昨今はすっかりアベノミクスという言葉を聞かなくなりました。アベノミクスとは何だったんだろうか?
安倍首相本人は健康不安もあり、何度も病院に足を運んでおりますが、決して病人を悪く言うつもりもありません。総理大臣として大叔父の佐藤栄作首相を抜いて歴代第一位の総理大臣となったわけですが問題は長さではなく内容だという事は当たり前のことです。
モリカケ問題を始め、様々な話題を振りまいてきた政権ですが、振り返ってみると政策的にも経済的にも何を行ってきたのだろうか?
アベノミクスによる株価上昇というメディアなどの理解もありますが、実際には世界的な金融緩和を背景にしていることで、実際には現在は何の手立てを用いなくても株価がそう大きな動きをしていません。つまり、リーマンショック後の米国の株価対策とたまたま一致をしたわけで、更に経済格差を促しただけであり、日本経済というより国民生活においては全くの誤りであったことは否めません。
更には働き方改革という名目のもとに労働者の身分を不安定なものにして、ここにも格差を助長するような仕組みを社会に植え付け、労働者が簡単に首を切られるような社会構造にしてしまった罪も大きいでしょう。
国債の不節操な発行や税金の株への投資で失われた税金は社会保障にも影をもたらしてります。現状では年金も持たないでしょう。2025年には支給額の減額をしなければ国庫が持たない状況です。
彼が最初に掲げた『美しい国“ニッポン”』は何も目指していたのだろうかと首を傾げる次第でもありますが、拉致問題、北方領土返還問題等々の政権スタート時に掲げた公約は何を果たしてきたのだろうか?
総合的に判断しても昨今のコロナ対策問題一つにしても安倍政権の真価は何処にあったのだろうか?結局長期世間となって各大臣などもまともな人材が殆んどいなく、駒の無い中で誤魔化し誤魔化し運営を行ってきた内閣は結果的には国民に全てのつけを負わして終わりを迎えるのでしょう。
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