ここで触れるダイアモンドとは資産としてのダイアモンドですが、多くの人が描く『ダイアモンドの世界』はゴウジャスで自分たちには縁のない世界という事でしょう。
しかし、実際のダイアモンドのマーケットというのは1億円をアヴェレージにしたダイアモンドがどれ位世界のマーケットで動いているかというと500PCS前後です。つまり、全てを同時にビジネスを行ったとしても500億円ほどのマーケットでしかないのです。
勿論ダイアモンド全体を指せば輸出価格ベースで毎年2兆前後の取引がありますが1億円を平均として資産用となると極めて少ないわけです。
ところがこのマーケットというのは長い間世界的オークションハウスか特殊なダイアモンドディーラーのマーケットで動いてきたわけです。しかし残念ながら日本では不動産神話が根強かったためにあまり広がってはこないというか存在さえ知られることがなく日本でも一部の人の世界でしかなかったわけです。
私自身その業務に長年携わりましたがやはり多くのl場合一部の資産家の間だけの世界でした。しかし、現在のフィンテックによるデジタル資産やその管理においてはあまりにもリスクが高く危うさがあります。
一方、アナログ視差の典型でもあるダイアモンドは多くの場合その管理を管理、監視当局がコントロールするにはあまりにも小さすぎた為に多くの国の税務管理当局は未だに玉虫色の管理をしています。例えば公に有名人の3000万円の婚約指輪の話題が出ても課税をすることができません。
本来厳密にいえば贈与税のかかる高額物品贈与の案件においては状況々々でそれぞれの管轄所において判断をされることになっていますが実際には課税をされた話は聞いたことがありません。
つまり、世界的にも小さなマーケットであるダイアモンドのマーケットのおいてはまだまだ流用性の高いマーケットであるという事です。
これらのことをどう判断をし、運用するかは今後のマーケットの重要なカギとなることになるでしょう。
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