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2021年5月17日月曜日

デジタル省と資産⁉

 先日デジタル省の創設が正式に決まりました。

 これで大きく変わることはないという考えもありますが、実際には個人番号と銀行口座の紐付や資産の国家管理という事も含めて大きな問題でもあります。

 現在国税局では個人のデーターはKSK(国税総合管理)システムというものでチェックをしているといわれています。つまりタンス預金などもこのデーターからはじき出されたものです。

 100兆円を超えたタンス預金が何故にその詳細が国税のデーターに上がってくるかというとこれらをKSKシステムにより解析をし、現状をはじき出すためです。

 今回のデジタル省の創設により個人番号とこれらのデーターがリンクされるという事ですのでそれぞれの資産の管理においては懸念の材料があるわけです。

 つまり、今度のコロナ禍の政府の力なり、行政の不備、さらに言えば発展途上国並みの政治家の能力の低さを国民は痛感させられたわけです。

 そのような国家の中での個人資産の管理はの危うさは計り知れません。何故なら最近米国のパイプラインを止め、身代金を要求してきたロシア系ハッカー集団の『ダーク・サイド』の問題をはじめ中国や北朝鮮のハッカー集団の存在はすでに周知のするところです。

 しかし、残念ながら日本の政治力や行政力は極めて低い状況にあります。とてもではありませんがそれらのハッカー集団の立ち向かうレベルではありません。そんなところに個人資産をはじめ多くの情報を紐づけすることは考えただけでも恐ろしいものです。

 今後個人の資産をどのように管理をし、手元に確実に残すのかという事を考えると一つの事実が浮かんできます。銀行口座を含めデジタルで管理するものは多くの危うさが残っていますが、現物を手元で管理をするという事はさらに重要になってきます。それは国家の管理の手元にあるとはいえ、不動産や地金で持つという事になります。これは第三者により移動をすることはできません。

 しかし、その頂点に立っているのは何といってもダイアモンドでしょう。勿論一定の条件の元という事になりますが・・。

 人様に管理をされ、さらに言えばその管理の危うさという事を考えると自己防衛しかないのです。世界中で大粒ダイアモンドの需要が増えています。しかし、残念ながら資産家の数ほどのダイアモンドは存在をしないという特殊な市場です。いち早くそこに目を付けた人々だけの特権とも言えます。

 欧米では当たり前の資産管理方法が、もっと日本でも多くの人の目に触れることが将来の資産管理を安全なものとすると考えています。


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