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2021年3月29日月曜日

ダイアモンドと戦争と災害⁉

 ダイアモンドと戦争というのは以前から言われていることで敵国からの侵略に機動力のある動産としてのダイアモンドは海外ではあまりにも常識化していますが、日本では島国という事もあり戦争とダイアモンドが関わったという例は第二次世界停戦下の接収ダイアモンドであろうと思われます。

 155万個、160カラットを超えるダイアモンドが政府によって接収をされたという歴史が日本にもあります。これは『ダイアモンドを前線へ』というスローガンの元、国によってダイアモンドをかき集められたという事ですがやがて戦争も終わりその本意というものはいまだに公表はされていません。

 昭和41年には大蔵省より放出がされ、一部の業者がとてつもなくその恩恵を受けたという事実だけが私の記憶にとどまっているところであります。探ればダイアモンドを基に資金の調達を考えたとも言えますが表向きは武器の製造過程の研磨剤という事になっていました。

 現実にはダイアモンドが戦争に関わった我が国でのまれな歴史です。勿論資金の調達のためであることは明白です。

 一方では海外諸国では当たり前の事柄で私自身も米国にいた4数年ほど前に出会ったベトナムからの難民の人々がダイアモンドを懐に海を渡ってきて、それを資金に米国で事業を始めたという現実を周りで見ることにより資産としてのダイアモンドを意識するようになったのです。

 実際には戦争でなくても災害大国の日本ですからその重要さは私自身が見直さなければところです。東日本大震災の際においても多くの買取業者が現地に赴き、貴金属やダイアモンドの換金のお手伝いをしたという事です。中には不埒な業者も多くいたのですがダイアモンドが換金をされたという事実は事実としてあったのです。

 今後日本はかなりの高い確率で地震が来ることを予測されています。私自身あまり真剣にはとらえていなかったのですが週末にそのメカニズムを知る機会があり、:この確率はかなり高いという事を理解しました。それは交通事故に合う確率は十数パーセントであり、火災にあう確率が1パーセントあまりにであることに対してこの30年以内に地震に合う確率が50パーセントを超えているという現実を日本は抱えているという事です。

 その際に持ち運びの出来る資産を頭に置かないことかなりのリスクとも言えます。現金や証券更に期えば電子マネー等もインフラが壊滅をした状況では何の役にも立ちません。元といえばそこに食べるための略奪や事件が起きる可能性もあります。

 今の日本の現状を考えると換金に関してはかなりのレベルで環境が整ってきています。携帯性を持った資産としてもっと真剣に考えてはどうでしょうか?

 勿論災害時だけを考えているわけではなく投資としても大きな候補であることは過去の歴史と世界の常識が証明をしています。

 デジタル化だけではなく時代は変わるべきですが、アナログの強さを無視することはできない現実もあるという事です。


2021年3月25日木曜日

資産としてのダイアモンドセミナー⁉

一昨日神戸においてダイアモンセミナーのために出向いてきました。4回に分けてという強硬スケジュールでしたが、年齢のせいもあるのか認めたくはありませんが、多少の疲労感は残りました。

 内容においてはダイアモンドにおいては工業用、宝飾用、資産用と大きく分けて3種類ありますが今回は資産としてのダイアモンドの内容でした。

 どこまでご理解をされたのかはわかりませんが趣旨としてはダイアモンドが資産であるという事を認識していただくことが大きな課題でした。

 勿論、ダイアモンドが市中で換金をされたり持ち運びに便利なものという認識はありますが、イコールそれを資産という認識となかなか結び付かないというのが実情でした。

 動産・不動産のメリット・デメリットから入り、ダイアモンドが動産としてのとトップリーダーであることを含め今後のアナログ資産としての優位性な含めてのお話です。

 内容的には歴史上の資産としての運用例や戦争、災害下において動産としての利便性がいかに発揮をされたかという内容と資産としての運用に向くダイアモンドとしてはどのようなものがあるかというようなものです。

 また、絶対量が少ないものなので売り手の方が強い立場にいるという事が常日頃販売に携わっている方には中々ピンと来ないような様子も見られましたが、ある意味手に入れることによりある種の利潤が手に入るものであることを説明することがわかりやすいのかなという事もあり、例をあげての説明などをさせていただきました。

今後の運用なども含めてのお話をさせていただいたのですが現在に至るまではクローズドマーケットに近いものであったり、特殊なマーケットであったことも考えるとソフトランディングを行いながらのスタートが良いのだろうとも感じた次第です。

 とにかく扱う方が社会や経済に足してそれなりの興味を持っている方でなければ難しいものでもありますので課題山積を実感したセミナーでもありましたが、ご理解を頂いた人の中には早速のご質問も終了後にあり、意味のある一日でもあったとある種の充実感も感じながら帰郷をしました。

 

2021年3月20日土曜日

ダイアモンドに関わること⁉

 コロナの方も依然として行き先見えずで右往左往しようもない日々を過ごすことになっていますが、ビジネスはビジネスとしてやっていかなければなりません。

 来週も関西においてダイアモンドのセミナーを行うために日帰りで出張をしてきますが、担当の方から準備の打ち合わせのご連絡頂き、その内容が準備をする機材の話だったのですが、多くの方がすでタブレットをお持ちという事でデーターを先に送ってもらえないかという事でした。

 時代は変わるものですがセミナーのやり方としては果たして良いものかどうかを首をかしげてしまうのもジェネレーションギャップというものでしょうか。

 当方とすると顔を見ながら話ができないので伝わっているのかどうかがわからないので内容が一辺倒になるのではないかと心配なわけです。

 内容的にはダイアモンドそのものというより資産としてのダイアモンドの話になりますので金融の話も含めてご理解の度合いを感じながら話をしたいのですが難儀です。

 最近は自分自身でダイアモンドに関して感じることなんですが、ダイアモンドそのものにも勿論興味がありますが、ダイアモンドビジネスに関わるプロとして知識を持っていた、ダイアモンドに関わる時代的背景や経済や金融との関わり合いに興味があるのだなととつくづく感じています。

 仕事自体はそこそこに行いたいのですが刻一刻と移り変わるダイアモンドの事情に関しては、それに関わることが苦痛ではないなと感じています。

 ダイアモンドとは工業用、宝飾用、資産用とカテゴリーがありますが、私自身が資産用に携わってきたこともありますが、最近は資産用としてのお話が多く、フィンテックをはじめ投資の資料の希望が多くなってきました。

 ダイアモンドを単純に愛でる時代から過去の資産としてのダイアモンドとの関りを未来へ繋ぐことの楽しみを感じている今日この頃です。



2021年3月4日木曜日

今後の金価格⁉

 金の価格が去年の8月をピークに下がり続けています。勿論、数年前より高価という事もあり街中では金の高騰という名目のもとに地金製品の販売が行われています。

 しかし、一連のこの金価格に対して過去にはなかった現象が起きています。

 そもそも金とは何ぞやという事から考えなければなりませんが、古くより通貨の材料としてという事もあり、長く金本位制というものが続き、金を財産という視点で見てきました。さらに言えば金製品をはじめ携帯電話や半導体にも金が使われてきたという事もあり資産という名目が成り立っていましたがITの進化により事情が少し変わってきたのです。

 実質の金の実用性という事でいえば宝飾品などの限られた物にしか使用がされず、多くの場合は資産の保全という名目で保有されることが多く、大概の人の認識もそのようなものだと思います。

 現実には現代の富裕層にとっては資産としての保有要素としては使い勝手の良いものではないのです。株やその他の投資の確定利益の行き先として考えられていた金の代わり、仮想通貨等の一時的に利益の行き場所として利便性の高いものが他に多く出てきたのです。

 現実に金の価格の下落とともにBit Coin等の暗号通貨の価格が上昇を続けてきました。つまりディスプレーの前で瞬時に利益を動かせる利便性の高い投資対象を考えると金の順列は少し後退をしたといってよいです。

 他のプラチナやパラジュウムなどは水素燃料の電池の媒体などの実用性が備わっており、それ故に実用性を鑑みた価格に推移をすることは十分に考えられます。しかし、それ以上の過去の様な価格になることはないと考えるのが自然だと思います。

 総じて今後は金の価格というものには注視をする必要があり、現状でも高い率を誇っている金は徐々に下落傾向になるのは必然といってもよいのです。勿論熟年層を中心にした金の信者は多くいますのでその傾向にもよると思いますが、時間の問題といってもよいのです。

 


2021年3月1日月曜日

資産としてのダイアモンド⁉

 昨今の株高は決してバブルとは言えないのは実体経済が伴っていないからですが、今後株高が進むなり高値を維持するかというと答えはイエスです。

 先週は債権の長期金利に動きがあり、いったん株の下落がありましたが実質的には実体経済が伴っていないことを考えると金融緩和が維持されることが考えられるです。

 つまり、株高の要因には皮肉なことに実体経済の不調があるといってもよいのでしょう。本来であれば経済指標となるはずの株式市場は実体はカジノ化しているといってもよいのです。それも極めて胴元に有利な状況でです。(ここでいう胴元とは富裕層を指します。)

 このような状況は町中にも起きていて昔から不景気な時のギャンブルといわれ、不況時にはパチンコ業界が活況を呈してきたものです。しかし、これは健康的なこととは言えません。昔からギャンブラーは社会に貢献することはないのです。

 それでは健全な投資とはどのようなものかというと、長期な視線と安全な振り分け、そして地道な積み立てという事です。これは著名な世界の投資家のウォーレン・バフェット氏や日本の武田和平さんが実践してきたことでもあります。そのほかに対象銘柄の将来性という基本に立っています。

 私は長く資産としてのダイアモンドを提唱してきました。勿論一定の条件下の物をという事ですがそれは宝石としての五条件を備えているという事です。

 ダイアモンドというものは前述の投資の条件をほとんど満たしているといってもよいでしょう。換金性は当然ですが、その換金率という事になると長期の目線で見なければなりません。さらに言えば動産という事もあり分散資産としての有利性を持ち、更には価格の上昇より少なくとも自らの積み立てに頼らずとも一定の割合での値上がりがあります。小規模の法人が持つ資産としてはもってこいと言ってもよいでしょう。

 経済状況によってはその値上がり率は短期間になることもあり得ます。さらに言えば法人であれば資産としての計上をするわけですから財務の中での取り扱いとしては非常に利便性の高いものともいえる訳です。

 ただし、マーケットが他の市場に比べると非常に小さいためにその投資を望んでもそのものに出会うにはそれなりのリサーチをしなければなりません。前述の著名投資家のウォーレン・バフェット氏が実は宝石店のオーナーであることはあまり知られていませんが、彼のお店は大粒のダイアモンドを販売することでも米国の富裕層の間では有名な話です。

 ある種の利益の確定要素としてのダイアモンドは安定資産としての価値があるのです。