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2021年1月14日木曜日

厳しい宝飾業界⁉

 国内のコロナ禍はますます広がる状況にありますが、これは単なる宝飾業界への追い打ちというレベルではないと考えています。

 国内のコロナ対策は政府の対処療法という場当たり的な政策の弊害もあり更なる広がりを続ける状況にあります。コロナを自然災害というものに当てはめれば当然場当たり的な政策では対処ができるはずがありません。歴史に学ばなければならないのです。

 宝飾業界自体のこの政策の犠牲になるものでもありますが、それ以上に考えなければいけないのは 自然災害と同じように歴史に学ばなければなりません。

 コロナに100年前のスペイン風邪があったように宝飾業界も同じような歴史を繰り返しています。

 宝飾業界の歴史は長いのですが近代を見てもビクトリア時代に始まった庶民のジュエリーブームがあり、それ以降にスペイン風邪が流行り、その後バブルを迎え、世界恐慌へと進みジュエリー暗黒の時代を迎えデ・ビアスのダイアモンド・プロモーションが始まる1950年代までの30年間はジュエリーの不毛時代を迎えたのです。

 しかし、世界恐慌の時代でも宝石店がつぶれた話はあまりありませんでした。それは当時の宝石店は富裕層のみを相手にしていたからと言っても良いでしょう。富裕層は何時の時代でも変わらないのです。

 宝石、宝飾品、装飾品とカテゴリーで分けたときにここでいう不毛の対象となったのは宝飾品と装飾品の間のアイテムと言って良いでしょう。

 日本は高度成長からバブルとその後の時代はファッションジュエリーの時代でした。いわゆる宝飾品と装飾品の間に時代が続いたのです。しかし、ここ十数年はこの時代の終わり告げる兆候は間違いなくあったのです。

 そして、このコロナをきっかけに多くのそれらのアイテムを取り扱っていた業者が退場を余儀なくされるです。そして、100年前ほどをなぞるような時代が続く事となるのでしょう。最近のファッションのチープ化も手伝って今後10~30年はとても難しい時代を迎える覚悟しなければならないのです。

 ヒントとしては現在の金融バブルと富裕層がカギになるのでしょう。

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