ダイアモンドと戦争というのは以前から言われていることで敵国からの侵略に機動力のある動産としてのダイアモンドは海外ではあまりにも常識化していますが、日本では島国という事もあり戦争とダイアモンドが関わったという例は第二次世界停戦下の接収ダイアモンドであろうと思われます。
155万個、160カラットを超えるダイアモンドが政府によって接収をされたという歴史が日本にもあります。これは『ダイアモンドを前線へ』というスローガンの元、国によってダイアモンドをかき集められたという事ですがやがて戦争も終わりその本意というものはいまだに公表はされていません。
昭和41年には大蔵省より放出がされ、一部の業者がとてつもなくその恩恵を受けたという事実だけが私の記憶にとどまっているところであります。探ればダイアモンドを基に資金の調達を考えたとも言えますが表向きは武器の製造過程の研磨剤という事になっていました。
現実にはダイアモンドが戦争に関わった我が国でのまれな歴史です。勿論資金の調達のためであることは明白です。
一方では海外諸国では当たり前の事柄で私自身も米国にいた4数年ほど前に出会ったベトナムからの難民の人々がダイアモンドを懐に海を渡ってきて、それを資金に米国で事業を始めたという現実を周りで見ることにより資産としてのダイアモンドを意識するようになったのです。
実際には戦争でなくても災害大国の日本ですからその重要さは私自身が見直さなければところです。東日本大震災の際においても多くの買取業者が現地に赴き、貴金属やダイアモンドの換金のお手伝いをしたという事です。中には不埒な業者も多くいたのですがダイアモンドが換金をされたという事実は事実としてあったのです。
今後日本はかなりの高い確率で地震が来ることを予測されています。私自身あまり真剣にはとらえていなかったのですが週末にそのメカニズムを知る機会があり、:この確率はかなり高いという事を理解しました。それは交通事故に合う確率は十数パーセントであり、火災にあう確率が1パーセントあまりにであることに対してこの30年以内に地震に合う確率が50パーセントを超えているという現実を日本は抱えているという事です。
その際に持ち運びの出来る資産を頭に置かないことかなりのリスクとも言えます。現金や証券更に期えば電子マネー等もインフラが壊滅をした状況では何の役にも立ちません。元といえばそこに食べるための略奪や事件が起きる可能性もあります。
今の日本の現状を考えると換金に関してはかなりのレベルで環境が整ってきています。携帯性を持った資産としてもっと真剣に考えてはどうでしょうか?
勿論災害時だけを考えているわけではなく投資としても大きな候補であることは過去の歴史と世界の常識が証明をしています。
デジタル化だけではなく時代は変わるべきですが、アナログの強さを無視することはできない現実もあるという事です。