立場上、しばらくの間イスラエルの侵攻というかハマスのテロに関して触れずに来ました。
私に関しては長年のダイアモンドビジネスとしての関りのイスラエルと今年から始めたイスラエルワインのビジネスがありますので、関りは決して小さくはないのですが、自身の認識を話してもイスラエル寄りの人間とみられるので、あまり発言はしてこなかったつもりです。
私見として捉えられると思いますが、自国領内で自国民が1000人以上惨殺をされて、報復をしない国家って存在するのでしょうか?
存在しました。
我が国に日本です。
憲法上の問題で報復は出来ないという事になるのでしょう。つまり、自国領で行われたことですから、相手国を攻撃することは防衛という事にはならないので『遺憾に存じます』でしか終われないのです。
平和憲法として世界に誇る日本憲法ですが、拉致問題にも同じことが言えるのでしょう。
自国領内で起きているが問題が外へ持ち出された時点で日本は対処できないわけです。国民を守るべき政府と自衛隊は存在しないのです。つまり、北朝鮮が日本国内でテロを起こし、人質を連れ去り北朝鮮に戻った時点で日本は何もできないのです。
これが日本憲法の実体でしょう。こう考えるとやはり見直す必要があるのかなとも思いますが、日本の政治家から今回の事でその議論は何も出てこないどころか自分達で作った、自分達都合の法律に引っかかってしまうような低レベルの政治家しかいない日本です。
さて、イスラエルですが今回の侵攻の理屈は合っています。しかし、これまでの経緯も考慮しなければなりません。それはパレスチナ側にもいえます。本来は国連なりの場に問題点を提示するという行為無くしてのテロですから言い訳にはなりません。
日本のメディアは相変わらずの偏向報道です。ハマス、アルジャジーラ等の画像ビデオを流しコメントをしている始末です。イスラエル国内での惨殺画像は殆ど流れていませんがどれだけイスラエル国民の怒りを買う所業だったかは日本の殆どの人が見ることはありません。
私自身はイスラエルの友人たちからも流れてくる画像を見ていますので、徹底的にやるべきという気持ちも分からないではありません。
ただ、ハマスにしてもイスラエル最右翼の連中にしても宗教というより自らの私利私欲が見えないわけでもありません。現にハマスのトップ3人の資産は一兆円を超えるといわれています。これはパレスチナの状況を利用して蓄えた資産であり,決して彼らが汗水たらして作ったものではなく、同胞の血を流させることにより作り上げたものです。
一方、イスラエルの右翼の連中にしてもパレスチナの排斥を自らの利益としている連中も多くいます。しかし、れっきとした中東では珍しい民主主義国家ですから、彼らへの批判は決して少ないものではありません。
今後の成り行き次第ではイスラエルの大きなマイナスになることも事実でしょう。
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