てが他者により行われるという資産の運用という意味では原点でもあるわけです。もっと言えば特殊性を持った動産ともいえるのです。
ただし、絶対的数量がありませんので一部の方のための資産運用でしかないことを付け加えておきます。
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